必要なツールを、すぐ使えるように

筆圧テスト

ペン先で用紙に線を引くと、押す力が0〜100%の値と筆圧カーブで表示され、ペンを寝かせた角度と向き、浮かせたペンの位置(ホバー)、サイドボタンと消しゴム側の5項目を点検します。筆圧が0.5に固定されたりペンがマウスとして認識されたりすると、何を確認すればよいかをすぐに案内し、結果はコピーして残せます。

最終更新 2026-10-31計算はブラウザ内だけで処理

いま表示されているのは例です。ペンで用紙に線を引くと例が消え、お使いのペンの値が表示されます。

筆圧ペン

—

筆圧カーブ

傾き

—

  1. ペン認識未確認 — ペンで引いた線が pen として届いているかを見ます。
  2. 筆圧未確認 — 弱く・強くと変えて線を引き、値が動くかを見ます。
  3. 傾き未確認 — ペンを寝かせて線を引き、角度が変わるかを見ます。
  4. ホバー未確認 — 用紙に触れないよう浮かせたまま動かしてみます。
  5. サイドボタン・消しゴム未確認 — サイドボタンを押したまま線を引くか、消しゴム側でこすります。
線の太さカーブ

最終更新 2026-10-31入力値は保存しません

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ペンで引いた線から、筆圧・傾き・ホバーが届いているか確認できます

筆圧テストは、ペンタブや液タブ、タブレットのペンで用紙の枠に線を引いたとき、ブラウザーが受け取ったペンの情報をそのまま表示します。押す力(筆圧)は0〜100%の値とバーで、1本のストロークの間に力がどう変わったかは筆圧カーブのグラフで、ペンを寝かせた角度と向きは真上から見たダイヤルで確認できます。ペンを用紙に触れさせず浮かせて動かしたときに位置が届くか(ホバー)、サイドボタンと消しゴム側が認識されるかも合わせて点検します。

線の太さは筆圧に応じて変わり、力を抜けば細く、強く押せば太く描かれます。お絵描きアプリで筆圧が効かないときは、先にこのページで線を引くと、ペンとドライバーが OS まで筆圧を渡せているかどうかを切り分けられます。ペンの値はこのページの中だけで計算し、保存も送信もしません。

筆圧テストが役に立つ場面

  • ペンタブを新しくつないだとき ドライバーをインストールした直後に、筆圧・傾き・サイドボタンがすべて届くかをまとめて確認できます。
  • お絵描きアプリで急に筆圧が効かなくなったとき ここでも筆圧が固定なら、ペン・ドライバー・Windows Ink 側を、ここでは正常ならアプリのタブレット入力方式の設定を先に見ます。
  • ドライバーや OS を更新したあと 設定が変わっていないか、5項目のチェックでもう一度確かめます。
  • 中古のペンタブやペンを売買するとき 結果コピーで、筆圧の範囲・傾き・ボタンの認識結果をやり取りに残せます。
  • 筆圧設定を選ぶとき 同じ力で線を引いたとき、最大筆圧やカーブの形が設定でどう変わるかを比べられます。
  • Apple Pencil のモデルで迷ったとき Apple Pencil(USB-C)は圧力感知に対応していません。力を変えても線の太さが変わらないなら、まずペンのモデルを確認します。

テストの手順

  1. ペン先を用紙に当て、弱く始めて少しずつ強く押し、また力を抜きながら長く1本引きます。筆圧カーブが山の形に上下すれば、筆圧が届いています。
  2. いっぱいまで押して最大値が100%近くまで上がるか、ごく軽く当てて引いたときの最小値がいくつかを見ます。
  3. ペンを寝かせて斜めに線を引きます。傾きダイヤルの線が伸び、角度が変われば、傾きが届いています。
  4. ペンを用紙に触れない程度に浮かせたまま動かします。アクセントカラーの円がペンについてくれば、ホバーが届いています。
  5. サイドボタンを押したまま線を引いてアクセントカラーの線が出るかを見ます。消しゴム側のあるペンは、裏返してこすり、線が消えるかを見ます。
  6. 5項目を確認できたら、結果をコピーを押します。全画面(F キー)にすると、用紙が画面の高さまで大きくなります。

