打数520・安打165・四球55・死球4・犠飛5なら、出塁率は .384です
出塁率(OBP)は、打者がアウトにならずに1塁へ進んだ割合です。公式野球規則9.21(f)は、安打・四球・死球を足した数を、打数・四球・死球・犠飛を足した数で割るよう定めています。上の成績なら分子は165 + 55 + 4 = 224、分母は520 + 55 + 4 + 5 = 584で、224 ÷ 584 = 0.3835…を小数第3位に丸めて .384になります。100打席に直すと38.4回出塁した計算です。
.384は、2026年NPBのリーグ平均 .309より .075高い値です。それでも規定打席に達したNPBの打者45人のうち2人(近藤 健介(ソフトバンク) .431と森下 翔太(阪神) .394)は、これより高い出塁率でした。リーグ平均には代打や控えの選手も含まれますが、規定打席の打者は主力だからです。そのため上の計算機は2つの基準を並べて示します。入力欄は公式の形のまま分子が上、分母が下にあり、四球と死球は上の欄に1回入力するだけで分母にも同じ値が入ります。
出塁率を見る理由
攻撃側が1試合に使えるアウトは27個しかありません。FanGraphsは出塁率を「打者が打席でできる最も大事なこと、つまりアウトにならないこと」を測る指標と説明し、打率が数えない四球まで含むため、得点への貢献を打率よりよく表すとしています。打率 .260で四球の多い打者と、打率 .290で四球がほとんどない打者は、出塁率で見ると近い値になることがあります。次のような場面では出塁率を先に見ます。
- 1・2番打者を選ぶとき: 上位打線は中軸の前に走者として出ている必要があります。この役割の打者を選ぶ際に、打率より出塁率を先に見る理由です。
- 選球眼を確かめるとき: 出塁率から打率を引いた差が大きければ、四球と死球で出た割合が大きいということです。2026年のNPBで規定打席に達した打者のうち、この差が最も大きかったのは細川 成也(中日)で、打率 .226、出塁率 .354でした。
- 草野球・少年野球・高校野球の記録: スコアブックに打数・安打・四球があれば、試合ごとに足してすぐ計算できます。欄ごとに 4+3+5 のように入力すると、合計で割ります。
- OPS・wOBAを読むとき: OPSは出塁率に長打率を足した値で、wOBAは出塁の種類ごとに得点価値を変えて数える「加重出塁率」です。出塁率が分かれば、この2つの指標が何を足したのかが見えてきます。
使い方
- 比較するリーグを選びます。NPB・MLB・KBOのどれかを押すと、リーグ平均、100打席の図の点線の輪郭、下の並びの点が、そのリーグの2026年レギュラーシーズンの記録に切り替わります。
- 分子の欄に安打・四球・死球を入力します。四球(BB)には故意四球がすでに含まれています。四球と死球は分母の欄に自動で表示されるので、もう一度入力する必要はありません。空欄は0として計算します。
- 分母の欄に打数と犠飛を入力します。打席(PA)ではなく打数(AB)を入れてください。犠打(犠牲バント)はどこにも入力しません。
- 結果を読みます。100打席の図は、この記録を100打席に縮めて安打・四球・死球・アウト・犠飛で塗り分けたもので、点線の輪郭がリーグ平均の打者の出塁のマスです。判定の文は、リーグ平均、規定打席の打者、出塁の方法の順に比べます。
- 目標出塁率を入力してみます。目標より低ければ、あと何打席連続で出塁すれば届くか、高ければ何打席連続でアウトになっても保てるかが表示されます。結果のコピーとリンクのコピーで、今の記録をそのまま共有できます。
計算方法
- 出塁率 = (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)
- 打率 = 安打 ÷ 打数(四球・死球・犠飛は打数に含まない)
- 100打席あたりの出塁 = 出塁率 × 100
| 成績 | 出塁(分子) | 分母 | 出塁率 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 打数520 · 安打165 · 四球55 · 死球4 · 犠飛5 | 224 | 584 | .384 | .317 |
| 1試合 4打数1安打1四球 | 2 | 5 | .400 | .250 |
| 打数なしで四球2 | 2 | 2 | 1.000 | 計算不可 |
| 10打数3安打 · 犠飛2 | 3 | 12 | .250 | .300 |
| バリー・ボンズ 2004年 · 373打数135安打 · 四球232 · 死球9 · 犠飛3 | 376 | 617 | .609 | .362 |
KBOの記録サイトとMLBの公式記録は、どちらも出塁率を小数第3位まで表記します。野球の記録では先頭の0を省いて .384のように書くことが多く、1.000は毎打席出塁したという意味です。
