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得点圏打率計算機

得点圏の安打を得点圏の打数で割ると得点圏打率が出ます。2026年MLBのShohei Ohtani(LAD)は得点圏107打数30安打で .280、得点圏以外の .274より6厘高いだけで、107打数では運だけでも出る差でした。

最終更新 2026-10-23計算はブラウザ内だけで処理
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得点圏の天秤

打順表行を選ぶと判定盤と天秤がその打者に切り替わります · 最大10人

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    得点圏打率は、二塁か三塁に走者がいるときの打率です

    得点圏打率は得点圏の安打 ÷ 得点圏の打数で計算します。得点圏とは二塁か三塁に走者が1人でもいる状況で、単打1本で走者が本塁に還れる位置を指します。走者が一塁だけのとき、または走者がいないときは得点圏ではありません。

    2026年MLBレギュラーシーズンのShohei Ohtani(LAD)は、得点圏で107打数30安打、得点圏打率 .280(2割8分)でした。シーズン成績(523打数144安打)から得点圏を除くと、得点圏以外は416打数114安打で .274です。得点圏のほうが6厘高いものの、得点圏107打数という標本では、実力が同じでも運だけで .179〜.369(95%)が出うるため、この差は運の幅の内側にあります。一方、Yandy Díaz(TB)は得点圏で119打数44安打の .370。得点圏以外の .275から9分5厘も高く、運の幅(95%)の外側に出ました。

    得点圏打率を別に見る理由

    得点圏打率は、中継や記事で「チャンスに強い打者」を語るときにいちばんよく使われる数字です。ただし得点圏の打数はシーズン打数の4分の1前後しかなく、数字が大きく揺れます。そのためこの計算機は、得点圏打率とあわせて、その差が運の幅の内側か外側かを示します。

    • 中継で聞いた数字を確かめるとき: 「得点圏打率4割」が何打数での記録か、得点圏以外ではいくつだったかを一緒に見れば、その打者が本当にチャンスで変わったのかを見極められます。
    • 草野球や学校のチームで打順を考えるとき: 選手の記録を打順表に入れると、打者ごとの得点圏打率とチーム合計が1画面に出ます。得点圏15打数前後では安打1本で6分以上動くこともすぐ分かります。
    • ファンタジー野球や記録の議論で2人を比べるとき: 2人の得点圏打率の差が安打何本ぶんか、同じ差が何打数続けば運とは言いにくくなるかを、数字で話せます。
    • リーグの基準と比べるとき: 2026年レギュラーシーズンのNPB・MLB・KBOの規定打席到達者の得点圏打率の分布に今の成績を重ね、何位あたりかを確かめます。

    使い方

    1. 打順表の1行目に名前と得点圏打数・得点圏安打を入れます。たとえばKBO記録室の選手ページにある「状況別」タブで、走者状況の表の「得点圏」の行を写せば入力できます。
    2. 得点圏以外と比べるにはシーズン打数・シーズン安打も入れます。空にすると、上で選んだリーグの2026年リーグ打率と比べます。
    3. 上の判定盤で、得点圏打率と割分厘、得点圏以外・シーズンの打率、差と判定を見ます。天秤では、灰色の帯(運だけで出る範囲)の中に得点圏の印(◆)があるかを確かめます。
    4. 「打者を追加」で最大10人まで入れられ、行ごとにダンベルの図(○ 得点圏以外 → ◆ 得点圏)が付き、2人以上ならいちばん下にチーム合計が出ます。行番号や合計のボタンを押すと、判定盤がその行に切り替わります。
    5. 「表をコピー」はスプレッドシートにそのまま貼れる表を、「リンクをコピー」は同じ打順表をもう一度開けるアドレスをコピーします。

    計算方法

    得点圏になる走者状況

    走者状況は8通りで、そのうち二塁か三塁が埋まっている6通りが得点圏です。KBO記録室の走者状況の表でも、「得点圏」の行は下の6行を合計した値です。2026年のKoo Ja Wook(Samsung)の得点圏133打数は、二塁40・三塁9・一二塁41・一三塁15・二三塁12・満塁16打数の合計です。

