RCは、打者1人の成績だけで見積もる得点への貢献です
RC(Runs Created、得点創出)はビル・ジェームズが考案した攻撃指標で、出塁(A) × 進塁(B) ÷ 機会(C)で計算します。打点や得点は前後の打者によって積み上がる量が変わりますが、RCはその打者自身の安打・四球・塁打・盗塁といった成績だけを使い、チームの得点のうち何点を作ったかを見積もります。RC27はRCを「アウト27個あたりの得点」に直した値で、その打者を9人並べた打線が1試合(27アウト)で挙げる得点として読めます。
2026年のMLBレギュラーシーズンで、ヒューストン・アストロズのYordan Alvarezの成績(打数567・安打179・二塁打34・三塁打1・本塁打42・四球109・うち敬遠33・死球11・犠飛5・盗塁1・併殺打7)をBaseball-Referenceが使う技術式に入れると、RC 154.8、RC27 10.45になります。規定打席に達したMLB打者135人の中でRCもRC27も1位で、同じ機会(692)のMLB平均打者(80.8)より得点を74.0点多く作った計算です。Alvarez 9人の打線は27アウトで10.45点。これは2026年のMLBで27アウトあたりの得点が最も多かったシカゴ・カブス(5.27点)の1.98倍にあたります。
RCを見る理由
打率・本塁打・打点は、攻撃の一部しか見ていないか、他の打者の働きが混ざった数字です。RCは次のような疑問に、得点という1つの単位で答えます。
- 打点・得点ではなく自分の成績で貢献を見たいとき: 打点は前の打者が塁に出ていないと、得点は後ろの打者が打たないと増えません。RCはその打者の成績だけを使うので、打順やチームが違っても同じ物差しで比べられます。
- 出塁型と長打型を1つの数字で比べたいとき: 2026年のChandler Simpson(タンパベイ・レイズ)は打率.306で盗塁も46個ありましたが、本塁打は0本、四球は26個で、RCは71.3でした。Alvarez(154.8)の半分にも届きません。打率だけでは見えない差が、得点の量として出ます。
- 草野球の記録を整理したいとき: 試合数が少ないチームでも、打数・安打・四球があれば計算できます。RC27にすれば出場数が違う選手同士を比べられ、プロチームの27アウトあたりの得点と並べて見ることもできます。
- チームの得点を見積もりたいとき: チーム全体の記録から計算したRCは、実際の得点に近い値になります。2026年のMLB30チームの合計で計算した技術式のRCは21,463.6点で、実際の得点21,769点より1.4%少ない程度でした。
使い方
- 比較するリーグ(KBOまたはMLB)を選びます。リーグ平均、規定打席の順位、チームの棒グラフが、そのリーグの2026年レギュラーシーズンの記録に切り替わります。
- 成績欄にシーズンの記録を入力します。安打には二塁打・三塁打・本塁打を含む全安打を、四球には敬遠を含む全四球を入れます。空欄は0として計算し、打席とアウト(RC27の分母)は自動で入ります。
- 結果で、RCとRC27、出塁(A)・進塁(B)・機会(C)の計算内訳、同じ機会のリーグ平均打者との差を確認します。
- 「式を選ぶ」で技術式・盗塁式・基本式の値を見比べ、選んだ式で平面・棒グラフ・順位を見直します。
- 平面では長方形の面積(機会あたりRC)をリーグ平均の長方形や規定打席の打者の点と比べ、棒グラフでは、この打者9人の打線がリーグのチームの中でどこに入るかを見ます。「例」ボタンで、RC1位・盗塁1位の打者、草野球1シーズン、2004年のバリー・ボンズを読み込めます。結果コピーとリンクコピーで同じ計算をあとから開き直せます。
計算方法
3つの式はどれも RC = A × B ÷ C の形です。Aは走者として出た回数(出塁)、Bは走者を進めた距離(進塁)、Cは機会です。式ごとに使う記録だけが違います。
| 式 | A 出塁 | B 進塁 | C 機会 |
|---|---|---|---|
| 技術式 (Baseball-Referenceの標準) | 安打 + 四球 − 盗塁死 + 死球 − 併殺打 | 塁打 + 0.26 × (四球 − 敬遠 + 死球) + 0.52 × (犠打 + 犠飛 + 盗塁) | 打数 + 四球 + 死球 + 犠打 + 犠飛 |
| 盗塁式 | 安打 + 四球 − 盗塁死 | 塁打 + 0.55 × 盗塁 | 打数 + 四球 |
| 基本式 (ビル・ジェームズの原型) | 安打 + 四球 | 塁打 | 打数 + 四球 |
