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K/BB比率計算ツール

奪三振と与四球を入力すると、与四球1個あたりの奪三振数であるK/BBが分かります。たとえば奪三振180、与四球48なら180 ÷ 48 = 3.75で、2026年のNPBレギュラーシーズンのリーグ平均2.77より0.98高い値です。規定投球回に到達したNPBの投手22人のうち15人はこれより高く、同じ与四球48個でNPBの平均の割合なら奪三振は約133個になります。K/BBに公式の等級表はないため、同じシーズンのリーグ平均と規定投球回の投手の中での位置で見ます。

最終更新 2026-10-22計算はブラウザ内だけで処理
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投球回を入れると傾きの図に点が打たれてK/9・BB/9が、対戦打者を入れるとK% − BB%が表示されます。投球回は記録のまま165.1のように書きます(.1 = アウト1個)。

比較する成績前のシーズンや別の投手(任意)

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奪三振180・与四球48なら、K/BBは3.75です

K/BBは、投手が与四球を1個出すたびに、奪三振をいくつ奪ったかを示す比率です。MLB公式の用語集では、総奪三振 ÷ 総与四球と定義されています。奪三振180、与四球48なら180 ÷ 48 = 3.75で、与四球1個あたり奪三振3.75個という意味です。投球回や対戦打者数は式に入りません。

3.75は、2026年のNPBレギュラーシーズンのリーグ平均2.77より0.98高い値です。ただし規定投球回に到達したNPBの投手22人のうち15人はこれより高く、18人がリーグ平均を上回っていました。リーグ平均には、規定投球回に届かなかった投手まで含まれているためです。この計算ツールがリーグ平均と規定投球回の投手を並べて表示するのは、そのためです。「K/BBはどのくらいだと優秀ですか」とよく検索されますが、公式の等級表はありません。同じシーズンのリーグ平均と、規定投球回の投手の中での位置で見るのが確かです。傾きの図では、9回あたりの与四球を横、9回あたりの奪三振を縦に置くので、K/BBは原点とその点を結ぶ直線の傾きになります。

K/BBを見る理由

奪三振は守備の助けなしに取れるアウトで、与四球は守備が防げない出塁です。MLBの用語集は四球を投手の制球を測る記録と説明し、FanGraphsは三振と四球を投手自身が大きく左右する結果だと説明しています。K/BBはこの二つを1つの数字にまとめ、次のような場面で使われます。

  • 奪三振型の投手の制球の確認: 奪三振が多くても与四球が同じように多ければ、走者がたまります。奪三振200でも与四球が100なら、K/BBは2.00でリーグ平均に近い値です。
  • シーズン間の変化: 前のシーズンと今のシーズンを比較する成績に並べて入れると、比率が上がった理由が奪三振の増加か与四球の減少かを、傾きの図の矢印の向きで確かめられます。
  • 別のリーグの投手との比較: NPB・MLB・KBOは四球と三振の環境が違います。同じ3.00でも、NPBの平均より0.23高く、MLBの平均より0.51高く、KBOの平均より0.92高い値です。
  • 記事や中継の数字の意味の確認: 「K/BB 5」は与四球1個あたりの奪三振、「K引くBB」は奪三振から与四球を引いた個数の差、「BB/K」はその逆の比率と、向きがそれぞれ違います。どれを指しているかの確認にも使えます。

使い方

  1. 上の「奪三振 K」欄と「与四球 BB」欄に、同じ期間の記録を入れます。死球は与四球に入れません。
  2. NPB・MLB・KBOから比較するリーグを選びます。判定の文章と傾きの図の点が、そのリーグの2026年レギュラーシーズンの値に切り替わります。
  3. 投球回が分かれば、記録のまま165.1のように入力します。傾きの図に点が打たれ、K/9・BB/9が表示されます。対戦打者数を入れると、K% − BB%も表示されます。
  4. 前のシーズンや別の投手と比べるときは、下の「比較する成績」に奪三振・与四球(と投球回)を入れます。変化量と変化率、傾きの図の矢印が表示されます。
  5. 傾きの図の「同じ差の線」を押すと、補助線が9回あたりの奪三振 − 与四球が等しい平行線に変わり、K/BBは近いのに差が大きく違う実在の二人の投手が表示されます。

