野球成績計算ツールは、複数の打者の成績を1つの表で計算します
野球成績計算ツールは、打席・打数・安打・二塁打・三塁打・本塁打・四球・死球・犠飛を入力した打者を何人か集めて、打率・出塁率・長打率・OPSの成績表を作ります。行ごとにリーグ平均と比べた色が付き、下には合計の行とリーグ平均の行が並びます。行を押すとその打者の記録を直せて、同じ打者の能力値の六角形と計算の過程も一緒に変わります。
最初の画面は、2026年のNPBの規定打席到達者(セ・パ両リーグ合算)で8部門のトップに立った打者4人です。公式タイトルはリーグごとに決まります。打率1位のレイエス(日本ハム)は476打数149安打で打率.313ですが、OPSは近藤 健介(ソフトバンク)の.999、佐藤 輝明(阪神)の.991に次ぐ、この表で3番目の.946です。ある部門の1位が別の部門では何位なのかが、4人を1つの表に並べるとすぐに分かります。
打者を1つの表に並べて見る理由
打者1人のOPSはOPS計算ツールで詳しく見られます。このツールは、複数の打者を並べて初めて答えが出る疑問に使います。
- チームのシーズン表彰:草野球や学校のチームで首位打者・本塁打王・最高出塁率を決めるとき、規定打席を入れると、打席が足りない打者を除き、公認野球規則9.22(a)の例外まで考えて部門のトップを選びます。
- チーム打率を出す:チーム打率は選手の打率の平均ではなく、チーム全体の安打をチーム全体の打数で割った値です。合計の行がこの方法で計算します。
- 打順と役割を決める:出塁率の高い打者と長打率の高い打者をひと目で分けて、1・2番や中軸の候補を決めるときに使います。
- ライバルや選手の比較:好きなプロ選手の2026年の記録を一覧から入れて、自分の記録や別の選手と六角形で重ねて見られます。
使い方
- 新しい成績表を押すと、空の行が1つできます。下の「選択中の打者の記録」に名前と記録を入れます。空欄は0として数えます。
- 打者を追加で行を増やします。プロ選手は「2026年の規定打席到達者を入れる」の一覧から選ぶと、その選手のレギュラーシーズンの記録が入ります。打者は20人まで入れられます。
- 打席を空欄にすると、打数 + 四球 + 死球 + 犠飛で数えます。犠打や打撃妨害による出塁がある場合は、記録用紙の打席数をそのまま入れます。
- 規定打席に表彰の基準を入れると、部門トップの打率・出塁率・長打率・OPSがその基準に切り替わります。空欄なら全員を数えます。
- 表の見出し(打席・打率・出塁率・長打率・OPS・本塁打)を押すとその順に並び、もう一度押すと順番が逆になります。「#」を押すと入力した順に戻ります。
- 表をコピーはタブ区切りの表をコピーするので、ExcelやGoogleスプレッドシートにそのまま貼り付けられます。リンクをコピーは今の成績表をURLに入れます。自分で直した成績表はこのブラウザーに保存され、次に開いたときにまた表示されます。
計算方法
打率・長打率・出塁率の式は公式野球規則9.21(b)・(c)・(f)にあり、OPSは出塁率と長打率を足した値です(MLB公式用語集)。率は小数第4位を四捨五入して第3位まで書きます(KBO野球規則9.21 注)。下の例は、2026年NPBの近藤 健介の記録(打数489、安打151、二塁打31、三塁打0、本塁打32、四球101、死球7、犠飛4、打席601)です。
| 指標 | 式 | 近藤 健介 2026 |
|---|---|---|
| 打率(AVG) | 安打 ÷ 打数 | 151 ÷ 489 = .309 |
| 出塁率(OBP) | (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛) | 259 ÷ 601 = .431 |
| 長打率(SLG) | 塁打 ÷ 打数、塁打 = 単打 + 2 × 二塁打 + 3 × 三塁打 + 4 × 本塁打 | 278 ÷ 489 = .569 |
| OPS | 出塁率 + 長打率 | .4309 + .5685 = .999 |
| ISO(純長打率) | 長打率 − 打率 | .5685 − .3088 = .260 |
| 四球率(BB%) | 四球 ÷ 打席 | 101 ÷ 601 = 16.8% |
| 本塁打率 | 本塁打 ÷ 打席 | 32 ÷ 601 = 5.3% |
単打は、安打から二塁打・三塁打・本塁打を引いた値で自動計算します(近藤は151 − 31 − 0 − 32 = 88)。OPSは2つの率を四捨五入する前に足すので、小数第3位まで書いた2つの値を足した値と.001ずれることがあります。
2026年NPB部門トップ打者4人の成績表
最初の画面の例と同じ記録です。2026年NPBのレギュラーシーズンで規定打席(443打席)に到達した打者45人のうち、8部門のトップを集めました。
| 打者 | トップの部門 | 打席 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レイエス(日本ハム) | 打率 | 531 | .313 | .375 | .571 | .946 | 32 |
