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盗塁成功率計算ツール

盗塁と盗塁死を入力すると、成功率とあわせて、その盗塁が得点に役立ったかどうかが分かります。2026年NPBの盗塁数1位、岩田幸宏(ヤクルト)は39盗塁・8盗塁死で成功率83.0%でした。盗塁死1回が盗塁1.72回分を打ち消す2026年NPBの損益分岐点63.2%を上回り、盗塁で得点期待値をおよそ5.0点上積みしています。15回以上企図した22人のなかでは5位の成功率です。

最終更新 2026-10-23計算はブラウザ内だけで処理

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  • 企図
  • リーグ平均との差
  • 盗塁得点
  • 損益分岐点まで
  • 次の目標
  • 2026年の選手順位

記録表最大10行・番号を押すとその行で判定します

    オレンジの帯 = 損益分岐点未満・番号 = 記録表の行

    最終更新 2026-10-23入力値は保存しません

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    39盗塁・8盗塁死なら、盗塁成功率は83.0%です

    盗塁成功率は、成功した盗塁の数を盗塁の企図数(盗塁 + 盗塁死)で割った値です。MLB公式用語集も、盗塁数を企図数で割ると定義しています。2026年のNPBで盗塁数が最も多かった岩田幸宏(ヤクルト)は、39盗塁・8盗塁死だったので、39 ÷ (39 + 8) = 83.0%です。

    ただし、成功率だけでは盗塁がチームの得点に役立ったかどうかまでは分かりません。盗塁死は塁上の走者が1人消え、アウトが1つ増えるプレーなので、1回の失敗で失う得点は1回の成功で得る得点より大きくなります。FanGraphsのwSBの式に2026年NPBの得点環境を当てはめると、盗塁死1回は盗塁1.72回分の得点を打ち消します。そのため損益分岐点となる成功率は63.2%で、岩田の盗塁は得点期待値をおよそ5.0点上積みしました。15回以上企図した22人のなかでは、成功率で5位にあたります。上の計算ツールは、成功率と一緒にこの損益分岐点、盗塁得点、2026年のリーグ平均と選手順位を表示します。

    成功率と損益分岐点を一緒に見る理由

    MLB公式用語集は、盗塁成功率を走者の評価に欠かせない指標と位置づけたうえで、盗塁数でリーグのトップに立つ選手が何度も刺されることもあると書いています。盗塁数が多くても盗塁死が同じように多ければ、チームはかえって得点を失います。次のような場面では、成功率と損益分岐点を合わせて確かめると判断を誤りにくくなります。

    • 盗塁王を争う選手の比較: 2026年NPBで盗塁数2位の浦田俊輔(巨人)は36盗塁を決めましたが、12回刺されて成功率は75.0%、盗塁得点は+3.1点でした。盗塁数が6個少ない周東佑京(ソフトバンク、30盗塁・5盗塁死、85.7%)は+4.3点で、浦田を上回っています。
    • 監督・コーチの作戦判断: チームの走者が今の成功率のまま走り続けてよいのか、あと何回刺されても損益分岐点の上にとどまれるのかを確認できます。
    • 草野球・少年野球の記録整理: スコアブックに書かれた盗塁と盗塁死を選手ごとに入力すれば、選手別の成功率とチーム合計を一度にまとめられます。
    • ファンタジーベースボールや中継の数字の確認: 「盗塁成功率8割」という数字が、そのリーグとシーズンで高いほうなのか、2026年に15回以上企図した選手のなかで何位にあたるのかをすぐに確かめられます。

    使い方

    1. 基準リーグをKBO・MLB・NPBから1つ選びます。損益分岐点、リーグ平均、選手順位が、そのリーグの2026年レギュラーシーズンの値に切り替わります。
    2. 記録表の1行目に、名前と盗塁数、盗塁死数を入力します。記録に盗塁企図数しかない場合は、記録表の右上にある「企図数」を押すと、2列目が企図数の入力欄に変わります。
    3. 複数の選手を比べるときは「行を追加」で行を増やします。10行まで入力でき、2行以上になると合計行が表れて、チーム全体の成功率を計算します。
    4. 行の先頭にある番号(合計行はΣ)を押すと、右側の判定と相殺マスがその行の記録に切り替わります。下の成功率の物差しには、記録表の行番号が2026年の選手分布の上に表示されます。
    5. 「結果をコピー」は記録表全体と基準リーグの値を文章でコピーし、「リンクをコピー」は今の入力値をそのまま開き直せるURLをコピーします。