計算方法

  1. K/BB: 奪三振 ÷ 与四球。小数第2位に四捨五入して表示します。与四球が0で奪三振があれば∞、どちらも0なら計算しません。
  2. K/9・BB/9: 投球回をアウト数に直し(整数部 × 3 + 小数部)、奪三振・与四球 × 27 ÷ アウト数。同じ投球回で割るので、K/9 ÷ BB/9はK/BBと一致します。
  3. K% − BB%: (奪三振 − 与四球) ÷ 対戦打者。小数第1位までのパーセントで表示します。
  4. リーグ平均: そのリーグの投手全員の奪三振と与四球をそれぞれ合計してから割ります。投手ごとのK/BBの単純平均ではありません。
  5. 比較する成績: 変化量は表示される二つの値(小数第2位)の差、変化率は四捨五入前の値で計算します。

与四球が少ないほど、1個の違いがK/BBを大きく動かします。計算ツールの「与四球が1個多い・少ない場合」の行が、その範囲です。

成績奪三振与四球K/BB与四球±1個なら
先発の1シーズン180483.753.67 〜 3.83
前のシーズン150503.002.94 〜 3.06
救援19.2回24212.008.00 〜 24.00
与四球なしの短い成績150∞-

リーグ平均のK/BB(2025・2026年レギュラーシーズン)

2026年は、KBOとMLBでK/BBが下がりました。奪三振はほぼ同じなのに、与四球が増えたためです。NPBは与四球も増えましたが奪三振がそれ以上に増え、2.74から2.77へわずかに上がりました。同じ3.00でも基準にするシーズンで評価が変わるため、比較には同じシーズンの平均を使うのが適切です。

リーグシーズン奪三振与四球K/BBK/9BB/9K% − BB%
NPB202613,4304,8412.777.912.8513.4%
NPB202512,4754,5592.747.292.6712.3%
MLB202640,70016,3372.498.503.4113.3%
MLB202540,64515,3792.648.493.2113.8%
KBO202611,0545,3192.087.803.7510.1%
KBO202511,0245,1232.157.773.6110.5%

KBOの対戦打者数はチーム投手成績にないため、チーム打撃成績の打席合計(2026年は56,732)を使っています。リーグ全体では、打者が立った打席数と投手が対戦した打者数が一致するためです。

規定投球回の投手のK/BB

規定投球回は、チーム試合数 × 1イニングです(MLBの規則9.22)。これに届く投手はたいてい長く投げた先発なので、リーグ平均よりK/BBが高くなります。2026年のNPBでは、22人のうち18人がリーグ平均2.77より高い値でした。先発投手なら、「平均より高い」で終わらず、規定投球回の投手の中でどのあたりかまで見るのが正確です。

リーグ(2026)規定投球回人数最高中央値最低リーグ平均より高い投手
NPB143回22人8.82(髙橋 遥人)4.152.31(九里 亜蓮)18人
MLB162回46人6.45(Chris Sale)3.191.61(Merrill Kelly)33人
KBO144回18人8.32(Ko Young Pyo)3.242.06(Natsuki Toda)17人

NPBで最高だった髙橋遥人(阪神)は、奪三振150、与四球17でした。与四球がごく少ない投手はK/BBが大きく跳ね上がるので、上位どうしでは与四球1〜2個の違いで順位が入れ替わります。規定投球回の投手の中央値は4.15なので、先発の目安にはリーグ平均2.77よりこちらの方が近い値です。

比率が同じでも、投手は違います

K/BBの弱点は割り算であることです。奪三振の割合20%・四球の割合10%の投手と、奪三振10%・四球5%の投手は、K/BBがどちらも2.0です。しかし前者は対戦打者100人のうち10人多く三振に取り、後者は5人多いだけです。Tom Tangoは2010年の記事で、1993〜2009年に対戦打者1,500人以上の投手を3つの集団に分け、この違いを確かめました。