分子と分母に入れるもの、入れないもの
| 記録 | 分子(出塁) | 分母 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 安打 | 入れる | 入れる(打数の中に) | 公式野球規則9.21(f) |
| 四球(故意四球を含む) | 入れる | 入れる | 公式野球規則9.21(f) |
| 死球 | 入れる | 入れる | 公式野球規則9.21(f) |
| 犠飛 | 入れない | 入れる | 公式野球規則9.21(f) |
| 失策・野手選択・振り逃げで1塁へ | 入れない | 入れる(打数として) | MLB公式用語集・公式野球規則9.02(a)(1) |
| 犠打(犠牲バント) | 入れない | 入れない | MLB公式用語集(監督の作戦であることが多いため) |
| 打撃妨害・走塁妨害で1塁へ | 入れない | 入れない | 公式野球規則9.21(f)の注 |
複数試合は合計で割ります
シーズンの出塁率は、試合ごとの出塁率の平均ではありません。試合によって打席数が違うので、安打・四球・死球・打数・犠飛をそれぞれ足してから1回だけ割ります。
| 区分 | 出塁 | 分母 | 出塁率 |
|---|---|---|---|
| 試合A: 1打数1安打 | 1 | 1 | 1.000 |
| 試合B: 4打数無安打1四球 | 1 | 5 | .200 |
| 合計で計算(正しい) | 2 | 6 | .333 |
| 2つの出塁率の平均(誤り) | — | — | .600 |
計算機の欄に打数 1+4、安打 1+0、四球 0+1のように入力すると合計で計算され、式の行の終わりに「2試合の合計」と表示されます。
リーグ平均の出塁率(2025・2026年レギュラーシーズン)
下の値は、リーグ全チームの打者の記録を合計して計算しました。NPBのセ・リーグは2026年も投手が打席に立つため、セ・リーグ投手の打撃成績を除いて計算しています。
| リーグ | 2026 出塁率 | 2026 打率 | 2025 出塁率 | 2026 合計(出塁 ÷ 分母) |
|---|---|---|---|---|
| NPB (セ・リーグ投手の打撃を除く) | .309 | .244 | — | 19,027 ÷ 61,567 |
| MLB | .318 | .244 | .315 | 58,304 ÷ 183,082 |
| KBO | .346 | .268 | .338 | 19,434 ÷ 56,142 |
2026年は3リーグのうちKBOの出塁率が最も高く、2025年の .338から .346へ上がりました。MLBも .315から .318へわずかに上がっています。100打席に直すと、NPBの平均的な打者は30.9回、MLBは31.8回、KBOは34.6回出塁します。同じ .330でも、KBOでは平均より低く、NPBとMLBでは平均より高いことになります。出塁のうち四球と死球が占める割合は、MLBとKBOが32%、NPBが29%でした。
規定打席の打者だけを見ると、基準はさらに高くなります
| リーグ | 規定打席 | 打者数 | 中央値 | 1位 | .400以上 | リーグ平均より高い打者 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB | 443打席 | 45人 | .337 | 近藤 健介(ソフトバンク) .431 | 1人 | 39人 |
| MLB | 502打席 | 135人 | .331 | ヨルダン・アルバレス(アストロズ) .432 | 1人 | 92人 |
| KBO | 446打席 | 49人 | .366 | Koo Ja Wook(サムスン) .458 | 8人 | 34人 |
規定打席は、チームの試合数に3.1を掛けた打席数です(公式野球規則9.22(a))。2026年のNPBで規定打席に達した45人のうち、.400を超えたのは近藤 健介の1人だけで、2位の森下 翔太(阪神)は .394でした。MLBでも .400を超えた打者はヨルダン・アルバレスだけで、2位のTJ Rumfield(ロッキーズ)は .390でした。KBOでは規定打席の49人のうち8人が .400を超え、Koo Ja Wookが .458で1位でした。
同じ出塁率でも、出塁の方法は違います
出塁率は、安打で出た分と、四球・死球で出た分の合計です。そのため、出塁率がほぼ同じ2人の打者が、まったく違う方法で1塁に立つことがあります。下は2026年の規定打席の打者のうち、出塁率の差が .003以下で、出塁方法の差が最も大きい組です。
