必要なツールを、すぐ使えるように

トーンジェネレーター

周波数を入力するか目盛りをドラッグして再生を押すと、その高さの音が鳴ります。サイン波・矩形波・三角波・のこぎり波から選び、両耳または片耳に出したり、左耳と右耳に別々の周波数を出したりできます。スイープで高さを探り、ビビりや耳鳴りに近い場所で固定して、見つけた周波数を記録し、聞き直して比べてください。音はブラウザがその場で作り、マイクやファイルは使いません。

最終更新 2026-10-27計算はブラウザ内だけで処理

現在の周波数

440Hz

A4

用途別スタート

周波数を決めて再生を押してください。音が出ている間に値を変えても、音は途切れずにそのまま切り替わります。最初は機器の音量を中くらいより小さくしておきましょう。

Hz
調整の単位
音名
Hz
波形
出力
−20 dB

記録押すとその周波数をもう一度鳴らします

  • 見つけた周波数を記録しておくと、ここから押して聞き直し、比べることができます。スイープ中に押すと、今出ている周波数が記録されます。

再生を押すと音が出ます。マイクは使いません。

最終更新 2026-10-27入力値は保存しません

ROBERINの基準必要なツールを、
すぐ使えるように。
  • ひと目で分かる画面入力と結果の位置をはっきり分けます。
  • 結果が先主要な結果を先に示し、過程は必要なときだけ。
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好きな周波数の音をすぐに鳴らし、耳で比べられます

トーンジェネレーターは、20 Hz から 20,000 Hz までの好きな周波数の音を、ブラウザの中でそのまま作り出します。数字を入力するか目盛りをドラッグして周波数を決め、サイン波・矩形波・三角波・のこぎり波から波形を選んで、再生を押すだけです。音が出ている間に周波数や波形を変えても音は途切れずに切り替わるので、2 つの高さを行き来して耳で比べるのに向いています。

方式は 3 つあります。単音は、1 つの音を両耳または片耳に出します。左右別々の音は、左耳と右耳に違う周波数を出し、2 つの周波数の差を表示します。スイープは、開始周波数から終了周波数まで、決めた時間をかけて高さを変えていく方式です。気になる瞬間に「この周波数で固定」を押すと、その高さで止まって鳴り続けます。見つけた周波数は記録しておいて、押せば聞き直せますし、一覧をコピーしてメモや診察の相談に使うこともできます。音はすべてその場で合成しており、マイクや音声ファイルは使いません。

トーンジェネレーターが役に立つ場面

決まった高さの音が 1 つ必要になる場面は、意外と多くあります。音楽や動画の音にはたくさんの周波数が混ざっているため、どの高さに問題があるのかを切り分けにくいものです。周波数が 1 つだけの音(純音)を鳴らせば、原因をその周波数 1 つに絞り込めます。

  • スピーカーや車、部屋の中でビビり音がするとき: 低い音に合わせて部品が一緒に共鳴すると、「ビーッ」という雑音が出ます。スイープで周波数をゆっくり上げていくと、ビビり始める高さが見つかります。その高さに固定したまま、震えている部品を手で押さえて確かめることができます。
  • 耳鳴りの高さを説明したいとき: 「キーン」という音がどれくらい高いのかは、言葉では伝えにくいものです。近い高さの音を探して周波数で書き留めておくと、診察のときに症状を説明する助けになります。
  • 楽器をチューニングしたり、合奏の基準音を合わせたりするとき: チューナーがなくても、A4(ラ)のような基準音を聞きながら耳で合わせられます。合奏の基準が 442 Hz のように違う場合は、基準を変えればすべての音が計算し直されます。
  • 自分の耳や機器がどこまで聞こえるのか知りたいとき: 高い周波数へスイープすると、音が聞こえなくなる地点を確かめられます。ただし、その地点は耳だけでなく、イヤホンやスピーカーがその高さを出せるかどうかにも左右されます。
  • 音響機器を点検したり、授業で音を見せたりするとき: 左右のチャンネルに別々に音を出し、波形によって音の印象がどう変わるのかを、波形ウィンドウと一緒に見せられます。

