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ボルト・アンペア変換ツール

電圧(V)・電流(A)・電力(W)・抵抗(Ω)の4つの欄のうち、わかっている2つに値を入れると、残りの2つがすぐに出ます。12 V に 2 A 流れると 24 W で、抵抗は 6 Ω です。交流は単相か三相か、力率を選ぶと W や VA・kVA を電流に換算でき、回路図・オームの法則の円・電力の三角形・電圧別の電流バーが同じ値を図で見せます。

最終更新 2026-10-20計算はブラウザ内だけで処理

回路で見る
A 3~ M L1 L2 L3

同じ電力・違う電圧

    よく使う例押すと上のメーターに入ります

      最終更新 2026-10-20入力値は保存しません

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      ワット=ボルト×アンペア: 12 V で 2 A 流れると 24 W です

      電力(W)は電圧(V)と電流(A)をかけた値です。逆に、ワットをボルトで割るとアンペアが、電圧を電流で割ると抵抗(Ω)が求まります。国際単位系(SI)の公式文書は、ワットを毎秒のジュール(J/s)、ボルトをアンペアあたりのワット(W/A)、オームをアンペアあたりのボルト(V/A)と定義しているため、この4つの単位は互いにつながっています。電圧・電流・電力・抵抗のうち2つがわかれば、残りの2つも決まります。

      交流ではもう一段階あります。電圧と電流をかけた値は皮相電力(VA)で、実際に仕事をする有効電力(W)は、これに力率をかけた値です。三相交流では、線間電圧と線電流の積にさらに √3 をかけます。上の変換器は、直流・単相交流・三相交流を選び、4つの欄のうち好きな2つに値を入れると、残りの2つと計算式をすぐに表示します。

      こんなときに使います

      • 充電器やACアダプターの表記をワットで読むとき: 出力が「5 V 2 A」なら 5 × 2 = 10 W です。USB規格団体の USB-IF は、USB PD が 20 V・5 A のケーブルで最大 100 W を送れると説明しているので、ノートPC充電器の「20 V 5 A」は 100 W にあたります。
      • 消費電力から電流を確かめるとき: 1,200 W のドライヤーを 100 V で使うと 12 A 流れます。NITE(製品評価技術基盤機構)の資料は、ヘアドライヤーの消費電力の目安を 600〜1,200 W としています。
      • テーブルタップの上限を確かめるとき: NITE の資料は、タップ本体やパッケージに「接続可能な最大消費電力」(例: 1,500 W)が書かれていて、それを超えると異常発熱の危険があると注意しています。100 V で 1,500 W なら 15 A で、NITE が挙げる例のように合計 2,000 W をつなぐと 20 A です。
      • UPS や発電機の VA・kVA 表示を読むとき: VA はワットではなく皮相電力なので、力率をかけて初めて使えるワット数になります。「1 kVA は何 kW か」という疑問の答えが力率で変わるのはこのためです。
      • 三相の設備やモーターの電流を見るとき: 200 V の三相で 7.5 kW のモーターを力率 0.85 で回すと、線電流は約 25.47 A です。√3 を忘れると、電流を 1.7 倍あまり大きく見積もってしまいます。
      • 電子回路で抵抗や電流を決めるとき: 5 V に 220 Ω をつなぐと約 22.73 mA 流れます。オームの法則の円には、どの式を使ったかも表示されます。

      使い方

      1. 回路の種類を選びます。電池や充電器の出力のように向きが変わらない電気は「直流」、家庭のコンセントは「単相交流」、工場やビルの動力設備は「三相交流」です。電熱器のように力率が 1 の交流負荷は、直流と同じ式で計算されます。
      2. 4つの欄のうち、わかっている値を2つ入れます。欄の右側で単位(mV・V・kV、μA・mA・A・kA、mW・W・kW・MW、mΩ・Ω・kΩ・MΩ、VA・kVA・MVA)を選べます。1,234.5 のように桁区切りのカンマを入れても構いません。
      3. 最後に入れた2つの欄が基準(「入力」)になり、残りの2つは「計算」に変わります。計算欄に新しい値を入れると、その欄が基準になり、いちばん古い基準の欄が計算欄に移ります。
      4. 交流では力率を入れます。空欄のままなら 1 として計算します。交流の W 欄と VA 欄は、力率で結ばれた同じ電力なので、あとから入れたほうの1つだけが基準になります。
      5. 計算式の2行には、どの式にどの数字を入れたかが表示されます。その下の行には、1時間使ったときの電力量(Wh)と、交流の無効電力・位相角が出ます。
      6. 回路図・オームの法則の円(直流)・電力の三角形(交流)・電圧別の電流バーが、同じ値を図で見せます。バーを押すと今の電力をその電圧で使った場合に切り替わり、「よく使う例」を押すとその値がメーターに入ります。