    計算方法

    1. 成功率: 盗塁 ÷ (盗塁 + 盗塁死)。企図数で入力した場合は、盗塁死 = 企図数 − 盗塁として計算します。パーセントの小数第1位まで表示します。
    2. 盗塁得点: 盗塁 × 0.2 − 盗塁死 × |runCS|。FanGraphsは盗塁1回の価値をどのシーズンも0.2点とし、盗塁死1回の損失runCSを−(2 × アウトあたり得点 + 0.075)で求めます。アウトあたり得点は、そのシーズンのリーグ総得点 ÷ リーグ総アウト数です。
    3. 損益分岐点の成功率: |runCS| ÷ (0.2 + |runCS|)。この成功率のとき、盗塁得点がちょうど0になります。2026年のNPBは0.344 ÷ 0.544 = 63.2%です。
    4. 損益分岐点まで: 損益分岐点より上なら、盗塁数はそのままで盗塁死があと何回増えても盗塁得点が0以上を保てるかを数えます。下なら、何回連続で成功すれば0に届くかを整数で数えます。
    5. 次の目標: 今の成功率より上で最も近い5%刻みの値(80%・85%・90%…)まで、何回連続で成功すればよいかを数えます。
    6. 合計: 各行の盗塁と盗塁死をすべて足してから割ります。選手ごとの成功率を単純に平均することはしません。
    記録(2026年NPB基準)盗塁盗塁死成功率盗塁得点損益分岐点まで
    盗塁数1位の岩田幸宏39883.0%+5.0点あと14回盗塁死しても分岐点以上
    盗塁数2位の浦田俊輔361275.0%+3.1点あと8回盗塁死しても分岐点以上
    企図が少ない100%80100.0%+1.6点あと4回盗塁死しても分岐点以上
    成功が半分だけ101050.0%−1.4点8回連続で成功すれば分岐点

    計算ツールの相殺マスは、この得点計算をマス目で示します。NPBでは盗塁死1回が盗塁1.72回分を打ち消すので、39盗塁・8盗塁死では盗塁13.8回分が消え、25.2回分が残ります。残った25.2回 × 0.2 = +5.0点です。岩田の成功率が85%に届くには、ここから7回連続で成功する必要があります。

    リーグ別の損益分岐点(2026年レギュラーシーズン)

    盗塁死1回の損失は、アウト1つの価値と一緒に動きます。点が入りやすいリーグほどアウトを1つ与える損失が大きく、損益分岐点が上がります。2026年は得点環境が最も高かったKBOの損益分岐点が69.5%で最も高く、投手優位のNPBは63.2%で最も低くなりました。

    リーグ得点アウトアウトあたり得点盗塁死1回損益分岐点盗塁死1回 = 盗塁リーグ成功率
    NPB6,16845,8280.135−0.344点63.2%1.72回70.4%(814 / 1,156)
    MLB21,769129,2390.168−0.412点67.3%2.06回77.0%(3,289 / 4,273)
    KBO7,30138,2820.191−0.456点69.5%2.28回74.5%(904 / 1,213)

    MLBの−0.412は、FanGraphsが公開している2026年のrunCSと同じ値です。NPBとKBOは、同じ式に各リーグの公式記録から得点(チーム失点の合計)とアウト(投球回 × 3)を入れて計算しました。FanGraphsは「損益なしにするには、盗塁が盗塁死の少なくとも2倍は必要」という目安を紹介しつつ、この数字は得点環境によって変わると説明しています。MLB公式用語集も、成功率が75%以上ならたいていチームの助けになっているという目安を載せています。この計算ツールは目安の数字ではなく、選んだリーグとシーズンの損益分岐点を使います。

    2026年の盗塁上位選手の成功率と盗塁得点

    盗塁数の順位と盗塁得点の順位は一致しません。MLBで盗塁得点が最も大きかったのは、盗塁数7位のJosé Ramírez(CLE)でした。37盗塁に対して盗塁死は4回だけで、成功率90.2%、盗塁得点+5.8点と、盗塁数1位のNasim Nuñez(+5.7点)をわずかに上回りました。

    リーグ選手(チーム)盗塁盗塁死成功率盗塁得点
    NPB岩田幸宏(ヤクルト)39883.0%+5.0
    NPB浦田俊輔(巨人)361275.0%+3.1
    NPB周東佑京(ソフトバンク)30585.7%+4.3
    MLBNasim Nuñez(WSH)491083.1%+5.7
    MLBChandler Simpson(TB)461476.7%+3.4
    MLBBobby Witt Jr.(KC)45884.9%+5.7
    KBOHwang Seong Bin(Lotte)551183.3%+6.0
    KBOPark Min Woo(NC)501280.6%+4.5
    KBOPark Hae Min(LG)421771.2%+0.6