使い方の手順

  1. 機器の音量を中くらいより小さくして始めます。 このツールの音量欄は、最初は −20 dB に設定されています。音が小さいときは、まずツール側の音量を上げ、それでも小さければ機器の音量を上げてください。
  2. 方式を選びます。 1 つの高さを聞き続けるなら「単音」、両耳に別々の高さを出すなら「左右別々の音」、高さを連続して探るなら「スイープ」を選びます。やりたいことが決まっているなら、「用途別スタート」のボタンを押してください。その用途に合う周波数・波形・音量が一度に入力されます。
  3. 周波数を決めます。 欄に数字を入力するか、目盛りを押したまま左右にドラッグするか、−・+ ボタンを押します。−・+ ボタンで動く幅は、「調整の単位」で 1 Hz、10 Hz、半音、オクターブから選べます。周波数欄でキーボードの ↑・↓ キーを押しても、同じ幅で動きます。
  4. 再生を押し、聞きながら調整します。 音が出ている間に変えた値は、すぐに反映されます。目的の周波数が見つかったら、「この周波数を記録」を押してください。
  5. 記録を比べたり、コピーしたりします。 記録の一覧で周波数を押すと、その音に切り替わります。2 つの候補を交互に押して、どちらが近いかを比べられます。「コピー」を押すと、一覧全体がテキストとしてコピーされます。

3 つの方式

方式出る音こんなときに使います
単音1 つの周波数を、両側・左・右のいずれかに出します耳鳴りの高さ合わせ、楽器の基準音、片耳だけで聞く、ビビる周波数の確認
左右別々の音左耳と右耳に、それぞれ違う周波数を出します両耳で聞く高さの比較、うなりの体験、2 つのチャンネルを別々の信号で点検
スイープ決めた時間をかけて、開始周波数から終了周波数まで高さが連続して変わりますスピーカーや車のビビり探し、聞こえ始める・聞こえなくなる周波数の確認

波形ウィンドウでは、上側が左チャンネル、下側が右チャンネルです。片側にだけ音を出すと、反対側は平らな線になるので、いま音がどちらへ出ているのかがすぐ分かります。横幅は常に 2.5 周期が見えるように合わせてあり、その幅が何ミリ秒にあたるのかを右下に表示します。目盛りには、現在の周波数のほか、倍音の位置(サイン波以外のとき)、記録した周波数、ピアノの音域・声・最も聞こえやすい帯域が表示されます。声の帯は、成人の話し声の基本周波数(男性 約 90~155 Hz、女性 約 165~255 Hz)を合わせて示したものです。

スピーカーや車のビビり音の探し方

ビビり音は、たいてい特定の周波数でだけ出ます。スピーカーの箱の板、ゆるんだネジ、ドアの内側の配線やプラスチック部品には、それぞれ一緒に共鳴しやすい高さがあり、その高さの音が通るときだけ「ビーッ」という音を立てます。音楽を聞いているときは、いつビビるのか見当がつきません。それでも周波数を一方向にゆっくり変えていけば、ビビりが起きる地点が見えてきます。

  1. 「用途別スタート」でスピーカーのビビり探しを押します。20 Hz から 500 Hz まで、30 秒かけて対数方式で上がるサイン波のスイープが用意されます。
  2. ふだん聞く程度の音量で再生します。ビビりは音量が大きいほど目立ちますが、最初から大きく鳴らすと、スピーカーにも耳にも負担がかかります。
  3. ビビりや雑音が聞こえた瞬間にこの周波数で固定を押します。音はその周波数で止まって鳴り続け、方式は単音に切り替わります。
  4. 調整の単位を 1 Hz にして、−・+ で前後に動かし、ビビりがいちばん強い周波数を探して記録します。その音を鳴らしたまま、疑わしい部品を手で軽く押さえてみてください。ビビりが止まる場所が原因です。
  5. ビビる場所が複数あるなら、スイープ中にこの周波数を記録を押して、止めずに順番に印を付けておきます。記録は目盛りの上に小さな三角形で表示されます。