      計算のしかた

      1. 直流: P = V × I と V = I × R の2式から残りが出ます。電圧 12 V、電流 2 A なら P = 12 × 2 = 24 W、R = 12 ÷ 2 = 6 Ω です。電力と抵抗だけがわかっているときは、V = √(P × R)、I = √(P ÷ R) で求めます。
      2. 単相交流: 皮相電力 S = V × I(VA)、有効電力 P = S × 力率(W)、無効電力 Q = S × √(1 − 力率²)(var)です。100 V・15 A・力率 0.9 なら、S = 1,500 VA、P = 1,350 W、Q は約 653.8 var になります。
      3. 三相交流: S = √3 × 線間電圧 × 線電流、P = S × 力率です。200 V で有効電力 10 kW、力率 0.85 なら、S = 10,000 ÷ 0.85 ≈ 11,765 VA で、線電流 = 11,765 ÷ (√3 × 200) ≈ 33.96 A です。Y結線の相電圧は、線間電圧 ÷ √3 ≈ 115.5 V になります。
      4. 単位の接頭辞: μ は100万分の1、m は1,000分の1、k は1,000倍、M は100万倍です。2,000 mA = 2 A、3.52 kW = 3,520 W です。計算欄は数字が 1 以上になる単位を選び、W と VA は 9,999 までそのまま表示して、10,000 から kW・kVA に切り替えます。計算欄の単位を自分で選んだ場合は、その単位を保ちます。
      5. 丸め: 欄と計算式は有効数字6桁、回路図・バー・例の値は有効数字4桁まで表示します。計算式と「よく使う例」は、丸めた値なら「=」ではなく「≈」でつなぎます。

      オームの法則の12の式

      直流で、4つの値のうち2つがわかっているときに使う式は全部で12あります。上の「オームの法則の円」はこの表を円の形に並べたもので、今使った式を濃く塗ります。

      求める値ごとの式(直流、力率 1 の交流も同じ)
      求める値V・I がわかるときP を使うときR を使うとき
      電圧 V—P ÷ I · √(P × R)I × R
      電流 I—P ÷ V · √(P ÷ R)V ÷ R
      電力 PV × I—I² × R · V² ÷ R
      抵抗 RV ÷ IV² ÷ P · P ÷ I²—

      電力別の電流表

      電力 → 電流(直流、または力率 1 の単相交流、有効数字4桁)
      電力12 V100 V200 V
      10 W0.8333 A0.1 A0.05 A
      60 W5 A0.6 A0.3 A
      100 W8.333 A1 A0.5 A
      500 W41.67 A5 A2.5 A
      1,000 W83.33 A10 A5 A
      1,500 W125 A15 A7.5 A
      2,000 W166.7 A20 A10 A
      3,000 W250 A30 A15 A
      三相 200 V: 有効電力 → 線電流(力率別、有効数字4桁)
      有効電力力率 1力率 0.9力率 0.8
      1 kW2.887 A3.208 A3.608 A
      3 kW8.66 A9.623 A10.83 A
      5.5 kW15.88 A17.64 A19.85 A
      7.5 kW21.65 A24.06 A27.06 A
      11 kW31.75 A35.28 A39.69 A
      15 kW43.3 A48.11 A54.13 A
      22 kW63.51 A70.57 A79.39 A

      力率: W と VA が違う理由

      国際電気標準会議(IEC)の用語集は、皮相電力を電圧と電流の実効値の積(S = UI、単位 VA)、有効電力を1周期にわたる瞬時電力の平均(単位 W)と定義しています。力率は、有効電力の絶対値を皮相電力で割った比です。無効電力は皮相電力に位相差の正弦をかけた値(Q = S sin φ)で、単位は VA と同じですが、区別するために var という名前を使います。SIの公式文書も、var を無効電力の単位の特別な名称とし、ボルトアンペアに等しいと説明しています。