| 近藤 健介(ソフトバンク) | 出塁率・OPS・四球 | 601 | .309 | .431 | .569 | .999 | 32 |
| 佐藤 輝明(阪神) | 長打率・安打・塁打 | 614 | .306 | .383 | .609 | .991 | 39 |
| 栗原 陵矢(ソフトバンク) | 本塁打 | 628 | .271 | .365 | .557 | .922 | 40 |
| 合計4人 | 2,374 | .299 | .389 | .577 | .965 | 143 | |
| 2026年NPB平均 | .244 | .309 | .369 | .678 |
レイエスは打率が4人の中で最も高い.313ですが、四球は49個と少なく、出塁率(.375)は3番目です。近藤は打率が.309とほぼ同じなのに、四球が101個で出塁率は.431と.056高くなります。栗原は本塁打40本で1位ですが、打率(.271)と出塁率(.365)はこの4人の中で最も低く、同じトップでも強みはこのように違います。
能力値の六角形の読み方
六角形の6つの軸は、打率・出塁率・四球率・本塁打率・ISO・長打率です。各軸の数字は、その打者の値を比較するリーグの2026年平均で割って100を掛けた指数なので、100がリーグ平均で、120なら平均より20%高いことを表します。FanGraphsのプラス指標(AVG+・OBP+・BB%+など)も100を平均にして、100との差を平均より高いか低いかの割合として読みます。このツールも同じ方法で指数を出します。球場による補正はしません。
点線の六角形がリーグ平均(100)で、外側の枠が200です。200を超える軸は枠まで描き、数字には実際の指数を書きます。6つの軸がすべて100以上なら、「全方位型の打者」と表示します。2026年NPBの基準で、近藤 健介は打率127・出塁率139・四球率218・本塁打率233・ISO 207・長打率154と、6つの軸がすべて平均より高くなっています。栗原 陵矢は本塁打率278・ISO 228が外へ伸びる一方で、打率は111です。「比べる打者」を選ぶと、2つの六角形を重ねて、どの軸で上回るかを文で知らせます。
| 2026年レギュラーシーズン | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | ISO | 四球率 | 本塁打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KBO | .268 | .346 | .404 | .751 | .136 | 9.4% | 2.4% |
| MLB | .244 | .318 | .400 | .719 | .156 | 8.9% | 3.0% |
| NPB | .244 | .309 | .369 | .678 | .126 | 7.7% | 2.3% |
リーグ平均は、リーグ全体の合計で計算しました。NPBはセ・リーグの投手の打撃成績を除いた12球団の合計なので、投手が打席に立つ試合の影響を抑えています。MLBの平均長打率(.400)はKBO(.404)と近いのですが、打率は.024低く、本塁打率は0.6ポイント高いので、同じ記録でも比較するリーグを変えると、軸ごとの指数が変わります。
部門トップと規定打席
公認野球規則9.22(a)は、打率・長打率・出塁率の1位をチーム試合数 × 3.1以上の打席に到達した打者の中から選ぶと定めています。このツールは規定打席を入れると、打率・出塁率・長打率とOPSの1位をその基準に届いた打者の中から選び、安打・本塁打・四球・塁打のような累積部門は、打席に関係なく全員を数えます。
| リーグ | 2026年のチーム試合数 | × 3.1 | 規定打席 | 端数の処理 |
|---|---|---|---|---|
| KBO | 144 | 446.4 | 446 | 小数切り捨て(KBO野球規則9.22 注) |
| MLB | 162 | 502.2 | 502 | 最も近い整数(9.22(a)の解説) |
| NPB | 143 | 443.3 | 443 | 四捨五入(公認野球規則9.22 原注) |
規則には例外があります。打席が足りない打者でも、足りない分を打数に加えた後でも率が最も高ければ、その打者が1位になり、記録は元の率で書きます。規則の解説にある例では、502打席に到達したAbelは500打数181安打(.362)、Bakerは490打席440打数165安打(.375)です。Bakerに12打数を加えても452打数165安打で.365となり、Abelより高いので、Bakerが首位打者です。
草野球チームの例(架空)は、規定打席を40にしています。藤本 涼は31打席27打数11安打で打率.407ですが、9打席足りません。9打数を加えると11 ÷ 36 = .306で、大野 翔太(.382)より低いので、打率1位は大野 翔太になり、部門トップの欄の下にこの計算を書きます。同じ27打数で安打が14本(.519)なら、14 ÷ 36 = .389で大野 翔太より高く、藤本 涼が1位になります。OPSは規則が定めた部門ではないので、例外なしに規定打席に到達した打者だけを数えます。草野球の規定打席はリーグごとに決まっているので、自分のリーグの基準を確認して入れます。
