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K/9計算機(9イニングあたりの奪三振)

奪三振と投球回を入力すると、9イニングあたりの奪三振(K/9)が求められます。投球回の.1・.2は小数ではなくアウト1個・2個を表すため、180.1回は180⅓回(アウト541個)に直して計算します。たとえば奪三振200個、180.1回なら200 × 27 ÷ 541 = 9.98で、2025年のNPBレギュラーシーズンのリーグ平均7.29より2.69高い値です(MLB平均は8.49)。与四球と対戦打者数もあわせて入力すると、BB/9、K/BB、K%、BB%、K−BB%も計算します。

最終更新 2026-10-12計算はブラウザ内だけで処理
シーズンまたは試合の奪三振数
180.1 = 180⅓回、.2 = ⅔回
入れるとBB/9とK/BBも計算
入れるとK%・BB%・K−BB%も計算
比較するリーグ(2025年レギュラーシーズン平均)

投球回の末尾の.1・.2は小数ではなく、アウト1個・2個(⅓回・⅔回)を表します。与四球と対戦打者数は、選手成績の与四球(BB)・打者(TBF)の欄にあります。

9イニングあたりの奪三振(K/9)

    9回 = アウト27個のうち奪三振

    リーグ平均との比較(K/9)

    点線は2025年レギュラーシーズンのリーグ平均、色の帯はFanGraphsの目安区分(2010年にMLBを基準に作成)です。リーグ平均同士でも約1.2の差があります。

    目標K/9に必要な奪三振(この投球回の場合)

    最終更新 2026-10-12入力値は保存しません

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    奪三振200個・180.1回ならK/9は9.98です

    K/9は、投手が9イニングあたりに奪う三振の数です。奪三振 × 9 ÷ 投球回で求めますが、野球の記録では投球回の末尾の.1と.2は小数ではなく、そのイニングで取ったアウト1個・2個を表します。そのため180.1回は180⅓回、アウトに直すと541個です。アウト数で計算すると式は奪三振 × 27 ÷ アウト数になり、奪三振200個なら200 × 27 ÷ 541 = 9.98です。

    9.98は、2025年のNPBレギュラーシーズンのリーグ平均7.29より2.69高い値です。同じ年のMLB平均は8.49、KBO平均は7.77なので、同じ9.98でもリーグによって平均との距離は変わります。上の計算機は、9回のアウト27個のうち三振が何個かをマスで示し、選んだリーグの平均と並べて表示します。

    K/9で何がわかるか

    • 三振を奪う力: 三振は野手が関わらないアウトなので、投手自身の球威や決め球の力を表す代表的な指標として使われます。
    • 投球回が違う投手同士の比較: 奪三振の数だけを見ると、多く投げた投手が有利です。9イニング単位に直せば、先発30試合の投手と中継ぎ60試合の投手を同じ物差しに載せられます。
    • シーズン中の流れ: 直近数試合のK/9をシーズン全体と比べると、球威が上がっているか落ちているかの見当がつきます。ただし投球回が少ないほど、数個の三振で大きく動きます。

    計算方法

    1. 投球回 → アウト数: 整数部分 × 3 + 末尾の数字(.1なら1、.2なら2)。180.1回 = 180 × 3 + 1 = 541個です。
    2. K/9: 奪三振 × 27 ÷ アウト数(= 奪三振 × 9 ÷ 実際の投球回)。小数第3位を四捨五入して小数第2位まで表示します。
    3. BB/9・K/BB: 与四球 × 27 ÷ アウト数、奪三振 ÷ 与四球。
    4. K%・BB%・K−BB%: 奪三振 ÷ 対戦打者数、与四球 ÷ 対戦打者数、そして両者の差。
    5. リーグ平均: そのリーグの投手全体の奪三振・与四球・アウト・対戦打者を合計してから同じ式で計算します(選手ごとのK/9の単純平均ではありません)。
    記録の表記実際の投球回アウト数
    6618
    6.16⅓19
    6.26⅔20
    180.1180⅓541
    6.3存在しない表記(7回)-

    2025年のリーグ平均

    3リーグの2025年レギュラーシーズンの投手成績を合計して計算しました。

    リーグ奪三振投球回K/9BB/9K%BB%
    KBO11,02412,773⅔7.773.6119.7%9.1%
    MLB40,64543,0758.493.2122.2%8.4%
    NPB12,47515,392⅓7.292.6719.4%7.1%

    基準: 2025年レギュラーシーズン(ポストシーズンを除く)。Baseball-Referenceのリーグ合計、KBO記録室のチーム投手記録10球団の合計、npb.jpのチーム投手成績12球団の合計を2026-10-12に確認しました。2026年シーズンはこの日時点でKBOのレギュラーシーズンがまだ終わっていないため、3リーグとも2025年にそろえています。

    MLBの平均がもっとも高くNPBがもっとも低いため、リーグ平均同士でもK/9に1.2ほどの差があります。KBOはK%がNPBに近い一方で、BB/9はもっとも高くなっています。別のリーグから来た投手のK/9を見るときは、数字そのものよりも、そのリーグの平均との距離を見るほうが正確です。

    FanGraphsの目安区分

    FanGraphs Libraryは、三振・四球の指標について次のような目安を示しています。2010年にMLBを基準に作られた表で、リーグ平均は毎年変わるとも明記されています。この計算機では、表の値以上(四球の指標は以下)であればその区分とみなします。