スイープの範囲は、開始・終了の欄で変えられます。サブウーファーのようにとても低い音を調べるなら 20~120 Hz に、ドアやダッシュボードのように少し高い音でビビる場所を探すなら 100~1,000 Hz に絞り、時間を長くしてください。範囲が狭く、時間が長いほど、ビビりの地点を通り過ぎてしまうことが減ります。

耳鳴りの周波数の合わせ方

耳鳴りの研究や診療では、本人が聞いている耳鳴りにいちばん近い高さの音を探す「ピッチマッチング(pitch matching)」を行います。2019 年に学術誌 Trends in Hearing に掲載された Neff らの比較研究は、2 つの音を聞かせて耳鳴りに近いほうを選ばせる方法(2AFC)と、全体の帯域をすばやく探ってからゆっくり回して細かく合わせる調整法を、あわせて扱っています。この研究は、合わせた高さが 1 オクターブ上や下と取り違えられていないか(オクターブ混同)も別に確認しています。また、2 つの音から選ぶ方法を磨く過程で、適切な間隔はおよそ 1 半音(1/12 オクターブ)に落ち着いたと説明しています。このツールでも、同じ順序をたどれます。

  1. 静かな場所で、「用途別スタート」の耳鳴りの周波数合わせを押します。500 Hz のサイン波、−30 dB の小さな音で用意されます。音量は、耳鳴りと同じか少し小さめに合わせてください。
  2. 出力は両側から始めます。耳鳴りが片耳だけに聞こえるなら、左・右の出力に切り替えながら、比べやすいほうを選んでください。
  3. 目盛りをドラッグして高さを広く探り、耳鳴りに近い帯域を見つけます。次に、調整の単位を「半音」にして −・+ を押し、いちばん近い場所を選びます。
  4. 調整の単位を 10 Hz、1 Hz に変えて絞り込みます。高い周波数では、数 Hz の違いは聞き分けにくいことがあります。違いが感じられなければ、そこで止めてかまいません。
  5. 調整の単位を「オクターブ」にして、+(2 倍)と −(半分)を押してみます。1 オクターブ上や下のほうが近ければ、そちらに移ります。
  6. 候補が 2 つ以上あれば、それぞれ記録し、記録を交互に押してどちらが近いかを選びます。2 つの音から選ぶ方法(2AFC)に近い比べ方です。同じ日でも答えが変わることがあるので、2、3 回繰り返して、近い値が出るかを見てください。

Neff らの研究で、参加者が調整法で合わせた耳鳴りの平均の高さは 4,697 Hz でした。2 つの音から選ぶ方法など、ほかの評価法で合わせた平均は、それより高い値でした。この値はあくまでその研究の参加者の平均であり、自分の耳鳴りがこの範囲にあるべきだという意味ではありません。

まず受診してください。 米国国立聴覚・伝達障害研究所(NIDCD)は、耳鳴りがあるときは、まずかかりつけ医(プライマリケア医)に、耳あかや中耳炎による詰まりがないかを調べてもらうよう案内しています。聴力と耳鳴りは聴覚の専門家(オーディオロジスト)が評価でき、耳鳴りが脈打つように聞こえる場合は、画像検査を行うこともあります。耳鳴りのある人の多くは、ある程度の難聴を伴っています。このツールで見つけた周波数は、相談のときの説明を助ける参考値であり、診断や治療の代わりにはなりません。音を使った対処をしたいときは、医療者と相談して方法を決めてください。