チーム打率は選手の打率の平均ではありません
合計の行は、すべての打者の記録を足してから、もう一度割ります。草野球チームの例の9人は、合計が444打数135安打なので、チーム打率は135 ÷ 444 = .304です。9人の打率(.382、 .346、 .339、 .288、 .296、 .240、 .255、 .213、 .407)を単純に平均すると.3075になり、.003高く出ます。27打数しかない藤本 涼の.407が、55打数の大野 翔太の.382と同じ重さで入るからです。出塁率・長打率・OPSも同じ理由で、合計を割り直して計算します。
間違えやすいケース
- 四球・死球・犠打を打数に入れる:犠打・犠飛・四球・死球・打撃妨害による出塁は打数ではありません(公式野球規則9.02(a)(1))。失策や野手選択で出塁した場合は打数で、出塁率でも出塁には数えません。
- 長打を安打と別に数える:記録用紙の安打には、二塁打・三塁打・本塁打が含まれています。二塁打・三塁打・本塁打の合計が安打より多いときは、計算せずに知らせます。
- 犠飛を入れ忘れる:犠飛は打数ではありませんが、出塁率の分母に入ります。入れ忘れると、出塁率が少し高く出ます。犠打は出塁率の計算から完全に外れます。
- サンプルの小さい打者同士を率で順位付けする:10打席の.500と60打席の.350は同じ重さではありません。規定打席を入れて部門トップを選び、表の薄い名前(規定打席に未到達)も一緒に見ます。
- OPSをもう一度四捨五入する:近藤 健介の出塁率.431と長打率.569を足すと1.000ですが、四捨五入する前の値を足した実際のOPSは.999です。このツールは四捨五入する前の値を足します。
限界
- 球場やリーグの水準による補正はしません。球場補正が入った指標はOPS+計算ツールで見ます。
- 打点・得点・盗塁・三振は入力しません。三振がないので、コンタクト率やBABIPのような指標は計算しません。
- 草野球や学生野球の記録をプロのリーグ平均と比べると、指数が大きく出やすくなります。対戦する投手の水準が違うので、同じチームの中での比較に、より重きを置きます。
- 打席を空欄にすると、犠打や打撃妨害を除いた打席で四球率と本塁打率を計算するので、そうした記録が多い打者は、記録用紙の打席を入れます。
- 2026年のリーグ平均と規定打席到達者の一覧は、レギュラーシーズンの最終記録で、2027年シーズンが終わったら更新します。
基準日 式と規則は2026-10-23にOfficial Baseball Rules 2026(MLB)・KBO 2026 野球規則・MLB公式用語集・FanGraphsの原文で確認し、リーグ合計と規定打席到達者は2026-10-22に取得したKBO記録室・MLB公式統計(Stats API)・NPB記録の2026年レギュラーシーズン最終成績から計算しました。
出典
- 01Official Baseball Rules 20269.02(a)(1) 打数に数えない場合、9.21(b)(c)(f) 打率・長打率・出塁率、9.22(a) 規定打席(チーム試合数 × 3.1)と例外(AbelとBakerの例)
- 02KBO 2026 野球規則(韓国語)9.21 注 率は小数第4位まで計算して四捨五入、9.22 注 規定打席は小数切り捨て
- 03MLB Glossary: On-base Percentage (OBP)失策・野手選択・振り逃げによる出塁は出塁に入れない、犠打は式から除く
- 04MLB Glossary: On-base Plus Slugging (OPS)OPS = 出塁率 + 長打率
- 05MLB Glossary: Isolated Power (ISO)ISO = (二塁打 + 2 × 三塁打 + 3 × 本塁打) ÷ 打数 = 長打率 − 打率
- 06FanGraphs Library: K% and BB%BB% = 四球 ÷ 打席
- 07FanGraphs: New FanGraphs Plus Statsプラス指標は100が平均で、100との差が平均に対する割合。球場補正はwRC+・ERA-・FIP-のみ(コメント欄の回答)
- 08KBO記録室:選手・チームの打者記録2026年レギュラーシーズンのリーグ合計、規定打席(446打席)以上の49人
- 09MLB Stats API: 2026年の規定打席到達者・チーム打撃成績規定打席(502打席)以上の135人、30球団の合計
- 10NPB: 2026年の規定打席到達者(保存版)セ・パ両リーグの規定打席到達者45人。リーグ合計はスポーツナビ(Yahoo! JAPAN)のチーム別成績から再構成
- 11NPB 公認野球規則 9.00(保存版)9.22 原注 規定打席の端数は四捨五入、足りない打席を打数に加える例外
よくある質問
打率・出塁率・長打率・OPSはどのように計算しますか?
