選手を押すたびに個人ファウルとチームファウルが増え、フリースロー区間を知らせます
バスケ ファウルカウンターは、試合中のファウルを選手別・クォーター別に数えるツールです。選手の行を1回押すと、その選手のファウルが1つ増え、同じ区間のチームファウルも一緒に増えます。チームファウルが基準に達すると、スコアボード風の帯のランプが点灯して次のファウルから相手のフリースローを知らせます。退場まであと1個の選手と、すでに退場した選手は行の色で見分けられます。
基準は大会ごとに違うので、最初にルールを選びます。FIBA 2026ルールと、その一つ前のFIBA 2024ルール、NBA、NCAA男子・女子、米国高校(NFHS)に対応しています。ルールを切り替えると、記録済みのファウルも新しい基準で数え直されます。テクニカル、アンスポーツマンライク、フレグラントのように数え方が違うファウルは、種類を選んで記録すれば失格の組み合わせまで判定します。
ファウルを別に数えておく理由
公式戦ではオフィシャル席のスコアラーが記録用紙にファウルを書き込みます。ところが、部活の練習試合や社会人リーグの空き時間のゲームでは、記録をつける人が足りないこともあります。ベンチ側でも自分たちの数を把握しておけば、判断を誤りにくくなります。使う場面は次のとおりです。
- 部活・クラブチームの練習試合:審判が1〜2人でオフィシャルが手薄だと、チームファウルの数を見失いがちです。4個たまっているのにフリースローにならなかったり、まだなのにフリースローを与えたりしてしまいます。
- ベンチの選手起用:コーチやマネージャーは、ファウルが4個の選手をいつ下げるか、クォーター終盤にあと何個ファウルしてよいかを知っておく必要があります。画面の「退場まであと1個」と「フリースロー区間まであと○個」が判断を助けます。
- オフィシャル席のサポート:公式の記録用紙とは別に、テクニカルとアンスポーツマンライクが重なって失格になる組み合わせを見落としがちです。種類を選んで記録すれば、失格になった瞬間に表示が出ます。
- 観戦しながらルールを覚える:NBAの「最後の2分」やNCAA男子の1+1のように、リーグごとに違う基準を実際に押して確かめられます。
使い方
- 上のルールから、試合に合うルールを選びます。すぐ下の文が、そのルールの退場とチームファウルの基準を要約します。
- 両チームの列にある名簿ボタンを押し、1行に1人「背番号 名前」の形で書いて適用します。背番号だけでも構いません。名簿がなくても、チームファウルのみボタンでチームファウルだけ数えられます。チーム名の欄にはチーム名を入れます。
- スコアボード風の帯の中央で、いまの区間(第1〜第4クォーター、前半・後半、延長)を選びます。「次へ」で進むと新しい区間のチームファウルは0から始まり、延長はルールに応じて前の区間から続けて数えます。
- ファウルが起きたら、その選手の行を押します。テクニカルのように種類が違う場合は、先に次のファウルで種類を選んでから押します。種類は1回記録すると「パーソナル」に戻ります。
- 押し間違えたら元に戻す(Ctrl・⌘ + Z)を押すか、下の記録でその行の×を押します。記録はこのブラウザに自動保存されるのでリロードしても続けられ、試合後は記録をコピーでグループチャットに貼れます。コート脇のタブレットでは大きく表示でボードを画面いっぱいに広げられます。
ルール別の退場とチームファウルの基準
パーソナルファウルで退場になる個数と、チームファウルのペナルティが始まる時点は、ルールごとに違います。「ペナルティ開始」は、その個数がたまった次のファウルから相手がフリースローを受けるという意味です。シュート動作中のファウルは本来の規定どおりフリースローになるので、チームファウルのペナルティは、シュート動作ではないファウルにつくフリースローです。
| ルール | 区間 | 退場するファウル数 | チームファウルのペナルティ | 延長のチームファウル |
|---|---|---|---|---|
| FIBA 2026 | 10分×4クォーター | 5 | クォーターごとに4個たまった次からフリースロー2本 | 第4クォーターから続けて数える |
| FIBA 2024 | 10分×4クォーター | 5 | クォーターごとに4個たまった次からフリースロー2本 | 第4クォーターから続けて数える |
| NBA | 12分×4クォーター | 6 | クォーターごとに4個を超えるとフリースロー2本、最後の2分はペナルティなしが1個だけ | 延長ごとに新しく数え、3個を超えるとフリースロー2本 |
| NCAA男子 | 20分ハーフ×2 | 5 | ハーフごとに7個目から1+1、10個目からフリースロー2本 | 後半から続けて数える |
| NCAA女子 | 10分×4クォーター | 5 | クォーターごとに5個目からフリースロー2本 | 第4クォーターから続けて数える |
| 米国高校(NFHS) | 8分×4クォーター | 5 | クォーターごとに5個目からフリースロー2本(1+1なし) | 第4クォーターから続けて数える |
