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出塁率計算機

出塁率は、安打・四球・死球で1塁へ進んだ回数を、打数・四球・死球・犠飛を足した数で割った割合です。打数520・安打165・四球55・死球4・犠飛5なら224 ÷ 584 = .384で、100打席中38.4回出塁した計算になります。2026年NPBのリーグ平均 .309より .075高いものの、規定打席に達した他の打者45人のうち2人(近藤 健介 .431、森下 翔太 .394)はこれより高い値でした。

最終更新 2026-10-23計算はブラウザ内だけで処理
出塁率 OBP —

犠飛は分母にだけ入ります

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死球はデッドボールのことです。四球・死球は分子と分母に同じ値が入るので、上の欄にだけ入力してください。犠打・失策・野手選択による出塁は入力しません。複数試合は欄ごとに 4+3+5 のように + でつないで入力できます。

100打席にすると

点にポインタを合わせると名前が表示されます

最終更新 2026-10-23入力値は保存しません

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打数520・安打165・四球55・死球4・犠飛5なら、出塁率は .384です

出塁率(OBP)は、打者がアウトにならずに1塁へ進んだ割合です。公式野球規則9.21(f)は、安打・四球・死球を足した数を、打数・四球・死球・犠飛を足した数で割るよう定めています。上の成績なら分子は165 + 55 + 4 = 224、分母は520 + 55 + 4 + 5 = 584で、224 ÷ 584 = 0.3835…を小数第3位に丸めて .384になります。100打席に直すと38.4回出塁した計算です。

.384は、2026年NPBのリーグ平均 .309より .075高い値です。それでも規定打席に達したNPBの打者45人のうち2人(近藤 健介(ソフトバンク) .431と森下 翔太(阪神) .394)は、これより高い出塁率でした。リーグ平均には代打や控えの選手も含まれますが、規定打席の打者は主力だからです。そのため上の計算機は2つの基準を並べて示します。入力欄は公式の形のまま分子が上、分母が下にあり、四球と死球は上の欄に1回入力するだけで分母にも同じ値が入ります。

出塁率を見る理由

攻撃側が1試合に使えるアウトは27個しかありません。FanGraphsは出塁率を「打者が打席でできる最も大事なこと、つまりアウトにならないこと」を測る指標と説明し、打率が数えない四球まで含むため、得点への貢献を打率よりよく表すとしています。打率 .260で四球の多い打者と、打率 .290で四球がほとんどない打者は、出塁率で見ると近い値になることがあります。次のような場面では出塁率を先に見ます。

  • 1・2番打者を選ぶとき: 上位打線は中軸の前に走者として出ている必要があります。この役割の打者を選ぶ際に、打率より出塁率を先に見る理由です。
  • 選球眼を確かめるとき: 出塁率から打率を引いた差が大きければ、四球と死球で出た割合が大きいということです。2026年のNPBで規定打席に達した打者のうち、この差が最も大きかったのは細川 成也(中日)で、打率 .226、出塁率 .354でした。
  • 草野球・少年野球・高校野球の記録: スコアブックに打数・安打・四球があれば、試合ごとに足してすぐ計算できます。欄ごとに 4+3+5 のように入力すると、合計で割ります。
  • OPS・wOBAを読むとき: OPSは出塁率に長打率を足した値で、wOBAは出塁の種類ごとに得点価値を変えて数える「加重出塁率」です。出塁率が分かれば、この2つの指標が何を足したのかが見えてきます。

使い方

  1. 比較するリーグを選びます。NPB・MLB・KBOのどれかを押すと、リーグ平均、100打席の図の点線の輪郭、下の並びの点が、そのリーグの2026年レギュラーシーズンの記録に切り替わります。
  2. 分子の欄に安打・四球・死球を入力します。四球(BB)には故意四球がすでに含まれています。四球と死球は分母の欄に自動で表示されるので、もう一度入力する必要はありません。空欄は0として計算します。
  3. 分母の欄に打数と犠飛を入力します。打席(PA)ではなく打数(AB)を入れてください。犠打(犠牲バント)はどこにも入力しません。
  4. 結果を読みます。100打席の図は、この記録を100打席に縮めて安打・四球・死球・アウト・犠飛で塗り分けたもので、点線の輪郭がリーグ平均の打者の出塁のマスです。判定の文は、リーグ平均、規定打席の打者、出塁の方法の順に比べます。
  5. 目標出塁率を入力してみます。目標より低ければ、あと何打席連続で出塁すれば届くか、高ければ何打席連続でアウトになっても保てるかが表示されます。結果のコピーとリンクのコピーで、今の記録をそのまま共有できます。

