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為替差益 計算|為替手数料込みの損益計算ツール

元本(または持っているドル)、買うときと売るときの基準レート、銀行が上乗せする為替手数料を入れると、手数料を全部引いた為替差益の損益がすぐに出ます。損益分岐レートと売るレートを目盛りの上で比べ、売るレート別の損益と、現金・窓口・ネットバンキングなど手数料の水準別の損益分岐レートも一緒に表示します。目標利回りを入れると、必要な売却レートを逆算します。

最終更新 2026-10-24計算はブラウザ内だけで処理
計算
金額の基準
例を入れる

基準レートは、銀行が公示するTTM(仲値)など手数料を含まないレートです。為替手数料は銀行が基準レートに上乗せする(買うとき)・差し引く(売るとき)割合で、片道n円の手数料は「n円 ÷ 基準レート」を%にして入れます。たとえば基準レート158.19円で片道1円なら約0.632%です。すでに持っているドルは、金額の基準を外貨に変え、買うときの基準レートに実際に買った平均レートを入れて、買うときの手数料を0にします。例の基準レートは、2026年10月16日に三菱UFJ銀行が公示したTTS 159.19円とTTB 157.19円の中間値158.19円をもとにした例です。

想定損益

    外貨の端数処理、外貨預金の利子と税金、現金の受け取りや送金にかかる費用は含めない計算です。

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    100万円を158.19円で買って162円で売ると、手数料を引いて20,854円が残ります

    為替差益の計算ツールは、円でドルを買ってから円に戻すとき、銀行が上乗せする為替手数料まで引いた損益を計算します。基準レート158.19円のときに100万円をネットバンキングの手数料(片道25銭、0.158%)で換えると、158.44円で6,311.54ドルを買えます。基準レートが162円まで円安になった日に同じ手数料で売ると161.74円が適用され、1,020,854円を受け取って20,854円(2.09%)が残ります。

    同じ取引を、現金両替の手数料(買うとき片道2.80円で1.77%、売るとき片道3.00円で1.90%)で行うと、為替が2.41%動いても12,845円の損失です。手数料の水準によって、元本に戻るレートが158.19円から164.11円まで開くためです。この記事では、どんなときに計算が役立つか、計算方法、TTS・TTB・TTMと手数料の見方、損益分岐レートと目標レート、売るレート別の損益、税金、間違えやすい点と限界を順に説明します。

    為替差益の計算が必要なとき

    外貨預金などでドルを買い、円安になってから円に戻して差益を狙うとき、ニュースで見る為替レートだけで判断すると結果がずれます。銀行はドルを買う側には基準レートに手数料を上乗せし、売る側には差し引くため、レートが少し動いただけでは手数料を取り返せないことが多いからです。

    差益を狙わない場面でも使えます。留学や旅行の資金を先に両替しておくか迷うとき、余ったドルをいま円に戻すといくら損をするかを確かめるとき、損切りするレートの目安を決めるときです。すでに持っているドルは、金額の基準を外貨に変えて実際に買った平均レートを入れると、いま売った場合の損益と元本に戻るレートが出ます。

    計算方法

    1. 元本(両替する円)か、持っている外貨の金額を入れます。
    2. 買うときと売るときの基準レートを入れます。手数料を含まない仲値などのレートを使います。
    3. 買うときと売るときの為替手数料(%)を入れます。買うときの適用レートは基準レート × (1 + 買うときの手数料)、売るときの適用レートは基準レート × (1 − 売るときの手数料)です。
    4. 買ったドルは元本 ÷ 買うときの適用レート、受け取る円は買ったドル × 売るときの適用レートです。
    5. 損益は受け取る円 − 元本、利回りは損益 ÷ 元本です。目標レートの計算では、この式を逆に解いて、目標利回りに必要な売るときの基準レートを求めます。

    損益は三つの部分に分けて見られます。買ったドルに基準レートの変化をかけた「為替変動による分」から、買うときの手数料分と売るときの手数料分を引くと、損益になります。計算結果の行がこの内訳をそのまま表示します。

    内訳(基本例)計算金額
    買ったドル1,000,000 ÷ (158.19 × 1.00158)6,311.54ドル
    為替変動による分6,311.54ドル × (162 − 158.19)+24,047円
    買うときの手数料分(0.158%)6,311.54ドル × 158.19円 × 0.158%−1,578円
    売るときの手数料分(0.158%)6,311.54ドル × 162円 × 0.158%−1,616円
    損益上の三行の合計(円未満の端数処理で1円ずれることがあります)+20,854円

    TTS・TTB・仲値と為替手数料

    銀行が公示する為替レートは一つではありません。仲値(TTM)を中心に、お客様が円を外貨にするときのTTS、外貨を円にするときのTTB、現金の販売・買取レートが別々にあります。三菱UFJ銀行の2026年10月16日10:25公示では、米ドルのTTSは159.19円、TTBは157.19円で、その中間は158.19円でした。TTSとTTBは中間値からちょうど1円ずつ離れており、これが外貨預金の窓口での為替手数料「片道1円」にあたります。