NCAA男子の1+1は、最初のフリースローが入ったときだけ2本目が与えられる方式です。米国高校は2023-24シーズンから1+1をやめ、クォーターごとに5個目のチームファウルからフリースロー2本を与えます。チームファウルは第1・第2・第3クォーターの終了ごとに0に戻ります。
FIBAのチームファウルは「4個たまった次のファウルから」です
FIBA規則42.1.1は、チームファウルを「選手が犯したパーソナル、テクニカル、ディスラプティブ、フレグラント、ディスクォリファイングの各ファウル」と定め、1クォーターにチームファウルを4個犯したチームはペナルティの状況になると書いています。したがって5個目のチームファウルから、シュート動作中ではない選手に対するパーソナルファウルには、スローインの代わりにフリースロー2本が与えられます(42.2.1)。日本のB.LEAGUE公式のルール解説でも、パーソナルファウルは5回目で退場、チームファウルは各クォーター5回目から相手にフリースロー2本、と説明されています。
数える時点にも決まりがあります。クォーター間のインターバルに出たチームファウルは次のクォーターに入れ(42.1.2)、延長のチームファウルはすべて第4クォーターに犯したものとして扱います(42.1.3)。一方、ボールをコントロールしているチームの選手が犯したパーソナルファウル、いわゆるオフェンスファウルはチームファウルに数えますが、フリースローはなく、相手のスローインで再開します(42.2.2)。ヘッドコーチやベンチに宣告されたテクニカルはチームファウルに入れません(36.3.1)。
| 延長のファウル | FIBAのチームファウル数 | FIBA | NBAのチームファウル数 | NBA |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 4 | スローイン、このファウルでペナルティ状況に | 1 | スローイン |
| 2回目 | 5 | フリースロー2本 | 2 | スローイン |
| 3回目 | 6 | フリースロー2本 | 3 | スローイン、このファウルでペナルティ状況に |
| 4回目 | 7 | フリースロー2本 | 4 | フリースロー2本 |
ファウルの種類で数え方が変わります
FIBA 2026ルール(2026年10月1日施行)は、アンスポーツマンライクファウルをなくし、ディスラプティブファウル(試合の流れを止めようとする不当な接触)とフレグラントファウル(スポーツマンシップに反する危険な接触)に分けました。テクニカルファウルも、失格の累積に数えるカテゴリ1と、数えないカテゴリ2に分かれます。選手が受けたテクニカルは、カテゴリを問わず選手のファウルであり、チームファウルでもあるので、5ファウル退場にも数えます(36.3.1)。失格になるのは、カテゴリ1のテクニカル2個、フレグラント2個、またはその両方が1個ずつの場合です(41.4)。
FIBA 2024ルール(アンスポーツマンライクファウルとテクニカルファウルの組み合わせで失格になる版)は、2026-27シーズンも一部のリーグが使っています。韓国のKBLは2026-27シーズンに新ルールをすぐには適用せず、2027-28シーズンからの適用を計画していると伝えられています。この版を使う試合では「FIBA 2024」を選んでください。テクニカル2個、アンスポーツマンライク2個、またはその両方が1個ずつで失格です(FIBA 2024 40.4)。
| 種類 | パーソナル5個に | チームファウルに | 失格 |
|---|---|---|---|
| P パーソナル | 数える | 数える | なし |
| T1 テクニカル カテゴリ1 | 数える | 数える | T1・FL合わせて2個 |
| T2 テクニカル カテゴリ2 | 数える | 数える | なし |
| DI ディスラプティブ | 数える | 数える | なし |
| FL フレグラント | 数える | 数える | T1・FL合わせて2個 |
| T テクニカル(2024) | 数える | 数える | T・U合わせて2個 |
| U アンスポーツマンライク(2024) | 数える | 数える | T・U合わせて2個 |
| D 失格・退場 | 数える | 数える | 即時 |
NBA・NCAA・米国高校の違い
- NBA:6個目のパーソナルファウルで退場します(規則3-I-a)。通常のクォーターはチームファウル4個、延長は3個を超えるとフリースロー2本です。クォーターの最初の10分間(延長は最初の3分間)にその個数に達していないチームは、最後の2分間にペナルティなしのチームファウルを1個だけ使えます(12B-V)。オフェンスファウルはパーソナルファウルですがチームファウルではありません(12B-VII)。アンスポーツマンライクのテクニカル2個、フレグラント1を2回、またはフレグラント2を1回で退場です(12A-V-b、12B-IV)。このツールでは時計の代わりに、その区間の「最後の2分」スイッチを手動で入れます。