| 打者 | 出塁率 | 打率 | 安打 | 四球 | 死球 | 出塁のうち四球・死球 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 細川 成也(中日) | .354 | .226 | 113 | 92 | 9 | 47% |
| 西川 史礁(ロッテ) | .353 | .290 | 155 | 41 | 11 | 25% |
| Kim Jae Hwan(SSG) | .334 | .217 | 97 | 75 | 4 | 45% |
| Park Jae Hyun(KIA) | .332 | .293 | 151 | 29 | 1 | 17% |
| 村上 宗隆(ホワイトソックス) | .347 | .207 | 94 | 92 | 6 | 51% |
| ルイス・アラエス(フィリーズなど2球団) | .345 | .310 | 185 | 34 | 5 | 17% |
細川と西川は出塁率の差が .001しかありませんが、打率は .064違います。細川は出塁の47%を四球・死球で、西川は75%を安打で稼ぎました。100打席の図では、細川の方が薄い色の四球のマスがずっと広く塗られます。KBOのKim Jae HwanとPark Jae Hyunも、出塁率の差は .002なのに打率は .076違い、MLBの村上は出塁の半分以上が四球・死球でした。
出塁率はいくつなら良いのか
| FanGraphsの評価 | 出塁率 | MLB 135人のうちこの値以上 | KBO 49人のうちこの値以上 |
|---|---|---|---|
| 最上位(Excellent) | .390 | 2人 | 11人 |
| 非常に良い(Great) | .370 | 17人 | 22人 |
| 平均以上(Above Average) | .340 | 55人 | 37人 |
| 平均(Average) | .320 | 91人 | 47人 |
| 平均以下(Below Average) | .310 | 104人 | 49人 |
| 悪い(Poor) | .300 | 115人 | 49人 |
| 非常に悪い(Awful) | .290 | 124人 | 49人 |
FanGraphsの目安表は、2010年にMLBを基準に作られた値です。2026年のMLB平均 .318は表の「平均 .320」とほぼ同じですが、NPBの平均 .309は「平均以下 .310」をわずかに下回り、KBOの平均 .346は「平均以上 .340」よりも高くなっています。NPBの規定打席45人のうち、.390以上は2人、.340以上は20人で、全員が .290以上でした。KBOの規定打席49人は全員が .310を超え、11人が「最上位」の基準 .390以上でした。そのため、NPBやKBOの記録は、この表よりリーグ平均や規定打席の中央値と比べるほうが正確です。計算機の読み取りの行は、目安表での位置を「2つの値の間」として表示します。
歴代で最も高い出塁率
| 順位 | シーズン | 通算(3,000打席以上) |
|---|---|---|
| 1 | バリー・ボンズ 2004 · .609 | テッド・ウィリアムズ · .482 |
| 2 | バリー・ボンズ 2002 · .582 | ベーブ・ルース · .474 |
| 3 | ジョシュ・ギブソン 1943 · .564 | ジョン・マグロウ · .466 |
| 4 | テッド・ウィリアムズ 1941 · .553 | ビリー・ハミルトン · .455 |
| 5 | チャーリー・スミス 1929 · .550 | オスカー・チャールストン · .450 |
ボンズは2004年に617打席で376回出塁しました。四球は232個で、そのうち120個が故意四球でした。打率 .362も高い数字でしたが、出塁の62%は四球でした。Baseball-Referenceはニグロリーグの記録も載せているため、ジョシュ・ギブソン、チャーリー・スミス、オスカー・チャールストンがランキングに入っています(ニグロリーグの資料は不完全だという注記が付いています)。計算機の「ボンズ 2004」の例を押すと、この記録が100打席の図を61マス塗ります。
よくある間違い
- 犠打を分母に入れる: 犠打は分子と分母のどちらからも除きます。入れると出塁率が下がります。
- 犠飛を除いてしまう: 犠飛は分母に入ります。除くと出塁率が実際より高く出ます。上の例で犠飛5を除くと、224 ÷ 579 = .387になります。
- 失策で出塁した分を出塁に数える: 失策・野手選択・振り逃げによる出塁は、打数としてだけ数え、出塁には数えません。
- 打席(PA)で割る: 打席には犠打と打撃妨害が含まれるため、分母とは完全には一致しません。FanGraphsも、たいていは大きな差にならないものの、完全に同じではないと説明しています。