投手の集団人数奪三振の割合四球の割合K/BB9回あたりの失点
四球11%以上・奪三振21%以上20人24.2%12.1%2.04.26
四球7%未満・奪三振14%未満20人12.1%5.9%約2.04.94
四球7%未満・奪三振 − 四球が10〜14%24人18.0%5.7%3超4.14

1つ目と2つ目の集団はK/BBが同じなのに、失点は0.7点近く(4.94 − 4.26 = 0.68点)開きました。1つ目と3つ目はK/BBが2.0と3以上で違いますが、奪三振 − 四球の差(12.1ポイントと12.3ポイント)が近く、失点も近い値でした。Tangoの結論は、比率ではなく差を見よ、というものです。FanGraphsも、三振の割合と四球の割合の間隔が大きいほど効果的な投手だと説明しています。

ここで言う「K-BB%」は、奪三振の割合から四球の割合を引いたK% − BB%のことです。K/BBは割り算、K-BB%は引き算なので、同じ二つの数字から出発しても、見えるものが違います。個数のまま引いた「K引くBB」(奪三振 − 与四球)は、投球回が多い投手ほど大きくなるため、投手を比べるときは対戦打者数で割ったK-BB%や、9回あたりに直した値が向いています。

2026年のNPBにも、同じ場面があります。Andre Jackson(ロッテ)はK/BB 2.41、床田 寛樹(広島)は2.33と、ほぼ同じ比率です。ところが9回あたりの奪三振 − 与四球は4.90と3.01で、大きく開いています。計算ツールの例「制球型 vs パワー型」も同じ構造です。奪三振120・与四球24(K/BB 5.00)の制球型より、奪三振220・与四球88(2.50)のパワー型の方が、9回あたりの奪三振 − 与四球は5.08に対して6.79と大きくなります。対戦打者数が分かれば、K/BBと合わせてK% − BB%も見てください。

よくある間違い

  • 四死球を与四球の欄に入れる: 四死球は四球と死球の合計です。K/BBのBBは四球だけなので、四死球を入れると比率が低く出ます。
  • 投手ごとのK/BBを単純平均する: 2026年のKBOの規定投球回の投手18人は、K/BBの単純平均が3.71ですが、奪三振と与四球をそれぞれ合計して割ると3.36です。MLBは3.47と3.24、NPBは4.23と3.90です。与四球がごく少ない数人が、単純平均を引き上げるためです。
  • 与四球が数個の成績をシーズンの成績と比べる: 与四球2、奪三振24なら12.00ですが、与四球があと1個増えると8.00になります。
  • 出典のない等級表を公式の基準のように使う: 「3.00以上は優秀、2.00未満は物足りない」のような区分は、MLB公式用語集にもFanGraphsの説明にもない、慣習的な目安です。同じシーズンのリーグ平均と比べてください。
  • 故意四球を除いて数える: 故意四球(敬遠)も記録上は四球で、MLBとNPBの公式の合計に含まれます。除いて計算した場合は、そのことを明記しないと比較が合いません。
  • 別のシーズンの平均と比べる: KBOの平均は2025年の2.15から2026年の2.08へ下がりました。2026年の成績を2025年の平均に当てると、実際より低く評価されます。
  • 投球回の.1を小数の0.1として扱う: K/BBには影響しませんが、K/9・BB/9は変わります。165.1回は165回1/3で、アウト496個です。