      電熱器や白熱電球のように電流と電圧の位相がそろっている負荷は、力率が 1 なので W と VA が同じです。モーターのように位相がずれる負荷は力率が 1 より小さく、同じ仕事をするのに多くの電流が流れます。上の「電力の三角形」の力率カードは、今の値から力率だけを変えたときに、電流や有効電力がどう変わるかを示します。

      kVA → kW(力率別、力率 1 なら kW = kVA)と 100 V 単相の電流
      皮相電力力率 0.9力率 0.8100 V
      0.5 kVA0.45 kW0.4 kW5 A
      1 kVA0.9 kW0.8 kW10 A
      1.5 kVA1.35 kW1.2 kW15 A
      2 kVA1.8 kW1.6 kW20 A
      3 kVA2.7 kW2.4 kW30 A
      5 kVA4.5 kW4 kW50 A

      皮相電力が同じなら電流も同じなので、100 V の電流の列は力率に関係なく同じです。発電機メーカーのカミンズの技術資料は、国際規格 ISO 8528-1 が、メーカーが別に示さない限り発電機の定格を力率 0.8(遅れ)で扱うと説明しています。シュナイダーエレクトリックのホワイトペーパー「Watts and Volt-Amps: Powerful Confusion」は、当時の小型 UPS では W 定格が VA 定格の約 60% であることが業界の事実上の標準だと述べ、1,000 VA の UPS に 900 W の負荷をつなげない場合があると説明しています。UPS や発電機を選ぶときは、VA と W の定格を両方確かめてください。

      国ごとの家庭用電圧と、同じ電力の電流

      日本の電気事業法施行規則(第38条)は、標準電圧 100 V の場合は 101 V の上下 6 V 以内(95〜107 V)、標準電圧 200 V の場合は 202 V の上下 20 V 以内(182〜222 V)に保つよう定めています。したがって、家庭の電圧は「ちょうど 100 V」ではなく、この範囲に入る値です。

      他の国の基準は次のとおりです。スペインの低圧電気規則(RD 842/2002)は、相と中性線の間 230 V、三相の相間 400 V、50 Hz を定めています。英国の電気安全・品質・供給継続規則(ESQCR 2002)第27条は、低圧 230 V と 50 Hz を定めています。インドネシア国営電力会社の規格 SPLN T6.001:2013 は、低圧配電の電圧を 230/400 V としています。米国のバージニア協同普及事業の資料は、米国の家電の大半が 120 V で動き、衣類乾燥機や電気クックトップのような大型家電は 240 V を使うと説明しています。

      1,500 W を使うときの電圧別の電流(力率 1、有効数字4桁)
      電圧使われる場所電流
      100 V日本の家庭15 A
      120 V米国の家庭12.5 A
      200 V日本の標準電圧7.5 A
      230 V英国・スペイン・インドネシアの家庭6.522 A
      240 V米国の大型家電6.25 A

      電圧が低いほど、同じ電力でも電流は大きくなります。電流が大きいと電線や接点での発熱が増えるため、電圧の低い国の機器には、太い電線と大きな定格電流のコンセントが使われます。電圧の違う国で機器を使うときは、この計算とは別に、機器に書かれた定格電圧の範囲をまず確かめてください。

      間違えやすい点

      • mA を A のまま入れる: 充電器の「2000 mA」は 2 A です。単位を A にしたまま 2000 を入れると 1,000 倍の結果になるので、欄の右側で mA を選ぶか、1,000 で割って入れます。
      • 交流の家電で V × A を消費電力と考える: 100 V・15 A は皮相電力 1,500 VA で、力率が 0.9 なら実際の消費電力は 1,350 W です。
      • 三相で √3 を忘れる、または 3 をかける: 200 V の三相で線電流 10 A、力率 1 なら、有効電力は √3 × 200 × 10 ≈ 3,464 W です。200 × 10 = 2,000 W や 3 × 200 × 10 = 6,000 W は誤りです。3 をかけるのは、Y結線で 3 × 相電圧 × 線電流で計算するときだけです。
      • モーターの銘板の kW を入力電力と考える: モーターの銘板にある kW(または馬力)は、定格の電圧・電流・周波数で軸が出す機械出力です。電源から取り込む電力は、これを効率で割った分だけ大きくなるため、実際の線電流はこの変換器の結果より大きくなります。
      • タップの合計消費電力を見落とす: 接続した機器の消費電力を足した合計が、タップに表示された「接続可能な最大消費電力」を超えていないか確かめます。NITE の資料には、1,500 W までのタップに合計 2,160 W、約 2,300 W をつないで発火した事故例が載っています。
      • 充電器の最大電流を、いつも流れる電流と考える: アダプターの「2 A」は出せる最大の電流です。実際の電流は、つないだ機器がどれだけ使うかで決まります。