楽器の基準音と音名

現在もっとも広く使われている基準音は、中央のドの上のラ、つまり A4 = 440 Hz です。国際標準化機構(ISO)が 1955 年にこの値を技術規格として採用し、1975 年に ISO 16 として再確認しました。実際の演奏の現場では、基準は少しずつ異なります。1964 年には、米国の主要オーケストラ 31 団体のうち 19 団体が 440 Hz、残りが 441 Hz か 442 Hz で調律していました。1987 年のニューヨーク・タイムズの調査では、ほとんどの交響楽団とオペラ・オーケストラが 440~444 Hz の間にあり、ベルリン・フィルハーモニーは 443 Hz を使っています。バロック音楽を専門に演奏する団体は、A = 415 Hz を基準にしていることが多くあります。

12 平均律では、半音 1 つ上がるごとに周波数が 2 の 12 乗根(約 1.0595)倍になり、12 半音(1 オクターブ)上がるとちょうど 2 倍になります。そのため、A4 の基準さえ決めれば、すべての音の周波数が決まります。

音の周波数 = A4 基準 × 2(A4 からの半音の数 ÷ 12)
セント = 1,200 × log2(周波数 ÷ いちばん近い音の周波数)

画面の音名には、現在の周波数にいちばん近い音と、その音から何セント離れているかが表示されます。1 セントは半音の 100 分の 1 です。下の表は A4 = 440 Hz のときの値です。

音周波数どんな音か
A0(ラ)27.5 Hzピアノでいちばん低い音
E1(ミ)41.2 Hz4 弦ベースのいちばん低い開放弦
E2(ミ)82.41 Hzギターのいちばん低い開放弦(6 弦)
A3(ラ)220 HzA4 より 1 オクターブ下
C4(ド)261.63 Hz中央のド
A4(ラ)440 Hzチューニングの基準音(ISO 16)
A5(ラ)880 HzA4 より 1 オクターブ上
C8(ド)4,186.01 Hzピアノでいちばん高い音

A4 の基準を変えると、ほかの音も同じ比率でいっしょに動きます。中央のド(C4)を例にすると、次のようになります。

A4 基準C4(中央のド)使われる場面
415 Hz246.76 Hzバロック音楽を専門に演奏する団体
440 Hz261.63 Hz国際標準(ISO 16)、ほとんどのチューナーの初期値
442 Hz262.81 Hz少し高めに合わせるオーケストラや合奏
443 Hz263.41 Hzベルリン・フィルハーモニー

耳でチューニングするときは、サイン波よりも三角波やのこぎり波のほうが聞き取りやすいことがあります。サイン波には倍音がないので、とくに低い音は小さなスピーカーでは聞こえにくいからです。基準音と楽器の音がほぼ同じになると、音がゆっくり波打つうなりが聞こえます。この波打ちが遅くなり、消えるところが合った高さです。

波形による音の違い

サイン波は、周波数が 1 つだけの、いちばん単純な音です。ほかの波形は、基本の周波数に、その整数倍である倍音が混ざっているため、同じ高さでも音の印象が変わります。矩形波と三角波には奇数次の倍音(3 倍、5 倍、7 倍…)だけがあり、のこぎり波には偶数次と奇数次の倍音がすべてあります。倍音が小さくなっていく速さも波形ごとに異なります。

波形倍音n 次倍音の大きさ聞こえ方このツールの音量補正
サイン波なしなし澄んで丸い音。高さを合わせやすい1 倍(基準)
矩形波奇数次のみ1/n中が空いたような太い音。昔のゲーム機の音0.841 倍
三角波奇数次のみ1/n²サイン波に近いが、少しはっきりしている1.204 倍
のこぎり波すべて1/n明るく、ざらついた音1.411 倍

波形ごとに音のエネルギーが違うため、山の高さが同じなら、平均の強さ(RMS)は矩形波がいちばん大きく、のこぎり波がいちばん小さくなります。このツールでは、波形を変えても音が急に大きくならないように、音量欄が同じなら 4 つの波形の平均の強さ(RMS)がサイン波と等しくなるよう補正しています。補正値は 1 kHz の波形を基準に計算しました。ブラウザは再生のサンプリング周波数の半分(たいてい 22~24 kHz)より高い倍音は作らないため、周波数がとても高いと、波形どうしの差は小さくなります。目盛りの短い縦線は現在の音の倍音の位置で、矩形波と三角波は奇数倍だけ、のこぎり波はすべての倍数が表示されます。