結果の読み方

チェック欄の②〜⑤は、ペンで引いた入力だけを数えます。①は届いた入力の種類を示すため、マウスや指で引くとそのことを知らせます。その線も用紙には残りますが、筆圧や傾きの判定には使いません。

表示される結果意味次にすること
① ペン認識 OK · pen · 約 n Hzブラウザーが入力をペンとして受け取りました。Hz は、ペンが1秒間に位置を送った回数です。② 筆圧の欄を見ます。
① マウスとして入力ペンで引いたのにマウスの入力として届いています。この場合、筆圧に対応したペンでも0.5に固定されます。Windows なら、ペンタブのドライバーで Windows Ink の設定をオンにして、もう一度引きます。
② OK · 2%–100%力に応じて筆圧が変化して届いています。前の数字は最も軽く触れたときの値、後ろの数字は最大値です。傾きとホバーに進みます。
② 要確認 · 固定値 0.500ペンとしては認識されましたが、筆圧の情報がありません。仕様上、筆圧を知らない入力は、押している間 0.5 を送ります。筆圧に対応したペンか、ドライバーのペン設定が合っているかを確認します。
② 一部3回以上引いても、最大筆圧が85%に届きません。いっぱいまで押してみて、それでも同じなら、ドライバーの筆圧感度をやわらかい側に動かして比べ直します。
③ なし · 0°から変化なしペンを寝かせても、傾きの値が届きません。ペンの仕様で傾き検知に対応しているかを確認します。
④ 未確認浮かせたペンの位置がまだ届いていません。用紙に触れる直前の高さで、ゆっくり動かします。iPad は、ホバー対応モデルかどうかを下の表で確認します。
⑤ サイドボタンだけ未確認ボタンの信号がブラウザーに届いていません。ドライバーで、そのボタンがショートカットなど別の機能に割り当てられていないかを見ます。

筆圧カーブの形でわかるペンの状態

筆圧カーブの横軸はストロークを始めてからの時間(直近4秒)、縦軸は筆圧0〜100%です。点線はこれまでの最大筆圧、薄い線は直前に引いたストロークです。同じように力を加えて引いたとき、カーブがどんな形になるかで状態を推測できます。

正常: なめらかな山
粗い段階: 階段状
0.5固定: 平らな線
最大まで届かず: 上側が頭打ち

力を加えた分だけなめらかに上下していれば正常です。値がいくつかの段に分かれて上がるなら、筆圧が粗い段階で届いています。力に関係なく真ん中に平らな横線が引かれるなら、筆圧なしで0.5だけが届いている状態です。強く押してもカーブの上側が同じ高さで頭打ちになるなら、最大筆圧まで上がっていません。筆圧設定を変えてから、同じストロークをもう一度引いて比べます。

8,192段階のペンなのに、刻みが1/1024と出る理由

筆圧欄の下にある「最小の刻み」は、これまでに受け取った異なる筆圧値のあいだで、最も小さい差を 1/N の形で示したものです。ゆっくり力を変えながら長く引くほど実際の刻みに近づき、値が30種類を超えると表示されます。

Windows の Chrome・Edge では、この値が 1/1024 と出るのが正常です。Windows はペンの筆圧を0〜1024の整数で渡し、Chromium はその値を1024で割ってページに渡すためです。ペンの仕様にある8,192段階は、ペンとドライバーが読み取る段階であり、OS を通ったあとの刻みとは異なることがあります。ブラウザーの結果だけでは、ペンが8,192段階を出力しているかどうかは判断できません。

経由する場所筆圧の値根拠
ペンとドライバー仕様の段階(例: 8,192段階)Wacom Intuos Pro の製品情報
Windows のペン入力0〜1024の整数Microsoft Learn
Chrome・Edge(Windows)整数 ÷ 1024 → 0〜1Chromium のソース
Web ページ0〜1、筆圧を知らない入力は押している間 0.5W3C 仕様

傾きダイヤルの読み方

ダイヤルは、用紙の上のペンを真上から見た図です。中心の点がペン先で、線はペンの頭側に伸びる影です。ペンを立てると線が短くなり、寝かせるほど長くなります。内側のリングは垂直から30°、外側のリングは60°傾いた位置です。大きな数字は垂直からの傾きの角度で、下の文はペンの頭が指す時計の方向です。