    走者状況得点圏理由
    走者なし対象外生還できる走者がいない
    一塁対象外一塁の走者は、たいてい長打が出ないと生還できない
    二塁得点圏単打で本塁に還れる
    三塁得点圏単打や外野フライでも得点できる
    一・二塁得点圏二塁に走者
    一・三塁得点圏三塁に走者
    二・三塁得点圏二塁・三塁に走者
    満塁得点圏二塁・三塁に走者

    計算式

    1. 得点圏打率 = 得点圏の安打 ÷ 得点圏の打数。打数には四球・死球・犠打・犠飛を入れません。得点圏の打席が150でも、四球20と犠飛5があれば、得点圏の打数はその分だけ少なくなります。
    2. 得点圏以外の打率 = (シーズン安打 − 得点圏安打) ÷ (シーズン打数 − 得点圏打数)。シーズン打率には得点圏の成績がすでに混ざっているため、得点圏で変わったかどうかは得点圏以外と比べるほうが正確です。
    3. 差 = 得点圏打率 − 得点圏以外の打率。画面では、小数第3位に丸めた2つの値の差を表示します。
    4. 運の幅: 2つの打率の本当の実力が同じだとしたとき、差が偶然に揺れる大きさ(標準誤差)は √(p × (1 − p) × (1 ÷ 得点圏打数 + 1 ÷ 得点圏以外の打数)) です。p はシーズン打率です。差が標準誤差の1倍以内なら68%の範囲、1.96倍以内なら95%の範囲の内側とみなします。シーズン成績がないときは、リーグ打率を p として √(p × (1 − p) ÷ 得点圏打数) を使います。
    5. 95%の外側になる得点圏打数 = 1.96² × p × (1 − p) × (1 + 得点圏打数 ÷ 得点圏以外の打数) ÷ 差²。今と同じ比率で打数が増え、差がそのままだとしたときの値です。

    割分厘で読む

    打率は、小数第1位を割、第2位を分、第3位を厘、第4位を毛と読みます。.414は4割1分4厘、.305は0の位を飛ばして3割5厘です。得点圏133打数なら、安打1本は 1 ÷ 133 = .0075、つまり7厘5毛だけ打率を動かします。

    2026年MLB 5人の得点圏打率

    MLB公式統計(Stats API)の得点圏の成績とシーズン成績から計算しました。順位は、規定打席(502打席)に達した135人の中での得点圏打率の順位です。

    打者得点圏得点圏以外シーズン差判定順位
    Shohei Ohtani (LAD).280 (107打数30安打).274 (416打数114安打).275 (523打数144安打)+.00668%の内側58位
    Jung Hoo Lee (SF).274 (113打数31安打).277 (426打数118安打).276 (539打数149安打)−.00368%の内側61位
    Seiya Suzuki (CHC).213 (160打数34安打).294 (385打数113安打).270 (545打数147安打)−.08195%の内側(z −1.94、境界に近い)116位
    Yandy Díaz (TB).370 (119打数44安打).275 (495打数136安打).293 (614打数180安打)+.09595%の外側(z 2.04)1位
    Freddie Freeman (LAD).281 (139打数39安打).291 (440打数128安打).288 (579打数167安打)−.01068%の内側57位
    5人の合計.279 (638打数178安打).282 (2,162打数609安打).281 (2,800打数787安打)−.00368%の内側—

    Ohtaniの95%の範囲は .179〜.369で、得点圏以外の打率で打っていたら得点圏の安打は約29本のところ、実際は30本でした。得点圏の安打1本は ±.0093(9厘3毛)にあたります。Seiya Suzukiは得点圏以外の打率どおりなら安打は約47本でしたが、実際は34本でした。同じ差が続けば、得点圏164打数から95%の外側になります。Yandy Díazは期待される約33本に対して実際は44本で、135人中1位です。5人を合計すると、得点圏 .279、得点圏以外 .282で、差はほぼ消えます。