可聴周波数と最も聞こえやすい帯域

人が聞き取れる音は、一般に 20~20,000 Hz といわれます。ただし個人差が大きく、とくに高い側は、年齢とともに少しずつ狭くなるのが普通です。聞こえる範囲は、多くの場合 8 歳ごろから、上の限界が下がり始めます。

同じ大きさの音でも、周波数によって聞こえ方は違います。国際規格 ISO 226:2023 は、耳が健康な 18~25 歳が、周波数ごとに聞き取れるいちばん小さな音(可聴閾値)をまとめています。値が小さいほど、より小さな音まで聞こえるという意味です。1 kHz の 2.4 dB より小さい値は、1 kHz より敏感な帯域にあたります。

周波数可聴閾値(dB SPL)読み方
125 Hz22.1低い音は、かなり大きくないと聞こえない
500 Hz4.4話し声の低い部分
1,000 Hz2.4音量比較の基準周波数
2,000 Hz−1.3敏感な帯域の入り口
3,150 Hz−6.0いちばん小さな音まで聞こえるところ
4,000 Hz−5.4まだとても敏感
8,000 Hz12.6再び鈍くなる
12,500 Hz12.3規格が扱ういちばん高い周波数

そのため、同じ音量欄でも、3~4 kHz の音は 100 Hz の音より大きく聞こえやすくなります。目盛りの「最も聞こえやすい」の帯は、この表で可聴閾値が 0 dB より小さい 2~5 kHz を示したものです。高い周波数へスイープするときは、この帯域を通るあたりで音が大きくなることを頭に置いて、音量を低めにしておいてください。

「聞こえる上限の確認」で音が聞こえなくなる周波数を調べるときも、結果を聴力検査と受け取らないでください。機器によっては、とても高い音をうまく出せないものがあります。同じ人でも、音量や機器によって、聞こえなくなる周波数は変わります。聴力が気になるときは、耳鼻咽喉科で純音聴力検査を受けるのが確実です。

左右別々の音とうなり

周波数がわずかに違う 2 つの音を一緒に聞くと、音が規則的に大きくなったり小さくなったりする波打ち、つまりうなりが聞こえます。波打ちの速さは、2 つの周波数の差と同じです。左耳に 520 Hz、右耳に 530 Hz というように、2 つの音を両耳に別々に聞かせても、1 秒に 10 回波打つ音を感じます。これをバイノーラルビートと呼びます。1973 年に Oster が科学雑誌 Scientific American に書いた記事「Auditory beats in the brain」が、この現象を取り上げました。

左右別々の音では、画面の大きな数字が 2 つの周波数の差を表します。差が 30 Hz 以下のときは、その速さで点滅するランプも一緒に点きます。波形ウィンドウでは、右の線が左の線より、差の分だけ速く滑っていき、2 つの音の位相がずれ続けていく様子が見られます。両耳に別々に聞こえる必要があるので、イヤホンかヘッドホンで聞いてください。スピーカーで聞くと、2 つの音が空気中で混ざって、通常のうなりになります。

バイノーラルビートは、集中・睡眠・気分によいという主張が多く見られますが、根拠は一致していません。2023 年に PLOS ONE に掲載された系統的レビューは、条件に合う研究 14 本を調べ、5 本は脳波がビートに追従するという仮説に合う結果を、8 本は合わない結果を、1 本は混合した結果を報告したとまとめています。著者らは、結果は全体として一貫しておらず、バイノーラルビートで心理・身体の状態が変わるという主張は慎重に受け止めるべきだと結論づけました。このツールは、両耳に別々の音を出す機能を提供するだけで、効果をうたうものではありません。