計算方法

  • 出塁率 = (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)
  • 打率 = 安打 ÷ 打数(四球・死球・犠飛は打数に含まない)
  • 100打席あたりの出塁 = 出塁率 × 100
成績別の出塁率の計算例
成績出塁(分子)分母出塁率打率
打数520 · 安打165 · 四球55 · 死球4 · 犠飛5224584.384.317
1試合 4打数1安打1四球25.400.250
打数なしで四球2221.000計算不可
10打数3安打 · 犠飛2312.250.300
バリー・ボンズ 2004年 · 373打数135安打 · 四球232 · 死球9 · 犠飛3376617.609.362

KBOの記録サイトとMLBの公式記録は、どちらも出塁率を小数第3位まで表記します。野球の記録では先頭の0を省いて .384のように書くことが多く、1.000は毎打席出塁したという意味です。

分子と分母に入れるもの、入れないもの

出塁率の計算に使う記録
記録分子(出塁)分母根拠
安打入れる入れる(打数の中に)公式野球規則9.21(f)
四球(故意四球を含む)入れる入れる公式野球規則9.21(f)
死球入れる入れる公式野球規則9.21(f)
犠飛入れない入れる公式野球規則9.21(f)
失策・野手選択・振り逃げで1塁へ入れない入れる(打数として)MLB公式用語集・公式野球規則9.02(a)(1)
犠打(犠牲バント)入れない入れないMLB公式用語集(監督の作戦であることが多いため)
打撃妨害・走塁妨害で1塁へ入れない入れない公式野球規則9.21(f)の注

複数試合は合計で割ります

シーズンの出塁率は、試合ごとの出塁率の平均ではありません。試合によって打席数が違うので、安打・四球・死球・打数・犠飛をそれぞれ足してから1回だけ割ります。

試合ごとの出塁率の平均と、合計で求めた出塁率の違い
区分出塁分母出塁率
試合A: 1打数1安打111.000
試合B: 4打数無安打1四球15.200
合計で計算(正しい)26.333
2つの出塁率の平均(誤り)——.600

計算機の欄に打数 1+4、安打 1+0、四球 0+1のように入力すると合計で計算され、式の行の終わりに「2試合の合計」と表示されます。

リーグ平均の出塁率(2025・2026年レギュラーシーズン)

下の値は、リーグ全チームの打者の記録を合計して計算しました。NPBのセ・リーグは2026年も投手が打席に立つため、セ・リーグ投手の打撃成績を除いて計算しています。

リーグ平均の出塁率と打率(レギュラーシーズンのリーグ合計)
リーグ2026 出塁率2026 打率2025 出塁率2026 合計(出塁 ÷ 分母)
NPB (セ・リーグ投手の打撃を除く).309.244—19,027 ÷ 61,567
MLB.318.244.31558,304 ÷ 183,082
KBO.346.268.33819,434 ÷ 56,142

2026年は3リーグのうちKBOの出塁率が最も高く、2025年の .338から .346へ上がりました。MLBも .315から .318へわずかに上がっています。100打席に直すと、NPBの平均的な打者は30.9回、MLBは31.8回、KBOは34.6回出塁します。同じ .330でも、KBOでは平均より低く、NPBとMLBでは平均より高いことになります。出塁のうち四球と死球が占める割合は、MLBとKBOが32%、NPBが29%でした。

規定打席の打者だけを見ると、基準はさらに高くなります

2026年レギュラーシーズン 規定打席の打者の出塁率
リーグ規定打席打者数中央値1位.400以上リーグ平均より高い打者
NPB443打席45人.337近藤 健介(ソフトバンク) .4311人39人
MLB502打席135人.331ヨルダン・アルバレス(アストロズ) .4321人92人
KBO446打席49人.366Koo Ja Wook(サムスン) .4588人34人

規定打席は、チームの試合数に3.1を掛けた打席数です(公式野球規則9.22(a))。2026年のNPBで規定打席に達した45人のうち、.400を超えたのは近藤 健介の1人だけで、2位の森下 翔太(阪神)は .394でした。MLBでも .400を超えた打者はヨルダン・アルバレスだけで、2位のTJ Rumfield(ロッキーズ)は .390でした。KBOでは規定打席の49人のうち8人が .400を超え、Koo Ja Wookが .458で1位でした。

