必要なツールを、すぐ使えるように

血糖値チェッカー

血糖測定器の値を1日7つの時点に入れると、時点ごとの基準で判定します。糖尿病でない人は正常範囲で、管理中の人は日本糖尿病学会の目安(空腹時130未満・食後2時間180未満)で見て、1日の曲線も描きます。

最終更新 2026-10-19計算はブラウザ内だけで処理
どの基準で判定しますか
血糖測定器の単位
入力値なし

—mg/dL

欄に血糖値をひとつ入れると、その時点の基準ですぐに判定します。

正常範囲
—
平均
—
最高
—
最低
—

食後2時間は、最初のひと口を食べた時から数えます。空欄は飛ばし、入力した値だけを線でつなぎます。

    最終更新 2026-10-19入力値は保存しません

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    同じ血糖値でも、測った時間帯で意味が変わります

    血糖測定器に135と表示されたとき、朝起きて何も食べていない空腹時なら高めの値ですが、昼食から1時間ほどたった時点なら糖尿病でない人にも出ることがある値です。そのため血糖の正常値は1つではなく、測った時点ごとに別々にあります。日本糖尿病学会の分類では、8時間以上食べずに測った空腹時血糖は110mg/dL未満が正常型で、126mg/dL以上は糖尿病型です。米国糖尿病学会(ADA)の論文によれば、糖尿病でない人の血糖値は食後でも140mg/dLをほとんど超えません。糖尿病で治療中の人には、学会が合併症予防の目安として空腹時血糖130mg/dL未満、食後2時間血糖180mg/dL未満を示しています。

    上の判定ツールは、血糖測定器で測った値を1日7つの時点(朝の空腹時、朝・昼・夕の食後2時間、昼と夕の食前、就寝前)の欄に入れると、時点ごとに合った基準で判定し、その時点の正常(または目標)の帯の上に1日の血糖曲線を描きます。値をひとつだけ入れても、その時点の判定と基準との差がすぐに出ます。検査室の空腹時血糖や75g糖負荷試験、HbA1cの診断基準との照合は糖尿病リスク計算機が担当し、このツールは自宅で測った1日の血糖を読むための道具です。

    1日に何回か測ってみる理由

    HbA1cは過去1〜2か月ほどの平均を示しますが、1日の中で血糖がいつ上がり、いつ下がるかはわかりません。朝の空腹時血糖は夜のあいだに肝臓が出したブドウ糖の量を、食後血糖は食べたものとそれに合わせて出たインスリンの反応を映します。ADAの論文は、糖尿病でない人の血糖が食事開始から約60分後にいちばん高くなり、140mg/dLをほとんど超えず、2〜3時間以内に食前の水準へ戻ると説明しています。空腹時は正常でも食後だけ高い状態が長く続く場合は、空腹時血糖1回では見えません。

    • 健診の空腹時血糖が100前後だったとき: 数日間、食後2時間の値も測ると、食後に血糖が正常範囲へ戻るかどうかを見られます。診断ではなく、医療機関で検査を受けるかどうかを決める参考です。
    • 糖尿病で薬やインスリンを使っているとき: 食前と食後2時間をペアで測ると、どの食事で血糖が大きく上がるかが見えます。受診前の数日分を記録して持っていくと、薬や食事を調整する際に役立ちます。
    • ふるえや冷や汗が出たとき: その場で測って70を下回っているか確認できれば、低血糖への対処をすぐ始められます。

    ツールの使い方

    1. 基準を選ぶ: 糖尿病と診断されたことがなければ糖尿病の診断なし、診断を受けて管理中なら糖尿病で管理中を選びます。同じ値でも前者は正常範囲で、後者は管理の目標で判定し、グラフの帯の高さも切り替わります。
    2. 単位を確認する: 血糖測定器の画面がmg/dL(日本の多くの機器)か、mmol/L(英国・カナダ・オーストラリアなど)かを選びます。すでに入れた値は単位を変えると換算して表示し(mg/dLは整数、mmol/Lは小数第1位)、表示された値で判定します。元の単位に戻すと最初に入れた値に戻ります。
    3. 値を入れる: 測った時点の欄に入れます。欄はグラフの同じ列の真下にあるので、入れるとすぐその列に点が打たれます。空欄は飛ばし、入れた値どうしを線でつなぎます。飛ばした区間は点線です。
    4. 結果を読む: 上部の左側には、いま入れた(または選んだ)値の判定と基準との差、右側には1日のまとめ(範囲内の個数・平均・最高値・最低値)が出ます。別の欄やグラフの列を押すと、その値の判定に切り替わります。最初に開いたときは、いちばん注意が必要な値(低血糖、かなり高い、高めの順)を表示します。
    5. グラフを読む: 灰色の帯はその時点の正常範囲または目標範囲、下側の斜線は70未満の低血糖ゾーンです。点の形が判定を表し、丸は範囲内、上向きの三角は高め、下向きの三角は低めです。食事名の横の数字は、その食事の食前から食後2時間までに上がった量です。
    6. 記録を残す: 結果をコピーは時点ごとの値と判定を文章で、リンクをコピーはいまの画面をもう一度開けるアドレスをコピーします。血糖値はアドレスの#より後ろにだけ入り、サーバーへは送られず、このブラウザにも保存しません。

