25分を8回、4回目のあとに15分休むと13:05に終わります
9:00に始めて、25分の作業と5分の休憩を8回くり返し、4回目が終わったあとだけ15分長く休む場合、最後の8回目は12:40に始まり13:05に終わります。作業は25分が8回で3時間20分、休憩は5分が6回と長い休憩15分が1回で45分です。そのため、開始から終了までは4時間5分かかります。
計算機の文字盤には、開始時刻から終了時刻までを12時間表示の盤面に描きます。開始時刻は外側の小さな三角、作業は濃い弧(広い画面では回数の番号つき)、休憩は細い線、長い休憩は斜線で表し、2本の針は終了時刻を指します。条件を変えると針が新しい時刻まで動き、計画が12時間を超える場合は、超えた分を内側の輪につなげて描きます。この端末の時刻が計画の途中にあるときは、現在の位置に点が付き、「現在」の欄に何回目の作業中か、残りがどれだけかが表示されます。
先に終了時刻を計算しておく理由
作業計画を立てるとき、「50分を4回」のように1回の長さと回数だけを決めて、休憩で増える時間は数えないことがよくあります。しかし、予定表に空けておく必要があるのは作業の合計ではなく、休憩まで含めた所要時間です。次のような場面では、終了時刻を先に確かめておくと予定がずれにくくなります。
- あとに決まった予定があるとき:12:30に昼食の約束があるなら、その前に何回目まで終えられるかを知る必要があります。9:00から50分作業・10分休憩を続けると、3回目は11:50、4回目は12:50に終わるので、約束の前にできるのは3回目までです。
- 作業時間の目標を満たしたいとき:1日4時間は実際に勉強や作業をすると決めても、50分・10分のリズムでは休憩が40分加わり、4時間40分は席にいることになります。作業時間の合計の欄に4時間を入れると、必要な回数と終了時刻がいっしょに出ます。
- ポモドーロを何回やるか決めるとき:4回ごとに長く休む計画では、回数が4の倍数をまたぐたびに長い休憩が1つ増え、1回足しただけで終了時刻が30分以上後ろにずれることもあります。長い休憩がどこに何回入るかは、スケジュールの太い線で確かめられます。
- くり返しの作業を予定表に写すとき:撮影のセット、データ入力、楽器の練習のように、同じ長さの作業を何度も行う日は、回ごとの開始・終了時刻をあらかじめ書き出しておくと、今が何回目か迷いません。「表をコピー」で、メモや表計算ソフトにそのまま貼り付けられます。
計算の方法
- 開始時刻を分に直します。9:00は 9 × 60 = 540分です。
- 回数を決めます。繰り返し回数を入力したときはその数、作業時間の合計を入力したときは、合計を1回の作業で割って切り上げた値が回数です。
- 回ごとに作業時間を足して、その回が終わる時刻を求めます。1回目は 540 + 25 = 565分で、9:25に終わります。
- 回の間に休憩を足して、次の回の開始を求めます。長い休憩の間隔を4回にすると、4・8・12回目のあとは、通常の休憩の代わりに長い休憩の長さを使います。
- 最後の回のあとには休憩を足しません。「最後の作業のあと 休憩も入れる」をオンにしたときだけ、同じ規則で休憩を1つ追加します。
終了時刻 = 開始時刻 + 作業の合計 + 休憩 × 休憩の回数 + 長い休憩 × 長い休憩の回数
休憩が入る場所は、回数より1つ少なくなります。作業が8回なら回の間は7か所で、長い休憩の間隔が4回の場合、そのうち4回目のあとの1か所が長い休憩、残りの6か所が通常の休憩です。8回目のあとも4の倍数ですが、最後の回なので長い休憩は付きません。値はすべて1分単位の整数で計算するため、四捨五入による差は出ません。
よく使うリズムで4時間分を作業すると
同じ4時間(240分)作業するのでも、1回の長さと休憩によって終了時刻は変わります。9:00に始めて作業時間の合計4時間を満たす場合を比べると、次のとおりです。240分が1回の作業で割り切れないときは、最後の回は残った分だけ作業します。
| 作業・休憩 | 回数 | 休憩の合計 | 終了時刻 |
|---|---|---|---|
| 25分・5分 | 10回 最後は15分 | 45分 | 13:45 |
| 25分・5分 +4回ごとに15分 | 10回 最後は15分 | 1時間5分 | 14:05 |
| 50分・10分 | 5回 最後は40分 | 40分 | 13:40 |
| 90分・15分 | 3回 最後は60分 | 30分 | 13:30 |