ブラウザーは傾きを、tiltX・tiltY(各軸方向に傾いた角度、−90〜90°)と、altitudeAngle・azimuthAngle(高度角・方位角)の2通りで渡します。高度角・方位角は Chrome 86、Firefox 131、Safari 18.2 から対応しており、未対応のブラウザーでは W3C 仕様の変換式で tiltX・tiltY から計算して表示します。ペン軸まわりの回転角(twist、0〜359°)を送るペンなら、方向の横に回転の値が付きます。傾きを検知できる範囲はペンごとに異なり、たとえば Wacom Intuos Pro は仕様上 ±60° まで検知します。

線の太さカーブと筆圧設定

下の行の「線の太さカーブ」は、同じ筆圧をどんな太さで描くかを決める、このページの設定です。やわらかめは筆圧の0.6乗、標準は筆圧そのまま、かためは筆圧の1.7乗で太さを決めます。カーブを変えると、すでに引いた線も新しいカーブで描き直されるので、同じストロークを3つのカーブで比べられます。メーターの筆圧値はカーブを通す前の、ブラウザーが受け取った値そのままです。

カーブ筆圧 25%筆圧 50%筆圧 75%筆圧 100%
やわらかめ7.6 px11.0 px13.7 px16.0 px
標準4.9 px8.6 px12.3 px16.0 px
かため2.6 px5.8 px10.3 px16.0 px

ドライバーやお絵描きアプリの筆圧設定も同じ役割です。弱い力でも太く出したいときはやわらかい側、しっかり力を入れたときに太くしたいときはかたい側です。ドライバーで変えた設定がブラウザーの値にも反映されるかどうかはドライバーごとに異なるので、設定を変えたら、このページで同じ力でもう一度引いて、最大筆圧とカーブの形を比べてください。

機器ごとに最初に確認する場所

機器確認する場所
Wacom のペンタブ(Windows)筆圧が効かないときは、ドライバーで Windows Ink をオンにします。Wacom タブレットのプロパティのマッピングタブにある "Use Windows Ink" です。
Huion のペンタブ(Windows)ドライバーの "Enable Windows Ink" をオンにします。Huion は、お絵描きアプリが WinTab 方式の場合は反対にオフにするよう案内しています。
XP-PEN のペンタブ(Windows)ドライバーのペン設定で、Windows Ink がオンになっているかを見ます。
ペン対応の Windows ノート PC・タブレットWindows 11 は [スタート] > [設定] > [Bluetooth & デバイス] > [ペン & Windows Ink]、Windows 10 は [スタート] > [設定] > [デバイス] > [ペン & Windows Ink] で、ペンの設定を変更します。
iPad + Apple PencilApple Pencil(USB-C)は筆圧を感知しません(傾きは感知します)。ホバーは iPad Pro(M4とM5)、11インチiPad Pro(第4世代)、12.9インチiPad Pro(第6世代)、iPad Air(M2、M3、M4)、iPad mini(A17 ProとA20 Pro)で使え、「設定」>「Apple Pencil」でオン/オフを切り替えます。
Galaxy の S Penペンを画面の上に浮かせたときにプレビューを表示する機能は、"Settings > Advanced features > S Pen > Air view" です。メニュー名は機種や One UI のバージョンによって異なる場合があります。

間違えやすいケース

  • マウスやタッチパッドで描いたのに、筆圧が固定だと思う場合 マウスは押している間 0.5 で届くのが正常です。① の欄が「マウスとして入力」なら、ペンの結果ではありません。
  • アプリとブラウザーの結果が同じだと思う場合 Windows のお絵描きアプリは WinTab か Windows Ink のどちらかの方式でペンを受け取り、ブラウザーは Windows のペン入力を使います。そのため、アプリでは効くのにここでは効かない、またはその逆が起こり得ます。
  • 最大筆圧が100%にならないと故障だと思う場合 最大に届く力は、筆圧設定によって変わります。設定を変えながら同じ力で比べないと判断できません。
  • ペンの仕様の段階数と最小の刻みを、そのまま比べる場合 OS とブラウザーを通した刻みなので、仕様より粗く出ることがあります。
  • レポートレートをリフレッシュレートと読み違える場合 レポートレートはペンが位置を送った頻度で、リフレッシュレートは画面を描き直す頻度です。画面のリフレッシュレートは、リフレッシュレートテストで別に測ります。
  • サイドボタンを押したらメニューが出る場合 サイドボタンは、ブラウザーには右マウスボタンと同じ番号で届きます。この用紙の上ではメニューを出さないようにしてありますが、ほかのページでは右クリックメニューが出ることがあります。