塁打は 安打 + 二塁打 + 2 × 三塁打 + 3 × 本塁打 です。RC27は RC × 27 ÷ アウトで、アウトは 打数 − 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打 と数えます。Alvarezの2026年の成績を技術式で計算すると次のとおりです。
| 項目 | 計算 | 値 |
|---|---|---|
| A 出塁 | 安打 179 + 四球 109 − 盗塁死 0 + 死球 11 − 併殺打 7 | 292 |
| B 進塁 | 塁打 341 + 0.26 × (109 − 33 + 11) + 0.52 × (0 + 5 + 1) | 366.74 |
| C 機会 | 打数 567 + 四球 109 + 死球 11 + 犠打 0 + 犠飛 5 | 692 |
| RC | 292 × 366.74 ÷ 692 | 154.75 |
| アウト | 567 − 179 + 0 + 5 + 0 + 7 | 400 |
| RC27 | 154.75 × 27 ÷ 400 | 10.45 |
平面の長方形の面積が、機会あたりRCです
RC = A × B ÷ C は C × (A ÷ C) × (B ÷ C) と書き換えられます。横軸にA ÷ C(出塁率に近い値)、縦軸にB ÷ C(長打率に近い値)をとると、原点からその打者の点まで引いた長方形の面積が機会1回あたりのRCになり、これに機会の数を掛けるとRCになります。Alvarezは横.422 × 縦.530 = .224で、MLBリーグ平均の.117の1.91倍です。
面積は縦と横の積なので、面積が同じでも、出塁の多い打者は横長の長方形、長打の多い打者は縦長の長方形になります。面積が同じ点は反比例の曲線の上に並び、平面の灰色の曲線は機会あたりRCが.100・.150・.200など同じ値になる点を結んだ線です。この打者の曲線(オレンジの点線)より上にいる規定打席の打者は、機会あたりRCがより高い打者です。
3つの式の違い
基本式は安打・四球・塁打しか使わないので、盗塁、盗塁死、併殺打、犠打、死球が多い打者ほど技術式との差が広がります。2026年の規定打席の打者のうち、2つの式の差が最も大きかったのはKBOのChoi Won Jun(KT、+10.8)とMLBのPete Crow-Armstrong(+15.3)でした。
| 打者 | 盗塁-盗塁死 | 死球 | 併殺打 | 技術式 | 盗塁式 | 基本式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Yordan Alvarez (ヒューストン, 2026) | 1-0 | 11 | 7 | 154.8 | 145.5 | 145.3 |
| Pete Crow-Armstrong (シカゴ・カブス, 2026) | 41-7 | 12 | 2 | 145.2 | 134.4 | 129.9 |
| Chandler Simpson (タンパベイ, 2026) | 46-14 | 0 | 6 | 71.3 | 71.5 | 68.4 |
| Austin Dean (LG, KBO 2026) | 5-2 | 12 | 9 | 152.2 | 144.3 | 144.3 |
| バリー・ボンズ (サンフランシスコ, 2004) | 6-1 | 9 | 5 | 203.4 | 185.3 | 183.8 |
Simpsonは例外です。技術式はAから併殺打6を引き(181対187)、Cに犠打9と犠飛6を足し(612対597)、盗塁の重みも0.55ではなく0.52なので、盗塁式(71.5)が技術式(71.3)をわずかに上回ります。Baseball-Referenceは、盗塁・盗塁死の記録があれば技術式で計算し、盗塁の記録がなければ (安打 + 四球 + 死球) × 塁打 ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛) の形の式を、死球・敬遠・犠打・併殺打の記録がなければ盗塁式を使うと説明しています。このため、同じ選手でもサイトや年代によってRCが違って見えることがあります。この計算機の基本式は、MLB公式用語集が紹介する原型((安打 + 四球) × 塁打 ÷ (打数 + 四球))です。
日本語版ウィキペディアの「RC (野球)」の項目には、これとは別の式が載っています(その項目には出典の明記を求めるテンプレートが貼られています)。A = 安打 + 死球 + 四球 − 盗塁死 − 併殺打、B = 塁打 + 0.26 × (死球 + 四球) + 0.53 × (犠飛 + 犠打) + 0.64 × 盗塁 − 0.03 × 三振、C = 打数 + 四球 + 死球 + 犠飛 + 犠打 として、RC = (A + 2.4C)(B + 3C) ÷ 9C − 0.9C の形で求めます。係数も式の形もこの計算機の3つの式とは異なり、三振の入力欄もないため、この式の値は計算していません。同じ記録でも、使う式によって数値は変わります。