    三菱UFJ銀行 米ドル(2026-10-16)レート中間値との差
    現金販売160.99円+2.80円(+1.77%)
    TTS159.19円+1.00円(+0.63%)
    TTSとTTBの中間値158.19円0
    TTB157.19円−1.00円(−0.63%)
    現金買取155.19円−3.00円(−1.90%)

    同じ銀行の案内では、米ドルの為替手数料(片道)は、インターネットバンキングが25銭、窓口が1円です。このツールの手数料欄には%を入れるので、片道の円額を基準レートで割ります。158.19円の場合、25銭は0.25 ÷ 158.19 = 0.158%、1円は0.632%、現金の2.80円は1.77%です。手数料の水準で、同じ取引の結果がここまで変わります。

    取引画面に適用レートが表示されるなら、そのレートを基準レート欄に入れて手数料を0にしても、同じ結果になります。手数料は銀行、通貨、金額、取引方法によって異なり、キャンペーンで変わることもあります。

    損益分岐レートと目標の売却レート

    損益分岐の基準レートは、買うときの基準レート × (1 + 買うときの手数料) ÷ (1 − 売るときの手数料)です。売るときの基準レートがこの値より高ければ利益が出ます。目標利回りrを出す売却レートは、これに(1 + r)をかけた値です。ツールは二つの値を円の小数第2位で切り上げて表示します。切り捨てて表示すると、そのレートで売ったときに数円足りなくなることがあるためです。

    手数料(買うとき・売るとき同じ)損益分岐レート必要な上昇3%目標5%目標
    1.77%(現金両替・販売側2.80円を往復に当てた例)163.90円3.60%168.81円172.09円
    0.632%(窓口の外貨預金・片道1円)160.21円1.27%165.01円168.22円
    0.316%(手数料の例・片道0.5円相当)159.20円0.63%163.97円167.16円
    0.158%(ネットバンキング・片道25銭)158.70円0.32%163.46円166.63円
    0%(手数料なし)158.19円0.00%162.94円166.10円

    買うときの基準レート158.19円の場合です。手数料が往復で1.77%ずつなら、レートが3.60%上がってようやく元本に戻り、3%の利益を残すには6.71%上がる必要があります。実際の現金両替は売るとき(現金買取)が1.90%なので、買うとき1.77%・売るとき1.90%で計算すると損益分岐は164.11円(3.74%の上昇)です。為替差益は、レートを当てることと同じくらい、手数料を下げられるかで決まります。

    売るレート別の損益

    100万円を158.19円で、手数料0.158%で買ったときに、売るときの基準レートで損益がどう変わるかをまとめました。ツールの計算結果の下にある棒グラフは、いま入れた値で同じ表を描きます。

    売るときの基準レート買ったレート比受け取る円損益利回り
    155.03円−2.00%976,932円−23,068円−2.31%
    158.19円0.00%996,845円−3,155円−0.32%
    158.70円+0.32%(損益分岐)1,000,059円+59円+0.01%
    161.35円+2.00%1,016,758円+16,758円+1.68%
    162.00円+2.41%1,020,854円+20,854円+2.09%
    166.10円+5.00%1,046,690円+46,690円+4.67%

    買ったレートのまま売っても、手数料を二度払うため0.32%の損失です。損益分岐の行の+59円は、レートを小数第2位で切り上げたために生じた数円の余裕です。為替が円安に動くほど、つまりドルが高くなるほど、売って得られる円が増えます。

    税金: 外貨預金の換算差益

    国税庁タックスアンサーNo.1520「金融類似商品と税金」は、金融類似商品の収益に、外貨建預貯金で元本と利子をあらかじめ定めた利率で円または他の外貨に換算して支払うこととされているものの換算差益(外貨投資口座の為替差益など)を挙げています。これらは一律20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、地方税5%)の源泉分離課税で、源泉徴収だけで課税関係が終わり、他の所得と合算した確定申告は不要です。

    同ページは、令和8年度の税制改正で防衛特別所得税が新設され、復興特別所得税の税率が引き下げられて期間も延長されたこと、令和9年以後は両税の合計税率に変更がないことも案内しています。同ページが対象とするのは、換算率があらかじめ決まっている外貨建預貯金の換算差益です。それ以外の外貨預金や外貨の売買で生じる為替差益については、国税庁の案内や税務署でご確認ください。このツールの損益は税引き前の金額です。