限界

  • K/BBは、被本塁打やインプレーの打球の結果を含みません。失点とつなげて見るには、FIPやWHIPなどの記録も合わせて見る必要があります。
  • FanGraphsは、救援投手は先発より三振の割合が約3ポイント、四球の割合が約1ポイント高いと説明しています。規定投球回の投手はほぼ先発なので、救援の成績をそのまま当てると解釈がずれることがあります。
  • 球場・リーグ・シーズンの補正をしていない、そのままの値です。リーグが違う投手どうしは、この計算ツールのように、それぞれのリーグ平均との距離で比べる方が適切です。
  • KBO記録室の規定投球回の投手の表には対戦打者数がないため、傾きの図はK%・BB%ではなく9回あたりの値で描いています。同じ差の線も、9回あたりの奪三振 − 与四球が基準です。
  • リーグ平均と規定投球回の投手の一覧は、2026-10-21に確認したレギュラーシーズンの最終成績です。ポストシーズンは含みません。
  • 入力した値はサーバーに送らず、このブラウザー内だけで計算します。リンクのコピーを押したときや値を変えたときだけ、アドレスに値が入ります。

基準日 式と説明は2026-10-22にMLB公式用語集、FanGraphs Library、The Book Blogの原文で確認しました。リーグ平均と規定投球回の投手は、2026-10-21にNPB・KBOの公式記録室とMLBの公式統計(Stats API)の2026年レギュラーシーズンの記録から計算しました。

出典

よくある質問

K/BBはどのように計算しますか?

奪三振 ÷ 与四球です。MLB公式の用語集では、総奪三振 ÷ 総与四球と定義されています。奪三振180、与四球48なら180 ÷ 48 = 3.75で、与四球1個あたり奪三振3.75個という意味です。投球回や対戦打者数は式に入りません。

K/BBはどのくらいだと優秀ですか?

公式の等級表はなく、FanGraphsの説明にもK/BBの目安の表はありません。同じシーズンのリーグ平均と比べるのが確かです。2026年のレギュラーシーズンの平均は、NPBが2.77、MLBが2.49、KBOが2.08です。先発なら、規定投球回の投手の中央値(NPB 4.15、MLB 3.19、KBO 3.24)とも比べてください。

与四球が0のときK/BBはどうなりますか?

奪三振があれば∞、奪三振も0なら計算できません。与四球が少ないと1個の違いで値が大きく動き、奪三振24・与四球2なら12.00ですが、与四球が3個になると8.00です。短い成績では、対戦打者を入れてK% − BB%も合わせて見てください。

K-BB%とK/BBの違いは何ですか?

K/BBは奪三振 ÷ 与四球の割り算、K-BB%は奪三振の割合から四球の割合を引いたK% − BB%です。Tom Tangoの2010年の分析では、K/BBが同じ2.0でも、9回あたりの失点は4.26と4.94に分かれました。比率ではなく差を見よ、というのが結論です。個数の差である「K引くBB」(奪三振 − 与四球)は、投球回が多いほど大きくなるので、投手の比較には割合の差が向いています。

K/BBとK/9・BB/9にはどんな関係がありますか?

同じ投球回で割るので、K/9 ÷ BB/9はK/BBと一致します。投球回をアウト数に直し、奪三振・与四球 × 27 ÷ アウト数で計算します。165.1回は165回1/3、アウト496個です。傾きの図では、K/BBは原点とその点を結ぶ直線の傾きになります。

死球や故意四球はどう数えますか?

死球(HBP)は四球とは別の記録で、与四球の欄には入れません。四死球(四球 + 死球)を入れると比率が低く出ます。故意四球(敬遠)は記録上は四球で、MLBとNPBの公式の合計に含まれます。除いて計算した場合は、そのことを明記してください。

なぜ規定投球回の投手と比べるのですか?

リーグ平均には、規定投球回に届かなかった投手まで含まれています。FanGraphsによると、救援は先発より三振の割合が約3ポイント、四球の割合が約1ポイント高くなります。規定投球回(チーム試合数 × 1回、NPBは2026年に143回)に届くのはたいてい先発なので、先発を評価するときは、その中での位置まで見るのが正確です。

2026年のNPBでK/BBが最も高かった規定投球回の投手は?

髙橋 遥人(阪神)の8.82で、奪三振150・与四球17でした。最も低かったのは九里 亜蓮(オリックス)の2.31です。規定投球回の投手22人の中央値は4.15で、リーグ平均2.77より高い投手は18人でした。2026年10月21日時点のレギュラーシーズンの最終成績です。