RCは実際の得点とどれくらい合うか
チーム全体の記録からRCを計算して実際の得点と比べると、式の精度がわかります。次は2026年レギュラーシーズンのリーグ合計を3つの式に入れた結果です。
| リーグ | 実際の得点 | 技術式 | 盗塁式 | 基本式 |
|---|---|---|---|---|
| KBO (10チーム) | 7,301 | 7,204.8 (−1.3%) | 6,844.3 (−6.3%) | 6,791.5 (−7.0%) |
| MLB (30チーム) | 21,769 | 21,463.6 (−1.4%) | 20,652.6 (−5.1%) | 20,455.0 (−6.0%) |
技術式はどちらのリーグでも誤差が1.4%以内でしたが、死球や犠打を含まない盗塁式と基本式は5〜7%少なく見積もりました。チーム別では、技術式のRCと実際の得点の差は、KBOが−5.2%(ハンファ)から+3.7%(キウム)、MLBが−7.5%(セントルイス)から+3.4%(カンザスシティ)の範囲でした。RCは安打が出た順番や走者の状況を見ないので、同じ記録でも、走者がいる場面でよく打ったチームは実際の得点がRCより多くなります。
RC27は、その打者9人の打線の1試合あたり得点です
RCは打席が多いほど大きくなるため、出場数が違う打者を比べるときはRC27を使います。アウト27個は9イニングの試合で1チームが取られるアウトの数なので、RC27は「この打者9人で1試合を戦ったら何点取れるか」と読みます。計算機の棒グラフは、この値を2026年のリーグの各チームの実際の27アウトあたり得点(チーム得点 × 27 ÷ 同じ方法で数えたアウト)の間に並べて示します。
| 2026年レギュラーシーズン | KBO | MLB |
|---|---|---|
| リーグRC27 (技術式) | 5.03 | 4.47 |
| 27アウトあたりの実際の得点 | 5.10 | 4.54 |
| チーム最高 / 最低 (27アウトあたり得点) | KT 5.77 / キウム 3.92 | シカゴ・カブス 5.27 / トロント 4.05 |
| 規定打席の打者数 | 49人 | 135人 |
| 規定打席のRC27 中央値 | 5.83 | 5.08 |
| 規定打席のRC27 上位25%の境界 | 6.76 | 5.95 |
| 規定打席のRC27 1位 | Koo Ja Wook (サムスン) 11.65 | Yordan Alvarez (ヒューストン) 10.45 |
規定打席の打者の中央値がリーグ平均より高いのは、規定打席に届くほど出場を続ける打者が、おおむね打てる打者だからです。2026年のKBOで規定打席の49人のうちRC27がリーグ平均(5.03)より低い打者は16人、MLBでは135人のうち41人でした(丸める前の値どうしで比較)。
突出した打者のRCは膨らみます
RCはAとBを掛ける式なので、「この打者と同じ打者ばかりが並ぶ打線」を前提にしています。出塁も長打も極端に高い打者は、自分の前に自分のような走者が常に出ていると見なされるため、実際の貢献より大きな値になります。英語版ウィキペディアの「Runs created」の項目は、ビル・ジェームズの説明に沿って、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、バリー・ボンズのような打者でこの過大評価が起きると整理しています。
2004年のボンズ(打数373・安打135・本塁打45・四球232、うち敬遠120)は、技術式でRC 203.4、RC27 22.23です。ボンズ9人で27アウトに22点取るという意味ですが、2026年のMLBで27アウトあたりの得点が最も多かったチーム(シカゴ・カブス)でも5.27点でした。同じ効果は、記録を1つ足したときにも出ます。本塁打を1本増やすと、2026年のMLBでRC27が中央値の打者であるMichael Busch(カブス)はRCが1.59増えますが、Alvarezは2.00、2004年のボンズは2.62増えます。ビル・ジェームズの2002年版のRCは、打者を実際のチームの打線の中に置いて得点圏での打撃も加え、この問題を小さくしますが、得点圏の記録とチーム全体の記録が必要なため、この計算機には入れていません。
よくある間違い