打率 = 安打 ÷ 打数、出塁率 = (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)、長打率 = 塁打 ÷ 打数(塁打 = 単打 + 2 × 二塁打 + 3 × 三塁打 + 4 × 本塁打)、OPS = 出塁率 + 長打率です(公式野球規則9.21、MLB公式用語集)。2026年NPBの近藤 健介は489打数151安打で打率.309、出塁率259 ÷ 601 = .431、長打率278 ÷ 489 = .569、OPS .999になります。
チーム打率は、選手の打率を平均すればよいのですか?
いいえ。チーム打率は、チーム全体の安打をチーム全体の打数で割ります。このツールの草野球チームの例は444打数135安打でチーム打率が.304ですが、9人の打率を単純に平均すると.3075になります。打数の少ない打者の打率が同じ重さで入るためで、合計の行は必ず足してから割り直します。
規定打席は何打席で、足りなければ首位打者になれませんか?
規定打席はチーム試合数 × 3.1です(公式野球規則9.22(a))。2026年はKBOが144試合で446打席(小数切り捨て)、MLBが162試合で502打席、NPBが143試合で443打席(四捨五入)です。打席が足りなくても、不足分を打数に加えた後で率が最も高ければ、打率・長打率・出塁率の1位になれます。このツールは、規定打席を入れるとこの例外まで判定します。
打席と打数は何が違いますか?
打席は打者が打撃を終えたすべての回数で、打数はそこから四球・死球・犠打・犠飛・打撃妨害による出塁を除いた回数です(公式野球規則9.02(a)(1))。打率と長打率は打数で、四球率と規定打席は打席で数えます。打席を空欄にすると、このツールは打数 + 四球 + 死球 + 犠飛で数えます。
能力値の六角形の100は、何を表しますか?
比較するリーグの2026年平均です。各軸はこの打者の値 ÷ リーグ平均 × 100なので、120なら平均より20%高くなります。FanGraphsのプラス指標と同じように100を平均として読み、球場補正はしません。2026年NPBの近藤 健介は6つの軸がすべて100以上で、栗原 陵矢は本塁打率が278です。
四球率と本塁打率はどのように計算しますか?
四球率は四球 ÷ 打席(FanGraphsのBB%)、本塁打率は本塁打 ÷ 打席です。2026年のリーグ平均は、四球率がKBO 9.4%・MLB 8.9%・NPB 7.7%、本塁打率がKBO 2.4%・MLB 3.0%・NPB 2.3%です。近藤 健介は101 ÷ 601 = 16.8%で、NPB平均の2.18倍になります。
入力した記録は保存されますか? チームの仲間と共有できますか?
自分で直した成績表はこのブラウザーにだけ保存され、サーバーには送りません。リンクをコピーすると名前と記録がURLに入り、そのリンクを開いた人に同じ成績表が表示されます。表をコピーするとタブ区切りの表がコピーされ、ExcelやGoogleスプレッドシートにそのまま貼り付けられます。
草野球の記録をプロのリーグ平均と比べてもよいですか?
計算はできますが、対戦する投手の水準が違うため、指数が大きく出やすくなります。草野球チームの例の大野 翔太(打率.382)は、NPB基準で打率の指数が157です。まず同じチームの中での順位とチーム合計との比較を見て、リーグ平均は参考として使います。