- 試合ごとの出塁率を平均する: 打席数の違う試合を同じ重みで混ぜることになります。記録を足してから割ってください。
- 故意四球をもう一度足す: 記録表の四球(BB)には、故意四球(IBB)がすでに含まれています。
限界
- 出塁率は、本塁打も内野安打も同じ1回の出塁として数えます。FanGraphsもそのため、ほかの指標とあわせて見るよう勧めています。長打の力まで見たいときは、OPSやwOBAをあわせて確認してください。
- 盗塁・走塁と守備は含まれません。出塁したあとに何をしたかは、別の記録で確認する必要があります。
- 球場・リーグ・シーズンの補正がありません。2026年だけでもリーグ平均がNPB .309、MLB .318、KBO .346と違うため、別のリーグの出塁率をそのまま比べると誤りやすくなります。
- 標本が小さいと大きく変動します。FanGraphsは、打者の出塁率が安定する目安を460打席と記しています(Russell Carletonの基準)。
- FanGraphsの目安表はMLB基準で、2010年に作られた表です。NPBやKBOでは、リーグ平均と規定打席の中央値を先に見てください。
- NPB 2026のリーグ合計は、公式サイト(npb.jp)に接続できなかったため、スポーツナビ(Yahoo! JAPAN)のチーム別選手成績と、シーズン途中に移籍した選手の成績を合算して再構成しました。チーム投手成績の合計と比べると、31打席・6安打・1四球少なく、死球は同じです。NPB 2025年の平均は、セ・リーグの投手打撃の合計が得られなかったため載せていません。
基準日 式と説明は2026-10-23に公式野球規則2026、MLB公式用語集、FanGraphs Library、Baseball-Referenceの原文で確認しました。リーグ平均と規定打席の打者は、2026-10-22に取得したKBO公式記録・MLB公式統計(Stats API)・NPB記録の2026年レギュラーシーズン最終成績と、2025年レギュラーシーズンの記録から計算しました。
出典
- 01Official Baseball Rules 2026 Edition9.21(f) 出塁率の定義と注(打撃妨害・走塁妨害・守備シフト違反による1塁は除外)、9.22(a) 規定打席(チーム試合数 × 3.1)、9.02(a)(1) 打数に数えない場合
- 02MLB Glossary — On-base Percentage (OBP)失策・野手選択・振り逃げによる出塁は除外、犠打を式から除く理由
- 03FanGraphs Library — OBPPiper Slowinski(2010-02-16): アウトにならないこと、目安表 .290〜.390、すべての出塁を同じに数える、分母を打席に替えると完全には一致しない
- 04FanGraphs Library — Sample SizeRussell Carletonの基準で、打者の出塁率は460打席
- 05KBO official records (Korean) — team hitting2026・2025年レギュラーシーズン10球団の合計(リーグ出塁率 .346・.338と一致)
- 06KBO official records (Korean) — player hitting2026年レギュラーシーズン、規定打席の49人の打数・安打・四球・死球・犠飛(表の出塁率と一致)
- 07MLB Stats API — 2026年チーム打撃成績30球団の合計、2025年は season=2025、規定打席の135人は同じAPIの qualified 一覧
- 08NPB — 2026年セ・リーグ規定打席の打者(保存版)パ・リーグの表(bat_p)とあわせて規定打席45人、2026-10-08の保存版
- 09スポーツナビ(Yahoo! JAPAN) — NPB順位表・球団別打撃成績順位表から12球団それぞれの打撃成績(teams/…/battingstats)へ。2026年NPB12球団の選手成績の合計でリーグ合計を再構成
- 10Baseball-Reference — Single-Season Leaders for On-Base %1〜5位(2026-10-23確認)、最近のシーズンはチーム試合ごとに3.1打席が基準
- 11Baseball-Reference — Career Leaders for On-Base %1〜5位、通算の率の記録は3,000打席以上
- 12MLB Stats API — バリー・ボンズ 年度別打撃成績2004年 373打数・135安打・四球232(故意四球120)・死球9・犠飛3(例の「ボンズ 2004」)
よくある質問
出塁率はどう計算しますか?
