風速冷却(体感温度)計算ツール
左に気温と風速を入力すると、右に風を反映した体感温度と実温との差、体感の目安がすぐに表示されます。
入力
気温と風速を入力すると体感温度が自動で計算されます。
結果
- 実際の気温
- —
- 体感の目安
- —
- 風が下げた温度
- —
- 標準式の適用範囲
- —
体感温度は標準の風速冷却式(カナダ気象局JAG/TI式、摂氏・m/s換算)による推定値です。日射、湿度、服装、濡れ、体調などは式に含まれないため、外出判断ではあくまで目安として使ってください。
すぐ使える形で。
- すぐ見える画面入力場所と結果の場所をはっきり分けます。
- 結果を先に大事な数字を先に出し、過程は必要な分だけ見せます。
- 求めるものを減らす登録や余計な入力なしで使えるようにします。
体感温度(風速冷却)を数字で読み解く
風速冷却計算ツールは、気温と風速を入力して、風によって体が感じる体感温度を計算します。同じ気温-10℃でも風が強いと、露出した顔や手から熱がより速く奪われ、実際よりずっと寒く感じます。その度合いを温度のように読めるように数値化したものが体感温度です。
表示される体感温度は、実際の空気の温度が変わるという意味ではなく、体感を読み解くための推定値です。このページはカナダ気象局(MSC)が定めるJAG/TI式(標準の風速冷却式)を使用しており、日射・湿度・服装・体調などの条件は式に含まれないため、外出判断ではあくまで目安として使ってください。
体感温度は風まで反映した寒さの指標です
風速冷却(体感温度)は、実際の気温が同じでも風が強いほど露出した肌から熱が速く奪われ、「より寒く感じる」度合いを温度のように示した値です。冬の外出、屋外作業、ランニングや自転車、登山・スキーの準備で、気温だけでは見落としがちな寒さのリスクを一緒に示してくれます。
計算ツールの使い方
左側の気温と風速を入力するだけで、計算ボタンを押さずに右側の結果がすぐに更新されます。
- 気温を摂氏(°C)で入力します。氷点下は先頭にマイナス(-)を付けます。
- 風速をm/s(メートル毎秒)で入力します。天気予報の風速はそのままm/sで入力できます。
- 例のチップ(春の風・冬の外出・寒波・強い寒波・危険域)でよくある組み合わせを一度に入力できます。
- 結果は体感温度だけでなく、実温との差と体感の目安も合わせて読みます。
気温と風速、2つの入力値
両方の値が揃って初めて体感温度が計算されます。片方が空欄のときは結果は中立の状態のままです。
- 気温:実際の空気の温度(°C)。入力範囲は-50°C〜50°Cです。
- 風速:地表付近の風の速さ(m/s)。入力範囲は0〜60m/sです。
- 標準式が最も当てはまるのは気温10°C以下、風速1.4m/s以上の条件です。
- 風速1.4m/s未満(おおむね風速5km/h未満)は風の影響が小さいとみなし、体感温度を実際の気温と同じ値で表示します。
風速冷却の計算式
カナダ気象局(MSC)が定めるJAG/TI式(標準の風速冷却式)をそのまま使用します。摂氏気温Tと、m/sの風速Vを内部でkm/hに換算した値で体感温度Wを求めます。
- 体感温度 W = 13.12 + 0.6215T − 11.37×(V×3.6)^0.16 + 0.3965×T×(V×3.6)^0.16
- T = 摂氏気温、V = 風速(m/s)。V×3.6でkm/hに換算してから式に代入します。
- 風速1.4m/s未満:W = T(風の影響を除く)
- 結果は小数点第1位に四捨五入して表示します。俗に「風速1m/sで体感温度が約1℃下がる」と言われますが、実際の式は非線形で、風速や気温によって下がり方は一定ではありません。
計算例で見る:気温-10℃、風速14m/s
寒波の例のチップは気温-10℃と風速14m/s(≈風速50km/h)を入力します。式に代入すると体感温度は約-21.8℃となり、実際の気温より11.8℃低く感じる「非常に寒い」区分です。これは温度計が-21.8℃になるという意味ではなく、風のために肌がそれだけ寒い空気にさらされているのと同じ速さで熱を失う、という意味です。
- 気温
- -10℃
- 風速
- 14m/s
- 体感温度
- -21.8℃
- 実温との差
- -11.8℃
- 体感
- 非常に寒い
4つの結果を分けて読みます