    時点別の血糖基準表

    ツールが使っている基準です。単位はmg/dLで、mmol/Lに切り替えたときは同じ境界を公式の表記値(70 = 3.9、110 = 6.1、126 = 7.0、130 = 7.2、140 = 7.8、180 = 10.0、200 = 11.1、250 = 13.9)で使います。

    糖尿病の診断なし: 正常範囲
    測定時点正常高めかなり高い
    朝の空腹時(8時間以上食べていない)70〜109110〜125126以上
    食前・食後・就寝前(空腹時でないとき)70〜139140〜199200以上

    空腹時の基準は、日本糖尿病学会の正常型(110未満)と糖尿病型(126以上)に合わせています。110〜125は両者のあいだの境界型にあたる範囲です。なお日本糖尿病学会の診療ガイドラインは、正常型のうち100〜109を「正常高値」として区別しており、ツールは正常と判定したうえで、その値であることを補足の文で伝えます。診断は、検査室で静脈血を測り、別の日に確認して医師が行います。自宅で測った値がこの範囲に入ったら、検査を受けるきっかけとして読んでください。空腹時でないときの140は「糖尿病でなければ食後でも140をほとんど超えない」というADAの論文に、200は、のどの渇き・多尿・体重減少などの症状があるとき随時血糖で糖尿病型とみなす基準値にそろえました。

    糖尿病で管理中: 管理の目標
    測定時点目標範囲目標より高いかなり高い
    朝の空腹時・昼・夕の食前70〜129130〜250250超
    食後2時間70〜179180〜250250超
    就寝前70〜180181〜250250超

    空腹時血糖130未満と食後2時間血糖180未満は、日本糖尿病学会が「合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする」ときの、対応する血糖値のおおよその目安です。学会はHbA1cの目標を、血糖正常化を目指すなら6.0%未満、合併症予防なら7.0%未満、治療強化が難しいなら8.0%未満と、状況によって分けています。担当の医師が決めた目標があるなら、その数字を優先してください。空腹時・食前の目標に下の境界は示されていないので、このツールでは70未満だけを低血糖とし、130未満であれば食前と空腹時は目標内と判定します。学会の合併症予防の目安(空腹時・食後2時間)には就寝前の値がないため、持続血糖測定の結果を読む国際合意(2019)の1日の目標範囲70〜180を使い、同じ合意で別に数える250超をかなり高いとして区切りました。

    低血糖のレベル血糖値意味
    レベル170未満、54以上注意が必要な低血糖です。すぐに糖質をとります。
    レベル254未満臨床的に明らかな低血糖です。
    レベル3定めた数値なし意識や体の状態が変わり、ほかの人の助けがないと回復できない重い低血糖です。

    ADAと国際合意が使う低血糖の分類です。ツールはどの基準でも、70未満を低め(糖尿病で管理中なら低血糖)、54未満をかなり低い(糖尿病で管理中ならレベル2の低血糖)と表示します。

    いつ、どう測れば基準と合うか

    • 食後2時間は最初のひと口から: 食事が終わった時から数えると測るのが遅くなり、値が低く出ます。ADAは食後血糖を食事開始の1〜2時間後に測るよう示しているので、1時間で測った値も食後の欄に入れて同じ基準で見られます。
    • 朝の空腹時は起きて何も食べる前: 空腹時の基準は8時間以上食べていない状態の値です。前夜に遅い夜食をとったなら、空腹時の基準には合いません。
    • 同じ時点を何日か: 1日の値は、その日の食事・活動・睡眠で変わります。同じ時点を数日測って比べると、1回だけ外れた値と、いつも高い値を見分けられます。
    • 測定器の許容誤差: 国際規格ISO 15197:2013は、測定値の95%が基準値100mg/dL未満で±15mg/dL以内、100以上で±15%以内に入れば合格とします。140を基準にすると、同じ血液でも119〜161になりうるので、境界付近の1〜2回の値で結論を出さないでください。
    • 単位の換算: mg/dLはmmol/Lに18を掛けた値です(ブドウ糖1mmolは180.16mgなので、正確には18.016)。ツールはmg/dLを整数で、mmol/Lを小数第1位まで受け付けます。