このテストの限界

  • ブラウザーが受け取った値だけを見ます。ドライバーと OS を通ったあとの値なので、ペン本体の筆圧の段階数や認識できる高さを直接測ることはできません。
  • ホバーの高さはわかりません。Web 標準のペン入力にはペンと画面の距離の値がないため、Android アプリが受け取る距離の値(AXIS_DISTANCE)もページには届きません。
  • iPad のホバーは、対応モデルでも iPadOS や Safari のバージョンによっては、ページに渡されないことがあります。
  • レポートレートは、細かいサンプルを返す機能(getCoalescedEvents)があるブラウザー(Chrome 58・Firefox 59・Safari 18.2 以上)でのみ測れます。
  • Apple Pencil Pro のバレルロールのようにペンを回す動作は、ブラウザーが回転の値(twist)を渡す場合にだけ表示されます。
  • ここで筆圧が正常でも、お絵描きアプリの入力方式の設定が違えば、アプリでは筆圧が効かないことがあります。

確認日 設定メニューの名前と出典の文書は、2026-10-30 に確認しました。ドライバー・OS・アプリが更新されると、メニューの名前や位置が変わることがあります。

出典

よくある質問

筆圧テストはどうやるのですか?

ペン先で用紙に線を引きます。弱く始めて強く押し、また力を抜きながら長く引いてください。筆圧カーブが山の形に上下し、筆圧の欄がOKに変われば、筆圧が届いています。続けてペンを寝かせて傾きを、少し浮かせてホバーを、サイドボタンと消しゴム側を確認します。

ペンで描いたのに筆圧が0.5(50%)で固定されます。

ブラウザーが筆圧の情報を受け取れないと、仕様に従って押している間 0.5 を送ります。ペン認識の欄が「マウスとして入力」なら、ペンがマウスとして認識されている状態です。Windows ではペンタブのドライバーで Windows Ink の設定をオンにして、もう一度引いてみてください。Apple Pencil(USB-C)のように筆圧感知がないペンは、力を変えても値が変わりません。

お絵描きアプリでは筆圧が効かないのに、ここでは効きます。

Windows のブラウザーは OS のペン入力(Windows Ink)でペンを受け取るので、ここで効くならペンとドライバーは筆圧を送れています。お絵描きアプリは WinTab か Windows Ink のどちらかの方式でペンを受け取るため、アプリのタブレット入力方式と、ドライバーの Windows Ink の設定が合っているかを確認してください。

ペンは8,192段階なのに、刻みが1/1024と出ます。故障ですか?

故障ではありません。Windows はペンの筆圧を0〜1024の整数で渡し、Chrome・Edge はその値を1024で割ってページに渡します。ペンの仕様の段階は、ペンとドライバーが読み取る段階なので、ブラウザーで見える刻みとは異なることがあります。

傾きが0°から変わりません。

ペンを寝かせても0°のままなら、傾きを検知しないペンか、ドライバーやブラウザーが傾きの値を渡していない場合です。ペンの仕様で傾き検知に対応しているかを確認してください。傾きが届くと、ダイヤルの線はペンを寝かせるほど長くなります。

ホバーとは何ですか?なぜ未確認のままになるのですか?

ホバーは、ペンが画面に触れる前に浮いている位置を知らせる機能です。用紙に触れないよう少し浮かせて動かしたときに、アクセントカラーの円がついてくればOKになります。円が出ない場合は、その機器とブラウザーが浮いたペンの位置をページに送っていないということで、iPad はホバーを使えるモデルが決まっています。

サイドボタンを押しても認識されません。

サイドボタンは、ブラウザーには右マウスボタンと同じ番号で届きます。ドライバーでそのボタンをショートカットなど別の機能に割り当てていると、ブラウザーにはボタンの信号が届かないことがあります。ドライバーのペンボタンの設定を確認してください。

レポートレート(Hz)とは何ですか?

ペンが1秒間に位置を何回送ったかを表します。ブラウザーがまとめて送ったイベントの中の、細かいサンプルの間隔で測り、その機能に対応しないブラウザーでは表示しません。画面を描き直す頻度であるリフレッシュレートとは別の値です。