同じ画面で以下の値を一緒に見ると、風の影響を正確に判断できます。
- 体感温度:風まで考慮して体が感じる寒さを温度で表した値です。
- 実温との差:風が体感温度をどれだけ引き下げたか(通常はマイナス)を示します。
- 体感の目安:快適・やや寒い・寒い・非常に寒い・危険域という言葉で言い換えます。
- 標準式の適用範囲:気温10°C以下・風速1.4m/s以上であれば「標準式の範囲内」、それ以外は「目安(範囲外)」と表示します。
体感の目安の区分基準
体感温度の値に応じて次のように区分します。数値だけで感覚がつかみにくいときは、先に目安の言葉を確認しても構いません。
- 10℃以上:快適
- 0℃〜10℃:やや寒い
- -10℃〜0℃:寒い
- -25℃〜-10℃:非常に寒い(凍傷に注意)
- -25℃未満:危険域(短時間の露出でも危険)
標準範囲を外れる場合は目安として読みます
気温が10℃より高い、または風速が1.4m/sより弱い場合、標準の風速冷却式が想定する状況から外れます。暖かく湿度の高い日の体感は暑さ指数(熱中症警戒指数など)の方が適しており、風がほとんどない寒さでは実際の気温の方が実態に近くなります。ツールは値を計算して表示しますが「目安(範囲外)」と示すので、外出判断では余裕を持って読んでください。
よくある間違い
結果を読み違えやすい代表的なケースを事前に確認しておきましょう。
- 風速の勘違い:天気予報で「最大瞬間風速」を平均風速と混同すると、実際より強い体感を想定してしまいます。まずは平均風速で見て、瞬間風速は参考として比べましょう。
- 暖かい日の誤用:夏の暑さや湿度には風速冷却ではなく暑さ指数(WBGT)を確認します。
- 瞬間最大風速だけを入力:山道・海沿い・橋の上でない限り、まずは平均風速で判断するのが基本です。
- 体感温度を実際の気温と勘違いする:温度計がその値になるのではなく、「それだけ寒く感じる」という意味です。
外出前チェックリスト
計算結果と合わせて以下を確認すると、より安全に判断できます。
- 体感の目安が「非常に寒い・危険域」なら、屋外にいる時間を減らし防寒装備を整えます。
- 濡れた服や汗は熱の喪失を早めるため、できるだけ乾いた状態を保ちます。
- 子ども・高齢者・持病がある人は、同じ体感温度でもリスクがより大きくなります。
- 低温注意報や強風・暴風警報が出ている場合は、計算値より気象庁の発表を優先します。
風速冷却(体感温度)計算のよくある質問
風速が1.4m/s未満だとなぜ実際の気温と同じ値になりますか?
風がほとんどない状態では、肌から熱が奪われる速さが標準の風速冷却式が想定するほど大きくなりません。そのため風速1.4m/s未満(おおむね風速5km/h未満)では体感温度を実際の気温と同じ値で表示し、風の影響が小さい状態として扱います。
気温が10℃より高くても計算できますか?
入力自体はできますが、標準式の範囲外の目安として扱われます。風速冷却式は寒い日に風でより寒く感じる状況を扱うためのもので、暖かく湿度の高い日の体感は暑さ指数など別の指標の方が適しています。
体感温度-21.8℃は実際の気温がそこまで下がったという意味ですか?
いいえ。実際の空気の温度は入力した気温のままです。-21.8℃は、風によって露出した肌がその程度の寒い空気にさらされているのと同じ速さで熱を失う、という意味に近いものです。
天気予報の風速はそのまま入力できますか?
はい。この計算ツールはm/sを使用するため、天気予報のm/s表示の風速をそのまま入力できます。km/hで表示されている場合は3.6で割ってm/sに換算してから入力してください。
平均風速と最大瞬間風速のどちらを入力すればよいですか?
通常の外出準備であれば、まず平均風速を入力します。ただし山道・海沿い・橋の上など突風が多い場所では瞬間的により強い風が吹くことがあるため、安全側に見るなら最大瞬間風速でも一度比較してみてください。
日射や湿度、服装も計算に含まれますか?
含まれません。この計算ツールは気温と風速だけで体感温度を求めます。日射が強いと体感は和らぐことがあり、濡れた服や体調によってはより危険になることもあるため、結果は外出前の点検用の目安として使ってください。
基準確認日:2026-07-16。標準の風速冷却式(カナダ気象局JAG/TI式、摂氏・m/s換算)を使用しており、体感温度は外出判断の参考用の推定値です。