    1日の血糖曲線の例

    最初の画面の値(例1)と例を入力ボタンの値(例2)を、ツールと同じ基準で判定した結果です。

    測定時点例1: 糖尿病の診断なし判定例2: 糖尿病で管理中判定
    朝の空腹時(食前)92正常138目標より高い
    朝食後2時間128正常196目標より高い
    昼食前95正常112目標内
    昼食後2時間146高め174目標内
    夕食前99正常68低血糖
    夕食後2時間134正常210目標より高い
    就寝前108正常142目標内

    例1は7つのうち6つが正常範囲で、平均は115です。昼食後2時間だけが146で、140を6上回りました。食前から食後までに上がった量は、朝が+36、昼が+51、夕が+35です。1日に1回この程度超えた値は誤差の範囲内かもしれないので、まず同じメニュー・同じ時点で数日測り直してみてください。

    例2は7つのうち3つが目標内で、平均は149です。朝の空腹時と朝食後が目標より高く、夕食前に68まで下がったあと夕食後は210まで上がっており、1日でいちばん大きな上下(+142)が夕方にあります。朝は+58、昼は+62でした。ツールはこの日の結果の先頭に、いちばん注意が必要な夕食前の低血糖を表示し、対処を案内します。こうした記録はそのままコピーして、診察のときに見せるのに向いています。

    低いとき・高いときの対処

    • 70未満で意識がはっきりしているとき: 日本糖尿病学会の「低血糖時の対応」は、ブドウ糖10g、またはブドウ糖を含む飲料150〜200mLをとり、約15分後に低血糖が続くようなら同じ量をもう一度とるよう示しています。砂糖(蔗糖)ならブドウ糖の倍量(20g)が必要で、効果の出方も遅れます。α-グルコシダーゼ阻害薬を飲んでいる人は、必ずブドウ糖を選びます。飲料はブドウ糖を含まないものもあるので、成分を確認しておきます。
    • 54未満、または意識がぼんやりするとき: レベル2の低血糖か、自力で回復できないレベル3(重症)です。口から飲み込めないときは、グルカゴンがあれば家族が1mgを注射し、すぐに主治医へ連絡して医療機関へ運ぶよう学会は示しています。まわりの人に助けを求めてください。
    • 糖尿病で管理中に250を超える状態が続くとき: 主治医から受けている指示に従ってください。嘔吐や高熱で食事も水分もとれないなど体調が悪いときは、シックデイとして早めに連絡して受診します。
    • 糖尿病の診断がなく高めに出たとき: 家庭用の血糖測定器の値だけで糖尿病と診断することはありません。同じ時点で数日高い値が続くなら、医療機関で空腹時血糖とHbA1cを調べてもらい、結果は糖尿病リスク計算機で診断基準の範囲と照らせます。症状とともに200以上が出たら、待たずに受診してください。

    国によって違う血糖の目標

    機関食前・空腹時の目標食後の目標HbA1cの目標
    日本糖尿病学会 JDS(日本)空腹時 130未満食後2時間 180未満7.0%未満(合併症予防の目標)
    大韓糖尿病学会(韓国)80〜130食後2時間 180未満6.5%未満(2型)
    米国糖尿病学会 ADA80〜130食事開始の1〜2時間後のピーク 180未満7.0%未満
    インドネシア PERKENI80〜130食後1〜2時間 180未満7%未満または個別
    スペイン redGDPS空腹時 80〜130180未満6.5%未満(罹病期間が短く低血糖リスクが低いとき)、7〜8%

    血糖の数字はほぼ同じで、違いが出るのはHbA1cの目標です。日本とアメリカは7.0%未満を合併症予防の目標に置き、韓国は2型糖尿病の一般的な目標を6.5%未満としています。日本は空腹時の目標を「130未満」と上限だけで示し、アメリカやスペインなどは「80〜130」と下限も添えて示す違いもあります。このツールの日本語版は日本糖尿病学会の基準を使い、英語・スペイン語・インドネシア語版は、それぞれの国の基準を使います。

    間違えやすい点

    • 食事が終わった時から2時間を数える: 最初のひと口から数えます。遅く測るほど値が低く出て、食後血糖を実際より低く読んでしまいます。
    • 75g糖負荷試験の基準を普通の食事のあとの値にそのまま使う: 糖負荷試験の2時間値140・200は、ブドウ糖75gを飲んだあとの値です。量も構成も違う普通の食事のあとの値とは条件が同じではありません。そのためツールは、食後140以上を「高め」とだけ言い、耐糖能異常とは呼びません。
    • 1回高く出た値で結論を出す: 測定器の許容誤差とその日の食事を考えると、同じ時点を数日測ってから判断すべきです。
    • mmol/Lの値をmg/dLとして読む: 5.4mmol/Lは97mg/dLです。ツールはmg/dLの欄に小数が入るとエラーでお知らせし、単位をmmol/Lに切り替えると、その文字をそのまま読み直します。
    • 糖尿病で管理中なのに、糖尿病でない人の空腹時基準を目標にする: 血糖を下げすぎると低血糖のリスクが高まります。目標は主治医と決めた数字に従います。