      限界

      • 交流の計算は、電圧・電流が正弦波で、三相の各相の負荷が等しいと仮定しています。高調波の多い機器や、三相の電流が不平衡な設備では、実際の値と差が出ます。
      • 電線の太さ、ブレーカーやコンセントの容量、安全余裕、電圧降下は計算しません。配線や設備の容量は、電気設備の技術基準と専門家の判断に従ってください。
      • 交流の「インピーダンス |Z|」と三相の「相電圧」は、V と I から求めた参考値です。三相の相電圧と1相あたりのインピーダンスは、Y結線を前提にしています。
      • 1つの欄には、0 より大きく 10億以下の値(選んだ単位で)を入れられます。結果が 10⁻¹² より小さいか 10¹⁵ より大きい場合は計算しません。力率は 0.01 から 1 までです。
      • 入力した値はこの端末のブラウザー内だけで計算し、どこにも送りません。「リンクをコピー」を押すと、入力値がアドレスに含まれます。

      基準: 計算式は SI の定義と IEC の用語定義に従っており、年ごとに変わりません。各国の電圧基準とメーカー・規格の資料は、2026年10月20日に原文で確認しました。

      出典

      よくある質問

      1アンペアは何ワットですか?

      電圧によって変わります。直流または力率が 1 の交流なら、100 V で 1 A は 100 W、200 V なら 200 W、12 V の直流なら 12 W です。モーターのように力率が 1 より小さい交流機器は、100 V・1 A の 100 VA に力率をかけるので、力率 0.9 なら 90 W になります。

      60Wは何アンペアですか?

      電圧で割ります。力率 1 の場合、100 V なら 0.6 A、200 V なら 0.3 A、12 V の直流なら 5 A です。ワットだけではアンペアが決まらず、電圧もあわせて知る必要があります。

      200Wの12Vは何アンペアですか?

      直流なら I = P ÷ V = 200 ÷ 12 ≈ 16.67 A です。この電流が流れ続けても大丈夫かどうかは、電線の太さやヒューズの定格で決まるため、この計算だけでは判断できません。

      1500Wは何アンペアですか?

      力率 1 の場合、100 V なら 15 A、200 V なら 7.5 A です。NITE の資料は、テーブルタップ本体やパッケージに書かれた「接続可能な最大消費電力」(たとえば 1,500 W)を超えて使うと異常発熱の危険があると注意しています。つないだ機器の消費電力の合計を足して確かめてください。

      1kVAは何kWですか?

      1 kVA に力率をかけた値です。力率 1 なら 1 kW、0.9 なら 0.9 kW、0.8 なら 0.8 kW です。発電機は、メーカーが別に示さない限り力率 0.8 を基準に定格を表すという説明(ISO 8528-1)があり、発電機の 1 kVA は 0.8 kW と読むことが多くなります。

      ワットをアンペアに換算する式は何ですか?

      直流は I = P ÷ V、単相交流は I = P ÷ (V × 力率)、三相交流は I = P ÷ (√3 × 線間電圧 × 力率) です。上の変換器は回路の種類を選ぶと式を選んで計算し、計算式に数字を入れて見せます。

      力率がわからないときはどうしますか?

      電熱器や白熱電球のように熱を出す機器は、力率を 1 と考えて構いません。モーターや UPS などは、銘板や取扱説明書の cos φ や PF の値を使い、W と VA の両方が書かれていれば W ÷ VA が力率です。力率の欄を空にすると 1 として計算します。消費電力(W)から電流を求めるとき、実際の力率が 1 より低ければ、実際の電流は結果より大きくなります。

      三相の電力になぜ √3 をかけるのですか?

      三相のY結線では、線間電圧が相電圧の √3 倍だからです。3つの相の皮相電力を足すと 3 × 相電圧 × 線電流になり、相電圧 = 線間電圧 ÷ √3 を入れると √3 × 線間電圧 × 線電流になります。200 V の三相の相電圧は約 115.5 V です。