同じ出塁率でも、出塁の方法は違います

出塁率は、安打で出た分と、四球・死球で出た分の合計です。そのため、出塁率がほぼ同じ2人の打者が、まったく違う方法で1塁に立つことがあります。下は2026年の規定打席の打者のうち、出塁率の差が .003以下で、出塁方法の差が最も大きい組です。

出塁率が近い2026年規定打席の打者の比較
打者出塁率打率安打四球死球出塁のうち四球・死球
細川 成也(中日).354.22611392947%
西川 史礁(ロッテ).353.290155411125%
Kim Jae Hwan(SSG).334.2179775445%
Park Jae Hyun(KIA).332.29315129117%
村上 宗隆(ホワイトソックス).347.2079492651%
ルイス・アラエス(フィリーズなど2球団).345.31018534517%

細川と西川は出塁率の差が .001しかありませんが、打率は .064違います。細川は出塁の47%を四球・死球で、西川は75%を安打で稼ぎました。100打席の図では、細川の方が薄い色の四球のマスがずっと広く塗られます。KBOのKim Jae HwanとPark Jae Hyunも、出塁率の差は .002なのに打率は .076違い、MLBの村上は出塁の半分以上が四球・死球でした。

出塁率はいくつなら良いのか

FanGraphsの出塁率の目安表と、2026年規定打席の打者の人数
FanGraphsの評価出塁率MLB 135人のうちこの値以上KBO 49人のうちこの値以上
最上位(Excellent).3902人11人
非常に良い(Great).37017人22人
平均以上(Above Average).34055人37人
平均(Average).32091人47人
平均以下(Below Average).310104人49人
悪い(Poor).300115人49人
非常に悪い(Awful).290124人49人

FanGraphsの目安表は、2010年にMLBを基準に作られた値です。2026年のMLB平均 .318は表の「平均 .320」とほぼ同じですが、NPBの平均 .309は「平均以下 .310」をわずかに下回り、KBOの平均 .346は「平均以上 .340」よりも高くなっています。NPBの規定打席45人のうち、.390以上は2人、.340以上は20人で、全員が .290以上でした。KBOの規定打席49人は全員が .310を超え、11人が「最上位」の基準 .390以上でした。そのため、NPBやKBOの記録は、この表よりリーグ平均や規定打席の中央値と比べるほうが正確です。計算機の読み取りの行は、目安表での位置を「2つの値の間」として表示します。

歴代で最も高い出塁率

MLBの出塁率ランキング(Baseball-Reference、2026-10-23確認)
順位シーズン通算(3,000打席以上)
1バリー・ボンズ 2004 · .609テッド・ウィリアムズ · .482
2バリー・ボンズ 2002 · .582ベーブ・ルース · .474
3ジョシュ・ギブソン 1943 · .564ジョン・マグロウ · .466
4テッド・ウィリアムズ 1941 · .553ビリー・ハミルトン · .455
5チャーリー・スミス 1929 · .550オスカー・チャールストン · .450

ボンズは2004年に617打席で376回出塁しました。四球は232個で、そのうち120個が故意四球でした。打率 .362も高い数字でしたが、出塁の62%は四球でした。Baseball-Referenceはニグロリーグの記録も載せているため、ジョシュ・ギブソン、チャーリー・スミス、オスカー・チャールストンがランキングに入っています(ニグロリーグの資料は不完全だという注記が付いています)。計算機の「ボンズ 2004」の例を押すと、この記録が100打席の図を61マス塗ります。

よくある間違い

  • 犠打を分母に入れる: 犠打は分子と分母のどちらからも除きます。入れると出塁率が下がります。
  • 犠飛を除いてしまう: 犠飛は分母に入ります。除くと出塁率が実際より高く出ます。上の例で犠飛5を除くと、224 ÷ 579 = .387になります。
  • 失策で出塁した分を出塁に数える: 失策・野手選択・振り逃げによる出塁は、打数としてだけ数え、出塁には数えません。
  • 打席(PA)で割る: 打席には犠打と打撃妨害が含まれるため、分母とは完全には一致しません。FanGraphsも、たいていは大きな差にならないものの、完全に同じではないと説明しています。
  • 試合ごとの出塁率を平均する: 打席数の違う試合を同じ重みで混ぜることになります。記録を足してから割ってください。
  • 故意四球をもう一度足す: 記録表の四球(BB)には、故意四球(IBB)がすでに含まれています。