    2026年に15回以上企図した選手のうち、損益分岐点を下回ったのはNPBで22人中4人、MLBで89人中13人、KBOで21人中1人でした。よく走る選手の多くは損益分岐点を超えていますが、どれだけ上回ったかによって盗塁得点には大きな差がつきます。

    チーム盗塁: 多く走ったチームより、刺されなかったチーム

    チーム単位では差がさらに大きくなります。2026年のNPBで、巨人は142回企図して99盗塁を決めましたが、43回刺されて成功率69.7%、盗塁得点は+5.0点でした。ヤクルトは126回の企図で98盗塁・28盗塁死、成功率77.8%で+10.0点です。盗塁数は巨人が1個多いだけなのに、盗塁得点はヤクルトが巨人の2倍になりました。オリックスは42盗塁・28盗塁死(60.0%)で損益分岐点の63.2%を下回り、盗塁で1.2点を失っています。

    MLBでは、ナショナルズ(WSH)とレイズ(TB)がどちらも218回企図しました。ナショナルズは178盗塁(81.7%)で+19.1点、レイズは164盗塁(75.2%)で+10.6点です。企図数が同じなら、成功14回の差が盗塁得点で8点を超える差になります。計算ツールの「10チーム」の例は、選んだリーグで企図数の多い10チームを記録表に読み込みます。

    MLBの盗塁成功率は2023年に大きく上がりました

    MLBは2023年から、ベースの大きさを15インチ四方から18インチ四方に広げ、ピッチクロックの導入とあわせて、投手の牽制とプレートを外す動作(disengagement)を1打席2回までに制限しました。3回目の牽制で走者をアウトにできなければ、走者は自動的に1つ進塁します。この年、リーグの盗塁企図は1試合あたり1.36回から1.80回に増え、成功率は75.4%から80.2%に上がりました。

    MLBシーズン盗塁盗塁死成功率1試合あたり企図(両チーム合計)runCS損益分岐点
    20192,28083273.3%1.28−0.43568.5%
    20212,21371175.7%1.20−0.41967.7%
    20222,48681175.4%1.36−0.39766.5%
    20233,50386680.2%1.80−0.42267.8%
    20243,61796179.0%1.88−0.40566.9%
    20253,44098977.7%1.82−0.41067.2%
    20263,28998477.0%1.76−0.41267.3%

    2020年は60試合の短縮シーズンだったため除いています。成功率は2023年をピークに少しずつ下がっていますが、損益分岐点は66〜68%の範囲からほとんど動いていません。2026年も、リーグ平均と損益分岐点の間には約10ポイントの差があります。

    よくある間違い

    • 牽制死をすべて盗塁死に数える: MLB公式用語集によると、走者がすでに次の塁へスタートを切ったあとに牽制でアウトになれば盗塁死で、元の塁に戻ろうとしてアウトになった場合は盗塁死になりません。KBOの公式記録も、牽制死を盗塁死とは別に集計しています。
    • 暴投・捕逸で進んだ塁を盗塁に数える: 盗塁を企図していなかったのであれば、盗塁にはなりません。暴投や捕逸の間に次の塁を狙ってアウトになった場合も、盗塁死には数えません。
    • 守備側が許した進塁を盗塁に数える: 試合終盤などに守備側が走者を止めようとせず、そのまま進塁を許した場合(defensive indifference)は、盗塁として記録しません。
    • 選手ごとの成功率を単純に平均する: 1盗塁・0盗塁死(100%)の選手と30盗塁・15盗塁死(66.7%)の選手を平均すると83.3%ですが、2人を合わせた実際の成功率は31 ÷ 46 = 67.4%です。合計行は必ず足してから割ります。
    • 企図が少ない100%を最高とみなす: 8盗塁・0盗塁死は+1.6点ですが、岩田の39盗塁・8盗塁死は+5.0点です。成功率は効率を、盗塁得点は効率と回数の両方を表します。
    • 別のリーグの損益分岐点を当てはめる: 同じ68%でも、2026年のNPB(63.2%)とMLB(67.3%)では損益分岐点を上回り、KBO(69.5%)では下回ります。基準リーグは、記録と同じリーグを選んでください。