    得点圏の打数が少ないと、どれだけ揺れるか

    打率 .270の打者が実力どおりに打っても、得点圏の打数が少ないと、得点圏打率は下の範囲で偶然に上下します(95%の範囲、リーグ打率を基準にした式)。

    得点圏の打数運だけで出る範囲安打1本の重みこんなケース
    20.270 ± .195.050 (5分)草野球の1シーズン
    50.270 ± .123.020 (2分)プロの主力のシーズン3分の1ほど
    100.270 ± .087.010 (1分)主力打者の1シーズンにやや届かない
    150.270 ± .071.0067 (6厘7毛)中軸打者の1シーズン
    300.270 ± .050.0033 (3厘3毛)2シーズンちょっと
    600.270 ± .036.0017 (1厘7毛)4シーズン以上

    FanGraphsは、打率が実力をある程度示すには910打数ほど必要だという研究を紹介しています。2026年MLBの規定打席到達者135人の得点圏打数の中央値は125打数で、その7分の1にも届きません。実際、この135人の得点圏打率は標準偏差 .049で散らばっていましたが、どの打者も得点圏以外の打率のままだとして運だけを入れて計算した散らばりも .039でした。得点圏打率がシーズン打率(標準偏差 .026)よりずっと大きくばらつく理由の大部分は、標本の小ささです。

    リーグ全体で見ると得点圏打率が少し高い理由

    2026年MLB 30球団を合計すると、得点圏打率は39,390打数9,941安打で .252、得点圏以外は123,939打数29,908安打で .241です。得点圏のほうが1分1厘高くなっています。ところが犠飛は三塁に走者がいないと出ないので、1,298本すべてが得点圏で生まれており、犠飛は打数に入りません。この1,298本を凡退の打数として入れて計算し直すと、得点圏打率は .244になり、得点圏以外の .241とほぼ同じになります。2025年も .255対 .242で、犠飛1,307本を入れると .246になります。

    KBOとNPBはリーグ全体の得点圏打数が公開されていないため、規定打席到達者で同じ傾向を確かめました。2026年は、KBOの規定打席到達者49人のうち37人、NPBの45人のうち30人、MLBの135人のうち80人で、得点圏打率がシーズン打率より高くなりました。中央値は、KBOが得点圏 .313・シーズン .288、NPBが .286・.271、MLBが .267・.258です。得点圏打率がシーズン打率より少し高いのはよくあることで、それだけでチャンスに強いとは言いにくいのです。

    間違いやすいケース

    • 打席で割ってしまう: 得点圏打率の分母は得点圏の打席ではなく、得点圏の打数です。四球・死球・犠打・犠飛は除きます。
    • 犠飛を凡退の打数として数える: 犠飛は打点にはなっても打数ではありません。打数に入れると、得点圏打率が記録室の値より低く出ます。
    • 走者が一塁だけの場面を入れる: 一塁だけなら得点圏ではありません。逆に、一・三塁と満塁は得点圏です。
    • シーズン打率とそのまま比べる: シーズン打率には得点圏の成績が混ざっているので、差が実際より小さく見えます。Koo Ja Wook(Samsung)はシーズンとの差が +.043ですが、得点圏以外との差は +.062です。
    • 得点圏打点を得点圏打率の代わりにする: 得点圏打点は、前の打者がどれだけ出塁していたかに大きく左右されます。打率と打点は別に見る必要があります。
    • チームの得点圏打率を選手の打率の平均で出す: チーム合計は、選手の得点圏打数と安打を先に合計してから割ります。打順表の合計行はそう計算しています。
    • 1シーズンの得点圏打率で「勝負強さ」を決めつける: FanGraphsは、重要な場面の成績を測るClutch指標について、過去はよく説明しても将来を予測する力はほとんどないと説明しています。複数のシーズンを合わせても差が残るかを見る必要があります。