    間違えやすい点

    • 仲値だけで計算する場合: ニュースで見るレートで売買できると考えると、手数料の分だけ損益が大きく見えます。現金両替なら往復で約3.7%です。
    • 片道の円額をそのまま入れる場合: 手数料欄は%です。片道1円は1 ÷ 基準レートで約0.632%になり、1%ではありません。
    • 片道の手数料しか入れない場合: 買うときに安くても、売るときに別の手数料がかかります。買うとき・売るときの欄を別々に確認してください。
    • 現金と外貨預金を混ぜる場合: 現金の販売・買取レートは、TTS・TTBより差が広くなります。預金で持つか、現金で引き出すかで手数料が変わります。
    • 適用レートにもう一度手数料を入れる場合: 画面に出ているTTSやTTBを基準レート欄に入れたなら、すでに手数料が含まれているので手数料は0にします。
    • 円高・円安の向きを取り違える場合: 円で買ったドルは、円安(円/ドルの数字が大きくなる)で売ると差益が出ます。円高に動くと、手数料を払う前から損失です。

    限界

    • 為替レートと手数料は入力した値で計算し、リアルタイムのレートは取得しません。
    • 外貨の端数処理や、現金の受け取り時の最小単位による端数は含めません。
    • 外貨預金の利子と税金、送金手数料、現金の受け取り手数料は含めません。
    • 一度買って一度売る取引だけを計算します。複数回に分けて買った場合は、平均レートを入れてください。
    • 金額は円未満を四捨五入して表示し、円換算で1兆円を超える金額は計算しません。

    基準日 この記事のレートは、2026-10-17に確認した三菱UFJ銀行の外国為替公示相場(2026/10/16 10:25時点)と、同行の為替手数料案内です。税金は同日に確認した国税庁タックスアンサーNo.1520(令和8年4月1日現在の法令等)です。例で使う売却レート(162円、160円)は計算のための仮定であり、予想ではありません。

    出典

    よくある質問

    為替差益はどう計算しますか?

    元本 ÷ (買うときの基準レート × (1 + 買うときの手数料))で買ったドルを求め、買ったドル × 売るときの基準レート × (1 − 売るときの手数料)で受け取る円を出して元本を引きます。100万円を基準レート158.19円、手数料0.158%(ネットバンキング片道25銭相当)で買い、162円で同じ手数料で売ると、6,311.54ドルを買って1,020,854円を受け取るため、20,854円(2.09%)が残ります。

    損益分岐レートはどう求めますか?

    買うときの基準レート × (1 + 買うときの手数料) ÷ (1 − 売るときの手数料)です。158.19円に0.158%ずつなら158.70円で、0.32%上がれば元本に戻ります。現金両替で買うとき1.77%・売るとき1.90%なら164.11円で、3.74%上がる必要があります。ツールはこの値を小数第2位で切り上げて表示します。

    TTS・TTBと仲値はどう違いますか?

    銀行が円を外貨に換えるときのレートがTTS、外貨を円に換えるときのレートがTTBで、どちらも手数料を含みます。三菱UFJ銀行の2026年10月16日10:25公示では、米ドルはTTSが159.19円、TTBが157.19円で、中間は158.19円でした。同じ公示で現金販売は160.99円、現金買取は155.19円でした。

    片道n円の手数料は何%になりますか?

    片道の円額を基準レートで割ります。三菱UFJ銀行の米ドルの為替手数料(片道)は、インターネットバンキングが25銭、窓口が1円なので、158.19円では0.25 ÷ 158.19 = 0.158%、1 ÷ 158.19 = 0.632%です。現金販売160.99円との差2.80円は1.77%、現金買取155.19円との差3.00円は1.90%にあたります。

    円安なのに損をするのはなぜですか?

    為替の上昇分より、買うときと売るときの手数料のほうが大きいからです。100万円を158.19円で買って160円で売ると、基準レートは1.14%動きますが、現金両替(買うとき1.77%・売るとき1.90%)では25,032円の損失です。0.158%ずつなら8,251円の利益になります。

    すでに持っているドルの損益も見られますか?

    金額の基準を外貨に変え、持っているドル、実際に買った平均レート、買うときの手数料0を入れます。162円で買った5,000ドル(使った円は810,000円)を、基準レート158.19円に手数料0.158%で売ると、789,700円を受け取って20,300円の損失です。元本に戻る基準レートは162.26円です。

    目標利回りに合う売却レートは求められますか?

    計算を「目標レート」に切り替えて、目標利回りを入れます。158.19円で買ったドルで3%を出すには、手数料がなければ162.94円、0.158%ずつなら163.46円、現金両替(買うとき1.77%・売るとき1.90%)なら169.04円以上で売る必要があります。

    外貨預金の為替差益に税金はかかりますか?

    国税庁のタックスアンサーNo.1520は、外貨建預貯金で元本と利子をあらかじめ定めた利率で円または他の外貨に換算して支払うこととされているものの換算差益を、金融類似商品として20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、地方税5%)の源泉分離課税とし、確定申告は不要と案内しています。同ページが対象とするのは換算率があらかじめ決まっている商品で、それ以外の外貨預金や外貨の売買の為替差益については国税庁の案内や税務署で確認してください。このツールの損益は税引き前です。