1回が短いほど休憩の回数が増え、所要時間は長くなります。25分のリズムで4時間分を作業すると休憩だけで45分かかり、4回ごとに長い休憩を入れると1時間5分に増えて、90分のリズムより35分遅く終わります。反対に、1回が長ければ休憩は少なくて済みますが、一度に集中し続ける時間は長くなります。終了時刻と1回の長さをあわせて見ながら、自分に合うリズムを選んでください。
ポモドーロ・テクニックと長い休憩の間隔
ポモドーロ・テクニックは、フランチェスコ・シリロ(Francesco Cirillo)が1980年代後半、大学生のときに考案した時間管理の方法で、25分間ひとつの作業に集中する単位として広く知られています。ただしシリロ本人は、25分という長さや休憩そのものが、この技法の核心ではないと説明しています。多くのポモドーロ用アプリは、25分作業したら5分休み、何回かごとにさらに長く休む設定を初期値にしています。たとえばPomofocusの初期設定は、作業25分、短い休憩5分、長い休憩15分、長い休憩の間隔4回です。
この設定で9:00に始めたとき、回数に応じて長い休憩が何回入るかは次のとおりです。
| 回数 | 通常の休憩 | 長い休憩 | 終了時刻 |
|---|---|---|---|
| 4回 | 3回 | 0回 | 10:55 |
| 8回 | 6回 | 1回 | 13:05 |
| 8回+最後の休憩 | 6回 | 2回 | 13:20 |
| 12回 | 9回 | 2回 | 15:15 |
4回だけの場合、長い休憩は1回も入りません。4回目のあとが最後なので、休憩を足さないためです。ひとまとまりを終えたあと長く休んでから次の作業を始める予定なら、「最後の作業のあと 休憩も入れる」をオンにして、長い休憩が終わる時刻まで確認してください。8回でこの設定をオンにすると、8回目のあとにも長い休憩15分が付いて13:20になり、作業そのものは変わらず13:05に終わります。
作業時間の合計から回数を決める
繰り返し回数の欄と作業時間の合計の欄は連動しています。繰り返し回数を直すと、作業時間の合計が「1回の作業 × 回数」に合わせて変わり、作業時間の合計を直すと、回数が自動で決まります。あとから直した欄が基準になり、追従する欄には「自動」と表示されます。作業時間の合計が基準のときに1回の作業の長さを変えると、合計はそのままで、回数だけ数え直します。
作業時間の合計が1回の作業で割り切れないときは、最後の回が短くなります。6時間を50分ずつで満たす場合は 360 ÷ 50 = 7.2 なので8回が必要で、最後の8回目は10分だけ作業します。9:00に始めて10分ずつ休むと、休憩は7回、1時間10分が加わって16:10に終わります。この条件を計算機に入れてみる
最後の回を短くせず、すべての回を同じ長さにしたい場合は、作業時間の合計ではなく繰り返し回数に、切り上げた回数を入力してください。この場合、作業時間の合計は目標より少し長くなります。
日付をまたぐ計画
夜に始める計画は、終了時刻が翌日にかかることがあります。22:00に始めて50分作業・10分休憩を4回行うと、3回目は翌日0:00に始まり、最後の作業は翌日1:50に終わります。
| 回 | 開始 | 終了 | そのあと |
|---|---|---|---|
| 1回 | 22:00 | 22:50 | 休憩10分 |
| 2回 | 23:00 | 23:50 | 休憩10分 |
| 3回 | 翌日0:00 | 翌日0:50 | 休憩10分 |
| 4回 | 翌日1:00 | 翌日1:50 | 終了 |
終了時刻と回ごとのスケジュールには「翌日」が付き、文字盤では開始時刻から途切れずにつなげて描きます。計算機が扱うのは、開始から終了まで24時間以内の計画だけです。1日を超える予定は、日ごとに分けて計算してください。「現在」の欄は、日付をまたぐ計画では、深夜0時以降の時刻を前日の夜に始めた計画の一部として扱います。
間違えやすい点
- 休憩の回数を作業の回数と同じに数える:50分の作業を4回、10分ずつ休む場合、休憩は3回で30分です。4回と数えると、終了時刻が10分遅く出ます。
- 長い休憩を通常の休憩に足してしまう:長い休憩の欄の15分は、その場所の休憩全体の長さです。通常の休憩5分に15分を足した20分ではありません。
- 作業時間の合計と所要時間を同じものとして扱う:4時間作業する目標は、50分・10分のリズムでは4時間40分かかります。あとに続く予定は、所要時間を基準に組んでください。