- NCAA男子:20分ハーフ制で、延長は後半の延長です(5-9-4)。ハーフごとにチームファウルの7個目から1+1、10個目からフリースロー2本です(8-2)。チームファウルにはパーソナルファウル(オフェンスファウルを含む)とクラスAのテクニカルが入り、クラスBのテクニカルはチームファウルにも5ファウルにも入りません。A 2個、A 1個とB 2個、B 3個、またはフレグラント2を1回で退場、フレグラント1を3回で失格です(4-12-1、10-3、10-4)。
- NCAA女子:10分×4クォーターで、クォーターごとに5個目のチームファウルからフリースロー2本です。オフェンスファウルはチームファウルに数えますが、フリースローはありません(8-2)。テクニカル2個、フレグラント1を2回、テクニカルとフレグラント1を1個ずつ、またはフレグラント2を1回で退場です(4-14-2)。
- 米国高校(NFHS):パーソナルファウルとテクニカルを合わせて5個で退場し、テクニカル2個かフレグラント1個ですぐに退場です。延長は第4クォーターの延長なので、チームファウルは0に戻りません。
例の試合の読み方
最初の画面の例は、FIBA 2026ルールで第3クォーターを戦っている試合です。区間ごとのチームファウルは下の表のとおりです。ホームは第3クォーターでチームファウルが4個になってランプが点灯し、次のファウルから相手がフリースロー2本を受けます。アウェイは第2クォーターに5個を犯し、5個目はすでにフリースロー区間のファウルでした(シュート中のファウルやボールを持つチームのファウルでなければフリースロー2本)。第3クォーターは3個なので、フリースロー区間まであと1個です。
| 区間 | ホーム | アウェイ |
|---|---|---|
| 第1クォーター | 2 | 3 |
| 第2クォーター | 3 | 5 |
| 第3クォーター(進行中) | 4 | 3 |
選手の行では、ホームの7番がパーソナル3個とテクニカル(T1)1個で合計4個となり、「退場まであと1個」が表示されます。T1の欄には、失格の累積に数えるファウルであることを示す輪がつきます。アウェイの21番のフレグラント(FL)にも同じ輪がつき、あと1個T1かFLを受けると失格です。アウェイの12番は第3クォーターに3個を重ねて合計5個になったので、退場と表示され、それ以上は押せません。
よくある間違い
- 「5個からボーナス」と「4個たまった次からペナルティ」の混同:FIBA、NCAA女子、米国高校は、どれも5個目のチームファウルからフリースローです。言い方が「4個たまった次」と「5個目から」で違うだけで、同じ時点を指しています。
- クォーターが変わったのにチームファウルをそのまま続ける:チームファウルはクォーター(NCAA男子はハーフ)ごとに新しく数えます。区間を進めるときは必ず「次へ」を押してください。
- 延長のチームファウルを0から数える:0から新しく数えるのはNBAだけです。FIBA、NCAA女子、米国高校は第4クォーターから、NCAA男子は後半から続けて数えます。
- オフェンスファウルにフリースローを与える:ペナルティ状況でも、ボールをコントロールしているチームのファウルはスローインで再開します。NBAではオフェンスファウルをチームファウルにも数えないので、種類ボタンで「オフェンス」を選んで記録します。
- 選手のテクニカルをチームファウルから外す:FIBA、NCAA女子、米国高校では、選手が受けたテクニカルもチームファウルと5ファウルに入ります。NBAはテクニカルをパーソナルファウルとは別に数え、NCAA男子もクラスBのテクニカルはチームファウルと5ファウルに入れません。
- インターバル中のファウルを終わったクォーターに入れる:FIBAでは、クォーター間に出たチームファウルは次のクォーターに入ります。先に区間を進めてから記録してください。
このツールの限界
- コーチやベンチに宣告されるテクニカル(FIBAの記録用紙のC・B)と、コーチの失格は数えません。数えるのは選手のファウルだけです。
- 実際にフリースローが何本になるかは、シュート動作かどうか、オフェンスファウルかどうか、得点が認められたかどうかで変わります。画面が示すのは、チームファウルがペナルティ区間に入ったかどうかだけです。
- 試合時計がないため、NBAの最後の2分はスイッチを手動で入れる必要があります。得点とタイムアウトは扱いません。
- リーグ独自の追加規定、3x3、ミニバスなど年代別大会の変則ルールは扱いません。大会要項が異なる場合は、要項に従ってください。
- 記録はこの端末のこのブラウザにだけ保存され、サーバーには送られません。ほかの端末とは共有されないので、共用のパソコンでは試合後に「新しい試合」で消してください。
- 1チーム20人まで、延長は9回まで記録できます。
基準日 2026年10月23日。ルールの条項は下の出典の原文で確認しています。新シーズンのルールが出たら、改めて確認します。
出典
- 01FIBA Official Basketball Rules 2026 v1.1(2026年10月1日施行)36.3.1 テクニカルのチームファウル、41.1・41.4 5ファウルと失格の組み合わせ、42.1〜42.2 チームファウルのペナルティ・延長・オフェンスファウル