    区分K/9K%BB/9BB%
    最上位10.027%1.54.5%
    非常に良い9.024%1.95.5%
    平均以上8.222%2.56.5%
    平均7.720%2.97.7%
    平均以下7.017%3.28.0%
    悪い6.015%3.58.5%
    非常に悪い5.013%4.09.0%

    2025年のMLB平均K/9の8.49は、この表では「平均以上」にあたります。2010年に比べて三振が増えているということなので、区分はおおよその物差しにとどめ、評価はリーグ平均との差で行うほうが適切です。

    K/9とK%の違い

    K/9はアウトを基準にし、K%は対戦した打者を基準にします。FanGraphsは、2人の投手が1イニングでどちらも三振を2個取ったものの、一方は打者6人、もう一方は3人と対戦した例を挙げています。2人のK/9はどちらも18.0で同じですが、K%は33%と66%に分かれます。走者を多く出す投手はイニングあたりの対戦打者が増えてK/9が膨らむことがあるため、投手同士の比較ではK%のほうが正確です。対戦打者数を入力すると、計算機はK%も合わせて表示します。

    間違えやすいケース

    投球回の末尾を小数として計算すると、実際の投球回より分母が小さくなり、K/9が大きく出ます。投球回が少ないほど差は大きくなります。

    奪三振記録の投球回正しいK/9小数として計算した値
    85.113.5014.12
    2012.214.2114.75
    6550.111.6211.68
    200180.19.989.99
    • 末尾が.3以上の投球回: アウト3個で次のイニングになるため、6.3ではなく7回です。
    • 先発と中継ぎを同じ物差しで比較する: FanGraphsは、中継ぎ投手のK%は先発より3ポイントほど高く出る傾向があると説明しています。
    • リーグをまたいで比較する: MLBの8.0はリーグ平均を下回りますが、NPBの8.0は平均を0.7以上上回ります。
    • 数試合だけで判断する: 1イニングで三振が1個増えると、K/9は9動きます。

    限界と注意点

    • K/9が見るのは奪三振とアウトだけです。与四球、被安打、被本塁打、対戦打線の強さ、球場は反映されません。失点のリスクはBB/9やFIPなどの指標とあわせて確認してください。
    • リーグ平均は2025年レギュラーシーズンの合計で、ポストシーズンは含みません。シーズンごとにリーグ平均は変わるので、比べる成績と同じ年の平均かどうかを確かめてください。
    • FanGraphsの区分は2010年にMLBを基準に書かれた目安のため、現在のリーグには低めに設定されています。結果の横の比較をリーグ平均との差で示しているのはそのためです。
    • 振り逃げ(三振したが打者が出塁した場合)でも奪三振は記録されるため、まれに奪三振がアウト数より多くなることがあります。計算機はその場合もそのまま計算します。

    出典

    よくある質問

    K/9はどう計算しますか。

    奪三振 × 9 ÷ 投球回です。投球回の.1・.2は⅓回・⅔回なので、アウト数に直すと奪三振 × 27 ÷ アウト数と同じになります。奪三振200個、180.1回(アウト541個)なら200 × 27 ÷ 541 = 9.98です。

    180.1回をそのまま180.1として割ってはいけませんか。

    いけません。180.1は180⅓回で、0.1ではなく0.333…回にあたります。投球回が多ければ差は小さいものの、5.1回で奪三振8個の場合、正しいK/9は13.50ですが、5.1で割ると14.12になります。

    K/9はいくつなら良いと言えますか。

    リーグによって異なります。2025年レギュラーシーズンのリーグ平均はMLBが8.49、KBOが7.77、NPBが7.29でした。FanGraphsは2010年にMLBを基準に書いた表で、10.0が最上位、9.0が非常に良い、7.7が平均といった目安表を示していますが、リーグ平均は毎年変わるとも明記しています。

    K/9とK%はどちらを見ればよいですか。

    投手同士を比べるならK%が向いています。FanGraphsは、制球の悪い投手ほどイニングあたりに多くの打者と対戦するため、アウトではなく対戦した打者のうち三振の割合を見るK%のほうが比較に役立つと説明しています。対戦打者数を入力するとK%も計算します。

    NPBの2025年リーグ平均K/9はいくつですか。

    NPB公式サイトの2025年セ・パ12球団の投手成績を合計すると、三振12,475個、15,392⅓回で、K/9は7.29です。同じ合計でBB/9は2.67、K%は19.4%、BB%は7.1%です。

    先発と中継ぎのK/9をそのまま比べてよいですか。

    注意が必要です。FanGraphsは、中継ぎ投手のK%は先発より3ポイントほど高く出る傾向があると説明しています。短いイニングを投げる中継ぎは力を集中して使えるため、同じK/9でも意味が違います。

    K/BBとK−BB%とは何ですか。

    K/BBは奪三振 ÷ 与四球、K−BB%はK% − BB%です。三振を多く奪っても四球が多いと失点のリスクが高まるため、三振と四球をあわせて見る指標です。与四球が0の場合、K/BBは計算しません。

    投球回が少なくてもK/9は信頼できますか。

    ぶれが大きくなります。1イニングで三振が1個増えると、K/9は9も上がります。シーズン序盤や故障明けのように投球回が少ないときは、累計の投球回と対戦打者数もあわせて確認してください。