- 午後の時刻を午前で入力する:開始時刻の欄が午前・午後の方式で表示されるブラウザーでは、午後2時を午前2時で選んでしまいがちです。午後2時は24時間表記で14:00です。
- 休憩を空欄のままにする:休まずに続けて作業するなら、休憩の欄に0を入力してください。空欄のままでは計算されず、欄にエラーが表示されます。
この計算の限界
- すべての回で、作業の長さと休憩の長さが同じものとして計算します。例外は、作業時間の合計で決めたときの最後の回と、長い休憩だけです。昼食のように特定の場所だけ休憩を長くしたいときは、前後に分けて計算してください。
- 準備・片付け・移動の時間や、実際に生じた遅れは反映しません。計画どおりに進んだ場合の予定時刻です。
- 回数は100回まで、開始から終了までは24時間までを計算し、値はすべて1分単位です。
- 通知や音は鳴りません。各回の終わりに通知がほしいときは、ポモドーロ用のタイマーを併用してください。
- 「現在」の欄はこの端末の時計を基準にしており、計画を昨日始めたのか今日始めたのかは判断できません。
- 入力した値はこのブラウザー内だけで計算し、サーバーには送りません。「リンクをコピー」を押したときだけ、条件がアドレスに入ります。
確認日:2026年10月23日。ポモドーロ・テクニックの由来と25分という単位についての説明はFrancesco Cirilloの公式サイトで、アプリの初期値はPomofocusの画面の文言とアプリのコード上の初期設定で確認しました。
出典
- 01Francesco Cirillo: The Pomodoro Technique 書籍紹介1980年代後半、大学生のときに考案。25分単位で集中する方法
- 02Francesco Cirillo: The Philosophy Behind the Technique25分のセッションと休憩そのものは技法の核心ではないという説明
- 03Pomofocus25分集中して5分休む案内、初期設定(アプリのコード基準)は作業25分・短い休憩5分・長い休憩15分・長い休憩の間隔4
よくある質問
9:00に始めて25分作業・5分休憩を8回、4回ごとに15分休むと何時に終わりますか。
13:05に終わります。作業は25分が8回で3時間20分、休憩は5分が6回と4回目のあとの長い休憩15分が1回で45分です。開始から終了までは4時間5分かかります。
50分作業を4回行い、10分ずつ休むと休憩は何回ですか。
休憩は回の間だけなので3回、30分です。9:00に始めると12:50に終わります。最後の作業のあとも10分休むよう「休憩も入れる」をオンにすると休憩は4回になり、13:00に終わります。
1日4時間分の作業を満たすには、何時に終わりますか。
9:00から50分作業・10分休憩で始めると5回が必要で、最後の回は40分だけ作業します。休憩40分が加わり13:40に終わります。25分作業・5分休憩なら10回、休憩45分で13:45に終わります。
長い休憩は何回入りますか。
回の間のうち、間隔の倍数にあたる回のあとに入ります。4回ごとなら、8回の計画では4回目のあとに1回、12回の計画では4回目と8回目のあとに2回です。最後の回のあとは、「休憩も入れる」をオンにしたときだけ付きます。
作業時間の合計が1回の作業で割り切れないときは、どう計算しますか。
回数は、作業時間の合計を1回の作業で割って切り上げ、最後の回だけ残った分を作業します。6時間を50分ずつで満たすと8回が必要で、最後の8回目は10分です。
日付をまたぐとどう表示されますか。
終了時刻と回ごとのスケジュールに「翌日」が付きます。22:00に始めて50分作業・10分休憩を4回行うと、翌日1:50に終わります。開始から終了まで24時間を超える計画は計算しません。
休まずに続けて作業するときは、どう入力しますか。
休憩の欄に0を入力してください。9:00から50分の作業を休みなく4回行うと、作業の3時間20分がそのまま所要時間になり、12:20に終わります。空欄のままでは計算されません。
計算したスケジュールを保存したり、通知を受け取ったりできますか。
「表をコピー」で回ごとのスケジュールをタブ区切りの文でコピーして、メモや表計算ソフトに貼り付けられます。「リンクをコピー」で、現在の条件を入れたアドレスも残せます。ブラウザーやサーバーには保存せず、通知機能もないため、回ごとの通知がほしいときはポモドーロ用のタイマーを併用してください。