- 02FIBA Official Basketball Rules 2026: Rule Changes v1.1アンスポーツマンライク → ディスラプティブ・フレグラント、テクニカルのカテゴリ1・2の新設
- 03FIBA Official Basketball Rules 2024 v1.0a40.1 5ファウル、40.4 テクニカル・アンスポーツマンライクの失格の組み合わせ、41.1 チームファウル
- 04B.LEAGUE バスケットボールのルールパーソナルファウル5回で退場、チームファウルは各クォーター5回目からフリースロー2本
- 05ジャンプボール(韓国語、2026年7月25日)KBLは2027-28シーズンから新しいFIBAルールを適用する計画
- 06ジャンプボール(韓国語、2026年9月14日)2026-27シーズンのKBLはUファウルの基準を昨季と同じに維持
- 07NBA Official Playing Rules 2026-273-I-a 6ファウル、12A-V-b テクニカル退場、12B-IV フレグラント、12B-V チームファウルのペナルティ・最後の2分、12B-VII オフェンスファウル
- 08NCAA Men's Basketball Rules 2026-274-12-1 5ファウル、5-9-4 延長、8-2 ボーナス、10-3・10-4 クラスA・Bのテクニカル
- 09NCAA Women's Basketball Rules4-12-1・4-14-2 退場、5-9-4 延長、8-2 ボーナスとチームファウルの合計
- 10NCAA 2025-26 Major Rules Differences(NFHSとの比較)米国高校:5個目のチームファウルでフリースロー2本、第1〜第3クォーター終了時にリセット、5ファウルと退場
- 11IESA: NFHS 2023-24 Basketball Rule Changes1+1の廃止、延長は第4クォーターの延長なのでチームファウルをリセットしないという判定例
よくある質問
チームファウルは何個からフリースローになりますか?
FIBAルールでは、1クォーターにチームファウルが4個たまった後、つまり5個目のチームファウルから、シュート動作ではないファウルにもフリースロー2本が与えられます。NCAA女子と米国高校も5個目から2本です。NBAはクォーターごとに4個(延長は3個)を超えると2本、NCAA男子はハーフごとに7個目から1+1、10個目から2本です。
延長戦のチームファウルは0から数え直しますか?
FIBA、NCAA女子、米国高校は延長を第4クォーターから続けて数え、NCAA男子は後半から続けて数えます。延長ごとに0から新しく数えるのはNBAだけで、NBAの延長はチームファウルが3個を超えるとフリースロー2本です。
パーソナルファウルは何個で退場ですか?
FIBA、NCAA、米国高校は5個、NBAは6個です。FIBAでは選手が受けたテクニカルとフレグラント(2024ルールではアンスポーツマンライク)も5個に入れ、NBAではテクニカルを6個に入れません。
テクニカルファウルもチームファウルに入りますか?
FIBAでは選手が受けたテクニカルはカテゴリを問わずチームファウルですが、ヘッドコーチやベンチに宣告されたテクニカルはチームファウルではありません。NCAA男子はクラスAのテクニカルだけをチームファウルに入れ、クラスBは入れません。NBAではオフェンスファウルとテクニカルをチームファウルに数えません。
FIBA 2026ルールでアンスポーツマンライクファウルはどう変わりましたか?
2026年10月1日から、アンスポーツマンライクファウルに代わり、試合の流れを止めるディスラプティブファウルと、危険の大きいフレグラントファウルに分かれました。失格になるのはカテゴリ1のテクニカル2個、フレグラント2個、またはその両方が1個ずつの場合で、ディスラプティブとカテゴリ2のテクニカルは失格の累積に数えません。
FIBA 2024ルールはどんなときに選びますか?
FIBA 2024は2026年10月1日より前のFIBAの版で、2026-27シーズンも一部のリーグが使っています。韓国のKBLが使うことは確認していますが、ほかのリーグが使うとはここでは断定しません。大会要項に使うルールの版が書いてあれば、それに合わせて選んでください。
押し間違えたファウルはどう消しますか?
元に戻す(Ctrl・⌘ + Z)は直前の操作を取り消します。記録したばかりのファウルならその記録が消え、記録リストから消したばかりの行なら元に戻ります。下の記録リストで行の×を押すとその記録だけが消え、個人ファウル・チームファウル・退場の表示は残った記録から最初から数え直されます。
記録はどこに保存されますか?
記録はいま使っているブラウザにだけ自動保存されるので、リロードしたり開き直したりしても続けて使えます。サーバーには送らないため、ほかの端末では見えません。共用の端末では、試合後に「新しい試合」を押して消してください。