トルク単位変換ツール
N·m、kgf·m、lbf·ft、lbf·in など、整備書や工具で混在しやすいトルク単位を同じ基準で変換します。
入力
結果
すぐ使える形で。
- すぐ見える画面入力場所と結果の場所をはっきり分けます。
- 結果を先に大事な数字を先に出し、過程は必要な分だけ見せます。
- 求めるものを減らす登録や余計な入力なしで使えるようにします。
整備書のトルク値を工具の単位に合わせる
トルクはボルトやナットを回して締める力の大きさです。日本の整備資料では N·m が中心ですが、古い資料や輸入工具では kgf·m、lbf·ft、lbf·in も出てきます。単位を見落とすと、同じ締付条件でも数字が大きく違って見えます。
このページでは入力値をいったん N·m にそろえ、必要な単位へ換算します。N·m と kgf·m、lbf 系の値を同じ画面で確認できるので、整備書の値を工具の目盛りに移す前の確認に使えます。
整備資料の値を写す手順
- トルク値には、資料に書かれた数値だけを入力します。100 N·m なら 100 を入れます。
- 入力単位は、資料の表記と接頭語まで合わせます。kgf·m と kgf·cm、lbf·ft と lbf·in を取り違えないようにします。
- 出力単位は、工具の目盛りや記録に必要な単位を選びます。逆向きの確認には単位切替を使います。
- コピーする前に、N·m、kgf·m、lbf·ft、lbf·in のカードを見て、単位の選択が合っているか確認します。
N·mを基準にする理由
- NIST Guide to the SI では、力のモーメントを newton meter、N·m として示しています。
- kgf·m と kgf·cm は標準重力 9.80665 m/s² を使う重量キログラム力の単位です。質量 kg そのものではありません。
- lbf·ft と lbf·in はポンド力に距離を掛けた単位です。1 lbf·ft は 12 lbf·in です。
- mN·m と kN·m は N·m に SI 接頭語を付けた表記で、dyn·cm は cgs 系の小さな単位です。
整備で確認しやすい換算例
工具に値を移す前に、よく出る単位の桁を確認しておくと安心です。
締付前に確認すること
- このページは単位換算用です。実際の締付トルクを決めるものではありません。
- 乾式か潤滑ありか、ねじ山の状態、再使用ボルトかどうか、締付順序によって指定値は変わります。
- 負のトルクは大きさではなく回転方向や座標系を表すことがあります。元の基準を一緒に残してください。
- 工具に合わせるときは、画面の小数点よりもトルクレンチの最小目盛りと校正状態を優先して読みます。
トルク変換FAQ
100 N·m は何 kgf·m ですか?
100 N·m は約 10.1972 kgf·m です。N·m の値を 9.80665 で割って計算します。
1 kgf·m は何 N·m ですか?
1 kgf·m は標準重力基準で 9.80665 N·m です。kgf は質量 kg ではなく重量キログラム力です。
lbf·ft と lbf·in は何が違いますか?
どちらもポンド力を使いますが、距離単位がフィートとインチで違います。1 lbf·ft は 12 lbf·in です。
換算値をそのまま工具に設定してよいですか?
単位は合わせられますが、締付値はメーカー指定、潤滑条件、ねじ山の状態、締付順序、工具の校正を確認してから使ってください。
小数点はどこまで読めばよいですか?
実際にはトルクレンチの目盛りと許容差に合わせて丸めます。画面の桁は換算確認用として残しています。
参考にした基準
換算係数は NIST SP 811 Appendix B.8 の foot pound-force、inch pound-force、dyne centimeter などの項目と、NIST Guide to the SI Chapter 4 の moment of force 表記を基準にしました。kgf 系は標準重力 9.80665 m/s² を使います。