スイープの読み方: 対数と直線

スイープには 2 つの方式があります。対数は、1 オクターブごとに同じ時間がかかるように上がるので、低い音と高い音をバランスよく聞けます。20 Hz から 20,000 Hz まではおよそ 10 オクターブなので、20 秒のスイープなら 1 オクターブあたり約 2 秒です。直線は、1 秒ごとに同じ Hz ずつ上がるため、時間のほとんどが高い音に使われます。低い帯域をじっくり聞きたいときは対数を、狭い高音の範囲を均等に探りたいときは直線を選んでください。

対数スイープの周波数 = 開始 × (終了 ÷ 開始)(経過時間 ÷ 全体の時間)
直線スイープの周波数 = 開始 + (終了 − 開始) × 経過時間 ÷ 全体の時間

20 秒スイープの経過時間対数(20 Hz → 20,000 Hz)直線(20 Hz → 20,000 Hz)
5 秒112.47 Hz5,015 Hz
10 秒632.46 Hz10,010 Hz
15 秒3,556.56 Hz15,005 Hz
20 秒20,000 Hz20,000 Hz

スイープ中の周波数の数字は、音が実際に機器から出る時刻を基準に計算しています。「この周波数で固定」と「この周波数を記録」も、押した瞬間に画面に表示されていた周波数を整数の Hz で使います。Bluetooth イヤホンは音が少し遅れて出るので、正確な地点を探すときは、固定したあとで 1 Hz 単位で前後を聞き直してください。

音量と耳の保護

世界保健機関(WHO)は、80 dB の音なら 1 週間に 40 時間まで安全に聞けるが、90 dB になると安全な時間は 1 週間に 4 時間に減ると案内しています。

音量欄最大振幅に対する割合使う場面
−3 dB約 71%このツールでいちばん大きな値。短い時間だけ
−20 dB10%初期値。ほとんどの確認に
−40 dB1%耳鳴り合わせのような小さな音
−60 dB0.1%このツールでいちばん小さな値

音量欄の dB は、サイン波の山がデジタルの最大値よりどれだけ低いかを表します。耳に届く実際の音の大きさ(dB SPL)は、機器の音量やイヤホンによって変わるので、この数字からは分かりません。15,000 Hz より高い音は、聞こえなくても機器から出ていることがあります。聞こえないからといって音量を大きく上げると、耳やツイーター(高音用スピーカー)に負担がかかるおそれがあるため、このツールはそうした周波数を出すとき、案内の文を表示します。

よくある間違い

  • 機器の音量を最大にして始める: 再生を押した瞬間に大きな音が出ることがあります。機器の音量は中くらいより小さくして、まずツールの音量で調整してください。
  • 低い音が聞こえないので、故障だと思い込む: スマホやノートパソコンの小さなスピーカーは、低い音をうまく出せないことが多くあります。低い音は、イヤホンや大きめのスピーカーで確認してください。左右のチャンネルと低音をあわせて点検したいときは、スピーカー・イヤホン左右テストが向いています。
  • 耳鳴りの高さを 1 オクターブ間違えて合わせる: 高さがちょうど 2 倍か半分の音は、似て聞こえやすいものです。合わせたあとで、調整の単位「オクターブ」を使って、上下の音と必ず比べてください。
  • バイノーラルビートをスピーカーで聞く: 2 つの音が空気中で混ざり、両耳に同じ音が入ります。左右別々の音は、イヤホンかヘッドホンで聞いてください。
  • Bluetooth の遅延を忘れる: Bluetooth 機器は音が遅れて出るため、スイープ中に押した周波数が、実際に聞いた周波数より少し高く(上がるスイープのとき)記録されることがあります。固定してから前後を聞き直して確かめてください。

制限事項

  • 音は、OS とブラウザが選んだ出力デバイスから出ます。このツールで出力デバイスを切り替えることはできません。
  • 音量欄はデジタル信号の大きさであり、耳に届く音の大きさ(dB SPL)を測ったり合わせたりするものではありません。医学的な聴力検査や耳鳴りの診断ツールではありません。
  • 周波数は 20~20,000 Hz、小数第 2 位まで扱います。実際に出る音の正確さは、機器のサンプリング周波数とスピーカーの性能によって変わります。
  • 矩形波・三角波・のこぎり波は、ブラウザが作る帯域制限された波形なので、図のような完全に鋭い角は持っていません。波形ウィンドウは形を見せるための図であり、出力信号を測定したものではありません。
  • スマホは、画面が消えたり別のアプリに切り替えたりすると、音が止まることがあります。音が出なくなったら、この画面に戻って再生をもう一度押してください。

基準日 出典の文書は 2026-10-27 に確認しました。

出典

よくある質問

耳鳴りの周波数はどうやって探しますか?