(安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)です。公式野球規則9.21(f)の定義で、四球には故意四球がすでに含まれています。打数520・安打165・四球55・死球4・犠飛5なら224 ÷ 584 = 0.3835…で、記録では小数第3位まで .384と書きます。
出塁率の平均はいくつですか?
2026年レギュラーシーズンのリーグ全体の出塁率は、NPBが .309(セ・リーグ投手の打撃を除く)、MLBが .318、KBOが .346でした。2025年はMLBが .315、KBOが .338です。リーグ平均には代打や控えの選手を含む全打者が入っているため、規定打席に達した主力だけの中央値はNPBが .337、MLBが .331、KBOが .366と、いずれもそれより高くなります。
出塁率はいくつなら良いと言えますか?
FanGraphsの目安表(2010年)は、MLBを基準に .390を最上位、.370を非常に良い、.340を平均以上、.320を平均、.310を平均以下、.300を悪い、.290を非常に悪いとしています。ただし2026年のKBOのようにリーグ平均が .346なら、.340は平均にも届きません。同じリーグ・同じ年の平均と比べるほうが正確です。
2026年の出塁率1位はだれですか?
規定打席の打者では、NPBは近藤 健介(ソフトバンク)の .431、MLBはヨルダン・アルバレス(アストロズ)の .432、KBOはKoo Ja Wook(サムスン)の .458でした。MLBでは規定打席の135人のうち .400を超えたのはアルバレスだけで、NPBでも近藤だけ、KBOでは49人のうち8人でした。
出塁率6割や10割はありえますか?
1試合ならよくあります。4打数2安打1四球なら3 ÷ 5 = .600で、打数なしで四球だけ2個なら1.000です。シーズン記録では、バリー・ボンズが2004年に残した .609がMLBのシーズン最高で(四球232個のうち故意四球が120個)、通算最高はテッド・ウィリアムズの .482です。
出塁率が打率より低くなることはありますか?
あります。打率は安打 ÷ 打数ですが、出塁率は分母に犠飛が加わるため、四球・死球がなく犠飛だけがあると出塁率のほうが低くなります。10打数3安打・犠飛2個なら、打率は .300、出塁率は3 ÷ 12 = .250です。四球や死球が1つでもあれば、たいてい出塁率のほうが高くなります。
失策・野手選択・犠打は出塁率にどう扱われますか?
失策・野手選択・振り逃げで1塁へ進んだ分は出塁に数えず、打数としてだけ数えます(MLB公式用語集、公式野球規則9.02(a)(1))。犠打(犠牲バント)は分子と分母のどちらからも除きます。打撃妨害や走塁妨害で得た1塁も計算から除くと、公式野球規則9.21(f)の注が定めています。犠飛は分母に入ります。
出塁率は何打席から信頼できますか?
FanGraphsのSample Sizeの記事は、Russell Carletonの研究にもとづいて、打者の出塁率が安定する目安を460打席と記しています。それより少ない標本では、同じ打者でも値が大きく変わることがあります。計算機は、分母が460打席より少ないと判定の文の下でそのことを知らせます。