限界

  • 出塁率は、本塁打も内野安打も同じ1回の出塁として数えます。FanGraphsもそのため、ほかの指標とあわせて見るよう勧めています。長打の力まで見たいときは、OPSやwOBAをあわせて確認してください。
  • 盗塁・走塁と守備は含まれません。出塁したあとに何をしたかは、別の記録で確認する必要があります。
  • 球場・リーグ・シーズンの補正がありません。2026年だけでもリーグ平均がNPB .309、MLB .318、KBO .346と違うため、別のリーグの出塁率をそのまま比べると誤りやすくなります。
  • 標本が小さいと大きく変動します。FanGraphsは、打者の出塁率が安定する目安を460打席と記しています(Russell Carletonの基準)。
  • FanGraphsの目安表はMLB基準で、2010年に作られた表です。NPBやKBOでは、リーグ平均と規定打席の中央値を先に見てください。
  • NPB 2026のリーグ合計は、公式サイト(npb.jp)に接続できなかったため、スポーツナビ(Yahoo! JAPAN)のチーム別選手成績と、シーズン途中に移籍した選手の成績を合算して再構成しました。チーム投手成績の合計と比べると、31打席・6安打・1四球少なく、死球は同じです。NPB 2025年の平均は、セ・リーグの投手打撃の合計が得られなかったため載せていません。

基準日 式と説明は2026-10-23に公式野球規則2026、MLB公式用語集、FanGraphs Library、Baseball-Referenceの原文で確認しました。リーグ平均と規定打席の打者は、2026-10-22に取得したKBO公式記録・MLB公式統計(Stats API)・NPB記録の2026年レギュラーシーズン最終成績と、2025年レギュラーシーズンの記録から計算しました。

出典

よくある質問

出塁率はどう計算しますか?

(安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)です。公式野球規則9.21(f)の定義で、四球には故意四球がすでに含まれています。打数520・安打165・四球55・死球4・犠飛5なら224 ÷ 584 = 0.3835…で、記録では小数第3位まで .384と書きます。

出塁率の平均はいくつですか?

2026年レギュラーシーズンのリーグ全体の出塁率は、NPBが .309(セ・リーグ投手の打撃を除く)、MLBが .318、KBOが .346でした。2025年はMLBが .315、KBOが .338です。リーグ平均には代打や控えの選手を含む全打者が入っているため、規定打席に達した主力だけの中央値はNPBが .337、MLBが .331、KBOが .366と、いずれもそれより高くなります。

出塁率はいくつなら良いと言えますか?

FanGraphsの目安表(2010年)は、MLBを基準に .390を最上位、.370を非常に良い、.340を平均以上、.320を平均、.310を平均以下、.300を悪い、.290を非常に悪いとしています。ただし2026年のKBOのようにリーグ平均が .346なら、.340は平均にも届きません。同じリーグ・同じ年の平均と比べるほうが正確です。

2026年の出塁率1位はだれですか?

規定打席の打者では、NPBは近藤 健介(ソフトバンク)の .431、MLBはヨルダン・アルバレス(アストロズ)の .432、KBOはKoo Ja Wook(サムスン)の .458でした。MLBでは規定打席の135人のうち .400を超えたのはアルバレスだけで、NPBでも近藤だけ、KBOでは49人のうち8人でした。

出塁率6割や10割はありえますか?

1試合ならよくあります。4打数2安打1四球なら3 ÷ 5 = .600で、打数なしで四球だけ2個なら1.000です。シーズン記録では、バリー・ボンズが2004年に残した .609がMLBのシーズン最高で(四球232個のうち故意四球が120個)、通算最高はテッド・ウィリアムズの .482です。

出塁率が打率より低くなることはありますか?

あります。打率は安打 ÷ 打数ですが、出塁率は分母に犠飛が加わるため、四球・死球がなく犠飛だけがあると出塁率のほうが低くなります。10打数3安打・犠飛2個なら、打率は .300、出塁率は3 ÷ 12 = .250です。四球や死球が1つでもあれば、たいてい出塁率のほうが高くなります。

失策・野手選択・犠打は出塁率にどう扱われますか?

失策・野手選択・振り逃げで1塁へ進んだ分は出塁に数えず、打数としてだけ数えます(MLB公式用語集、公式野球規則9.02(a)(1))。犠打(犠牲バント)は分子と分母のどちらからも除きます。打撃妨害や走塁妨害で得た1塁も計算から除くと、公式野球規則9.21(f)の注が定めています。犠飛は分母に入ります。

出塁率は何打席から信頼できますか?

FanGraphsのSample Sizeの記事は、Russell Carletonの研究にもとづいて、打者の出塁率が安定する目安を460打席と記しています。それより少ない標本では、同じ打者でも値が大きく変わることがあります。計算機は、分母が460打席より少ないと判定の文の下でそのことを知らせます。