- 安打欄に単打だけを入れる: 安打には二塁打・三塁打・本塁打がすべて含まれます。単打だけを入れると、二塁打 + 三塁打 + 本塁打が安打より多くなってエラーになるか、RCが小さく出ます。
- 四球から敬遠を先に引いてしまう: 四球欄は敬遠を含む全四球です。敬遠は、技術式が進塁(B)の中で別に引きます。
- 犠打・犠飛を打数に足す: 犠打と犠飛は打数に含まれません。成績欄の打席が、記録表の打席数(打数 + 四球 + 死球 + 犠飛 + 犠打)と一致しているか確認してください。
- 別の式で計算したRCをそのまま比べる: AlvarezのRCは技術式で154.8、基本式で145.3です。他のサイトの値と比べるときは、まずどの式かをそろえます。
- RC27のアウトに三振を別に足す: 三振はすでに「打数 − 安打」に入っています。アウトは 打数 − 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打 です。
- サンプルが小さいRC27をそのまま信じる: 草野球の例(60打席)のRC27は9.30で、MLBの1位に迫る水準ですが、安打が数本変わるだけで大きく上下します。打席が少ないときは、RC27だけでなく記録そのものも一緒に見てください。
限界
- 球場とリーグの得点環境は補正しません。打者有利の球場や得点の多い年の記録は、そのまま高く出ます。球場・リーグをそろえた比較にはwRC+やOPS+を使います。
- ビル・ジェームズの2002年版RC(チーム打線の文脈・得点圏打撃の補正)は入れていません。
- 守備・ポジションと、盗塁以外の走塁(1つ余分に進む走塁、走塁死)は反映しません。アウトには牽制死・走塁死が入らず、失策や打撃妨害による出塁も計算に入りません。
- リーグ平均、順位、チームの棒グラフは2026年レギュラーシーズンの記録です。KBOは記録室のチーム・選手の表、MLBは公式統計(Stats API)を使いました。日本のプロ野球(NPB)のリーグ平均は入れていないため、NPBの平均とは比べられません。
- リーグRCは、チーム合計を式に入れて計算しました。Baseball-ReferenceのチームRCは選手ごとのRCを足した値なので、少し違う場合があります。
- 規定打席の順位は、画面に表示される桁(RCは小数第1位、RC27は小数第2位)に丸めた値どうしで比べ、入力した記録と13欄がすべて同じ打者(例として読み込んだ本人)は数えません。
基準日 式は2026-10-23にBaseball-Reference打撃用語集、MLB公式用語集、ウィキペディア(英語・日本語)の原文で確認し、リーグ合計と規定打席の打者は同日のKBO記録室とMLB公式統計(Stats API)の2026年レギュラーシーズンの記録から計算しました。
出典
- 01Baseball-Reference — Batting GlossaryRuns Created: 技術式(盗塁の記録があるとき)、基本式・盗塁式(記録が欠けているとき)、チームRCは選手RCの合計
- 02MLB Glossary — Runs Created (RC)最も基本的な式 TB × (H + BB) ÷ (AB + BB)、ビル・ジェームズが考案した指標
- 03Wikipedia — Runs created基本式・盗塁式・技術式・2002年版、27アウトあたりのRC、出塁・長打が突出した打者の過大評価
- 04Wikipedia(日本語) — RC (野球)RC27 = 27 × RC ÷ (打数 − 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打)、別の式の紹介
- 05KBO記録室 — チーム打者記録(Basic1・Basic2)2026年レギュラーシーズン10チームの得点・打数・安打・塁打・四球・敬遠・死球・犠打・併殺打
- 06KBO記録室 — チーム走塁記録2026年レギュラーシーズン10チームの盗塁・盗塁死
- 07KBO記録室 — 選手打者・走塁記録2026年レギュラーシーズン規定打席(446打席)の打者49人の打撃(Basic1・Basic2)と盗塁・盗塁死
- 08MLB Stats API — 2026年チーム打撃記録30チームの得点・打撃・盗塁・盗塁死・併殺打
- 09MLB Stats API — 2026年規定打席の打者規定打席(502打席)の打者135人
- 10MLB Stats API — バリー・ボンズ 年度別記録2004年 打数373・安打135・本塁打45・四球232・敬遠120・死球9・盗塁6・盗塁死1・併殺打5
よくある質問
野球のRCとは何ですか?