    この計算の限界

    • 盗塁得点は、すべての企図を同じ価値とみなす状況中立の計算です。FanGraphsも、wSBは試合の状況を考慮しないと説明しています。実際の損益分岐点は、2死から三盗を狙う場合のように、走者とアウトカウントの状況によって変わります。
    • 0.2点とrunCSは、線形加重値から求めた推定値です。球場、相手投手、捕手による補正は入れていません。
    • この計算ツールの盗塁得点は、0点を基準にした値です。FanGraphsのwSBは、ここからリーグ平均の走者が同じ出塁機会に挙げたはずの得点をさらに差し引くため、値が少し異なります。
    • NPBとKBOのrunCSは、FanGraphsが公開している値ではなく、FanGraphsのMLB向けの式に各リーグの記録を入れて計算した値です。
    • リーグ合計と選手一覧は、2026年10月23日に確認したレギュラーシーズンの最終成績です。ポストシーズンは含めていません。NPBの選手一覧は、シーズン終了後のチーム別個人成績から15回以上企図した選手だけを選びました。
    • 入力した値はサーバーに送らず、このブラウザの中だけで計算します。値を変えたときや「リンクをコピー」を押したときだけ、URLに値が入ります。

    基準日 式と定義は2026年10月23日にMLB公式用語集、MLB.comのルール変更記事、FanGraphs Libraryの原文で確認しました。リーグ合計と選手成績は同じ日に、NPB公式記録とスポーツナビのチーム別個人成績、MLB公式統計(Stats API)、KBO公式記録から2026年レギュラーシーズンの値を取り、計算しました。

    出典

    よくある質問

    盗塁成功率の計算方法は?

    成功した盗塁の数を、盗塁の企図数(盗塁 + 盗塁死)で割ります。MLB公式用語集も同じ式で定義しています。39盗塁・8盗塁死なら39 ÷ 47 = 83.0%です。記録に企図数しかない場合は、盗塁死 = 企図数 − 盗塁で求めます。

    盗塁成功率の目安は?

    まず損益分岐点を上回っているかを見ます。2026年レギュラーシーズンの得点環境で計算した損益分岐点はNPB 63.2%、MLB 67.3%、KBO 69.5%で、これより高ければ盗塁は得点のプラスになります。リーグ平均の成功率はNPB 70.4%、MLB 77.0%、KBO 74.5%でした。MLB公式用語集は、75%以上ならたいていチームの助けになっているという目安を載せています。

    通算の盗塁成功率はどう計算しますか?

    シーズンごとの成功率を平均するのではなく、全シーズンの盗塁と盗塁死をそれぞれ足してから、盗塁の合計 ÷ (盗塁の合計 + 盗塁死の合計)で割ります。成功率を単純に平均すると、企図の少ないシーズンの値が大きく効きすぎます。記録表に1シーズン1行ずつ入力すれば、合計行が通算の成功率を計算します。チームの成功率も、選手ごとの盗塁と盗塁死を足してから割る同じ方法で求めます。

    盗塁阻止率の計算方法は?

    盗塁阻止率は、捕手が刺した盗塁死の数を、その捕手に対する盗塁企図数で割った値です。MLB公式用語集では、暴投や捕逸で進塁した走者は捕手の阻止率に含めません。この計算ツールでは、その捕手に対する盗塁(許した数)と盗塁死(刺した数)を入力すると、100%から成功率を引いた値が阻止率になります。

    損益分岐点がリーグによって違うのはなぜですか?

    盗塁死はアウトを1つ与えるプレーなので、点が入りやすいリーグほど損失が大きくなります。FanGraphsは盗塁死1回の損失を−(2 × アウトあたり得点 + 0.075)点、盗塁1回の価値を0.2点としています。2026年のNPBはアウトあたり得点が0.135と低いため損益分岐点が63.2%、KBOは0.191と高いため69.5%です。

    牽制死も盗塁死に入りますか?

    走者がすでに次の塁へスタートを切ったあとに牽制でアウトになれば盗塁死として記録し、元の塁に戻ろうとしてアウトになった場合は盗塁死になりません。MLB公式用語集の説明です。KBOの公式記録のように牽制死を盗塁死と別に集計している場合は、2つを足さずに盗塁死の数だけを入力してください。

    企図が少なくて100%の選手のほうが優秀ですか?

    成功率は高くても、盗塁得点は小さいことがあります。2026年NPB基準では、8盗塁・0盗塁死は+1.6点、39盗塁・8盗塁死(83.0%)は+5.0点です。成功率は効率を、盗塁得点は効率と回数の両方を表します。

    暴投で進んだ塁や、守備側が許した進塁も盗塁ですか?

    いいえ。試合終盤などに守備側が走者を止めようとせずに許した進塁(defensive indifference)は盗塁として記録せず、盗塁を企図していなかった場合は暴投・捕逸で進んだ塁も盗塁にならず、失策で進んだ塁は盗塁として記録しません。暴投の間に次の塁を狙ってアウトになった場合も、盗塁死には数えません。