    限界

    • 運の幅は、打席の結果が互いに独立で、得点圏の内と外で本当の実力が同じだという仮定で計算した近似値です。相手投手、アウトカウント、点差、球場、守備位置の変化は反映していません。
    • 「95%の外側」は、運だけでは珍しい差だという意味であって、その差が実力だという証明ではありません。規定打席到達者が45人(NPB)いれば、実力に差がなくても2〜3人は95%の外側に出ることがあります。
    • リーグ比較の値は2026年レギュラーシーズンの最終成績で、ポストシーズンは入れていません。NPBのリーグ打率は、セ・リーグの投手打席を除いた合計で計算しました。
    • KBOとNPBはリーグ全体の得点圏打数が公開されていないため、リーグ比較は規定打席到達者の公式の得点圏打率(小数第3位)だけで行います。順位も、その見えている値どうしで比べます。
    • 例と同じ名前・同じ得点圏打率を入れると、順位を数えるときにその打者本人は除いて数えます。
    • 入力した値はサーバーに送らず、このブラウザの中だけで計算します。値を直したときや「リンクをコピー」を押したときだけ、アドレスに打順表が入り、別に保存はしません。

    基準日 得点圏の定義と打数のルールは、2026-10-23にBaseball-Reference BullpenとMLB公式用語集の原文で確認しました。リーグ比較と例の記録は、同じ日にKBO記録室、MLB公式統計(Stats API)、スポーツナビの2026年レギュラーシーズンの記録で計算しました。

    出典

    よくある質問

    得点圏打率はどう計算しますか?

    得点圏の安打を得点圏の打数で割ります。得点圏133打数55安打なら 55 ÷ 133 = .414、割分厘では4割1分4厘です。分母は打席ではなく打数なので、得点圏での四球・死球・犠打・犠飛は除いて数えます。

    一・三塁や満塁も得点圏ですか?

    はい。二塁か三塁に走者が1人でもいれば得点圏です。走者状況8通りのうち、二塁、三塁、一・二塁、一・三塁、二・三塁、満塁の6通りが得点圏で、走者なしと一塁だけの状況は得点圏ではありません。

    得点圏で打った犠飛は打数に入りますか?

    入りません。犠飛は打点として記録されますが打数ではないので、得点圏打率の分母から外れます。犠飛は三塁に走者がいないと出ないため、すべて得点圏で生まれます。これがリーグ全体の得点圏打率が少し高く出る大きな理由です。

    得点圏打率がシーズン打率より高ければ勝負強い打者ですか?

    それだけでは判断しにくいです。2026年のNPBでは規定打席到達者45人のうち30人、KBOでは49人のうち37人が、得点圏打率がシーズン打率より高くなりました。得点圏以外の打率と比べ、その差が得点圏の打数に対して運の幅の内側かを確かめる必要があります。FanGraphsも、重要な場面の成績を測るClutch指標は将来を予測する力がほとんどないと説明しています。

    得点圏打率はいくつなら良いほうですか?

    2026年レギュラーシーズンの規定打席到達者の得点圏打率の中央値は、NPBが .286、KBOが .313、MLBが .267です。リーグごとに打率の水準が違うため、同じリーグの中央値と比べるほうが正確で、計算機は選んだリーグの規定打席到達者の中での順位も表示します。

    なぜリーグ全体では得点圏打率がシーズン打率より高いのですか?

    犠飛が打数から外れるためです。2026年MLBの得点圏打率は .252、得点圏以外は .241でしたが、得点圏でしか出ない犠飛1,298本を凡退の打数として入れると、得点圏打率は .244になり、差はほぼ消えます。

    得点圏の打数がいくつあれば信頼できますか?

    決まった基準はありませんが、標本が小さいほど大きく揺れます。打率 .270の打者でも、得点圏100打数なら運だけで ±.087、50打数なら ±.123の範囲で上下します。FanGraphsは、打率が実力をある程度示すには910打数ほど必要だという研究を紹介しています。

    チームの得点圏打率はどう出しますか?

    選手の得点圏打数と得点圏安打を先にすべて合計してから割ります。選手の得点圏打率を平均すると、打数の少ない選手の比重が大きくなって誤りになります。打順表に2人以上入れると、合計行がこの方法で計算します。