小さな音量のサイン波から始め、目盛りをドラッグして耳鳴りに近い帯域を探します。次に半音単位でいちばん近い場所を選び、10 Hz、1 Hz 単位で絞り込んでください。最後にオクターブ単位で、1 オクターブ上と下の音と比べて、オクターブを取り違えていないかを確かめます。候補が複数あれば記録しておき、交互に押して、より近いほうを選びます。見つけた値は診察での説明を助ける参考値であり、診断の代わりにはなりません。

人は何 Hz まで聞こえますか?

一般に 20~20,000 Hz といわれますが、個人差が大きく、高い周波数の感度は年齢とともに下がるのが普通です。「聞こえる上限の確認」で音が消える周波数を調べられますが、結果は、イヤホンやスピーカーが高い音を出せるかどうかにも左右されるため、聴力検査の代わりにはなりません。

スピーカーのビビり音の出どころはどう探しますか?

「スピーカーのビビり探し」で、20 Hz から 500 Hz までゆっくり上がるスイープを再生し、ビビりが聞こえた瞬間に「この周波数で固定」を押します。続けて 1 Hz ずつ前後に動かして、いちばん強くビビる周波数を探し、その音を鳴らしたまま、疑わしい部品を手で軽く押さえて、ビビりが止まる場所を探してください。

楽器の基準音はなぜ 440 Hz なのですか?

中央のドの上のラ(A4)を 440 Hz に合わせるのが国際標準だからです。ISO が 1955 年に採用し、1975 年に ISO 16 として再確認しました。実際には、オーケストラごとに 440~444 Hz が使われ、バロック音楽の演奏では 415 Hz もよく使われます。A4 基準の欄を変えると、すべての音がその基準で計算し直されます。

左右別々の音(バイノーラルビート)は、集中や睡眠に役立ちますか?

はっきりしません。2023 年の PLOS ONE の系統的レビューは、研究 14 本の結果が一貫していないとまとめ、心理や身体の状態が変わるという主張は慎重に受け止めるべきだと結論づけました。このツールは、両耳に別々の周波数を出す機能だけを提供します。バイノーラルビートは、イヤホンかヘッドホンで聞く必要があります。

サイン波と矩形波は、聞こえ方がどう違いますか?

サイン波は周波数が 1 つだけなので、澄んで丸く聞こえます。矩形波と三角波には奇数次の倍音が、のこぎり波にはすべての倍音が混ざっており、同じ高さでも太く、または明るく聞こえます。このツールは、波形を変えても急に大きくならないよう、平均の強さがサイン波と等しくなるように補正しています。

再生を押しても音が出ません。

まず機器の音量と、マナーモードやおやすみモードの設定を確認し、画面を一度タップしてから、もう一度再生してください。スマホは、画面が消えたり別のアプリに切り替えたりすると、音が止まることがあります。低い周波数は小さなスピーカーでは出にくく、とても高い周波数は、出ていても聞こえないことがあります。片側しか聞こえないときは、出力が左か右になっていないかを確認してください。

どれくらいの音量で聞けば安全ですか?

機器の音量は中くらいより小さくして、このツールの音量は −20 dB から始め、必要な分だけ上げてください。WHO は、80 dB の音なら 1 週間に 40 時間まで安全だが、90 dB になると安全な時間は 1 週間に 4 時間に減ると案内しています。高い周波数は、聞こえなくても出ていることがあるので、聞こえないからといって音量を大きく上げないでください。