RC(Runs Created、得点創出)はビル・ジェームズが考案した攻撃指標で、1人の打者の安打・四球・塁打・盗塁といった自分の成績だけで、チームの得点のうち何点を作ったかを見積もった値です。出塁(A) × 進塁(B) ÷ 機会(C)で計算し、打点や得点のように前後の打者に左右されません。
RCはどのように計算しますか?
最も基本的な式は(安打 + 四球) × 塁打 ÷ (打数 + 四球)です。Baseball-Referenceが標準で使う技術式は、A = 安打 + 四球 − 盗塁死 + 死球 − 併殺打、B = 塁打 + 0.26 × (四球 − 敬遠 + 死球) + 0.52 × (犠打 + 犠飛 + 盗塁)、C = 打数 + 四球 + 死球 + 犠打 + 犠飛として、A × B ÷ Cを求めます。2026年MLBのYordan Alvarezの成績では292 × 366.74 ÷ 692 = 154.8です。
RC27の算出方法は?
RC27は、RCをアウト27個あたりの得点に直した値で、その打者を9人並べた打線が1試合(27アウト)で挙げる得点を表します。RC × 27 ÷ アウトで求め、アウトは打数 − 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打です。Alvarezは154.75 × 27 ÷ 400 = 10.45になります。
プロ野球でRC27とは何ですか?
RC27は、ある打者が9人並んだと仮定した打線の1試合あたりの得点です。この計算機では2026年のKBOとMLBの記録と比べられます。日本のプロ野球(NPB)のリーグ平均は入れていないため、NPBの平均とは比べられません。
RC27はどれくらいなら良い数字ですか?
決まった基準はないので、同じリーグと比べます。2026年レギュラーシーズンの技術式で、リーグのRC27はKBOが5.03、MLBが4.47、規定打席の打者の中央値はKBOが5.83、MLBが5.08、上位25%の境界はKBOが6.76、MLBが5.95でした。1位はKBOがKoo Ja Wookの11.65、MLBがYordan Alvarezの10.45です。
技術式・盗塁式・基本式は何が違いますか?
基本式は安打・四球・塁打・打数だけを使い、盗塁式はそれに盗塁と盗塁死を加えます。技術式は死球・敬遠・犠打・併殺打まで反映します。2026年のリーグ合計で計算すると、技術式は実際の得点よりKBOで1.3%、MLBで1.4%少なく、基本式はKBOで7.0%、MLBで6.0%少なくなりました。
RCとwRC+は何が違いますか?
RCは得点の量(点)を見積もった値で、球場やリーグの補正はありません。wRC+はwOBAから出した得点創出を球場とリーグ平均で補正し、100を平均とした指数なので、シーズンや球場が違う打者を比べるときに使います。同じシーズン、同じリーグの中で得点への貢献の大きさを見るなら、RCが直感的です。
草野球の成績でも計算できますか?
はい。打数と安打だけでも計算でき、ない記録は空欄にすれば0として数えます。たとえば60打席で打数50・安打18・二塁打4・三塁打1・本塁打1・四球7・死球1・犠飛1・犠打1・盗塁6・盗塁死2・併殺打1なら、RCは12.7、RC27は9.30です。ただし打席が少ないと、安打が数本変わるだけで値が大きく動きます。