    限界と注意

    • 成人向けの基準です。妊娠中(妊娠糖尿病を含む)は目標がさらに低く、小児や高齢者は医師が別に定めるので、このツールの基準をそのまま使わないでください。
    • 判定は診断ではありません。糖尿病の診断は、検査室の空腹時血糖・糖負荷試験・HbA1cと再検査にもとづいて医師が行います。
    • 持続血糖測定器(CGM)の14日間の「目標範囲内時間」は、1日数回の指先測定とは別の指標です。ツールの「範囲内の個数」は、入れた値の個数にすぎません。
    • 血糖値はリンクをコピーするときにアドレスの#より後ろにだけ入り、サーバーへは送られず、このブラウザにも保存しません。

    基準日 血糖の基準と出典は2026-10-19に確認しました。

    出典

    よくある質問

    食後2時間血糖は、いつから数えますか。

    食事の最初のひと口を食べた時から2時間後に測ります。食事が終わった時から数えると測るのが遅くなり、値が低く出ます。米国糖尿病学会(ADA)は食事開始の1〜2時間後を食後の測定時点としているので、1時間で測った値も食後の欄に入れて、同じ基準で見られます。

    空腹時血糖の正常値はいくつですか。

    日本糖尿病学会の分類では、8時間以上食べずに測った空腹時血糖が110mg/dL未満なら正常型、110〜125は境界型の範囲、126以上は糖尿病型です。診断は検査室で静脈血を測り、別の日に確認して医師が行うので、自宅で測った値は検査を受けるかどうかを決める参考にしてください。

    糖尿病でないのに食後2時間血糖が150だと、糖尿病ですか。

    その値ひとつではわかりません。糖尿病でない人の血糖値は食後でも140をほとんど超えないので150は高い側ですが、血糖測定器は±15%の誤差を認めており、その日の食事でも変わります。同じ時点で数日高い値が続くなら、医療機関で空腹時血糖とHbA1cを調べてもらってください。のどの渇き・多尿・体重減少とともに200以上なら、すぐ受診してください。

    糖尿病の人の血糖コントロールの目標はいくつですか。

    日本糖尿病学会は、合併症予防のためHbA1c 7.0%未満を目標とし、対応する血糖値のおおよその目安を空腹時130mg/dL未満、食後2時間180mg/dL未満としています。HbA1cは、血糖正常化を目指すなら6.0%未満、治療強化が難しいなら8.0%未満と、状況で分けます。主治医が決めた目標があれば、その数字に従ってください。

    低血糖は、いくつからですか。

    国際的な分類では、70mg/dL未満がレベル1(注意が必要な低血糖)、54mg/dL未満がレベル2(臨床的に明らかな低血糖)で、ほかの人の助けがないと回復できない状態がレベル3です。日本糖尿病学会の「低血糖時の対応」は、ブドウ糖10g、またはブドウ糖を含む飲料150〜200mLをとり、約15分後も続くなら同じ量をもう一度とるよう示しています。

    就寝前の血糖はいくつが適当ですか。

    日本糖尿病学会の合併症予防の目安(空腹時・食後2時間)には就寝前の値がありません。このツールは糖尿病で管理中のとき、持続血糖測定の国際合意にある1日の目標範囲70〜180mg/dLで判定します。夜間の低血糖が心配な場合は、主治医に就寝前の目標と補食について相談してください。

    血糖測定器の値が病院の検査と違うのはなぜですか。

    家庭用の測定器は指先の毛細血管の血液で測り、国際規格ISO 15197:2013も、測定値の95%が100mg/dL未満では±15mg/dL以内、100以上では±15%以内であれば合格とします。140付近なら、同じ血液でも119〜161と出ることがあるので、境界付近の1つの値で結論を出さないでください。

    mmol/Lの血糖値をmg/dLに換算するには、どうしますか。

    mmol/Lの値に18を掛けるとmg/dLです(正確には18.016)。逆に100mg/dLは5.6mmol/L、140mg/dLは7.8mmol/L、180mg/dLは10.0mmol/Lです。ツールで単位をmmol/Lにすると、入れた値を公式のmmol/L境界ですぐ判定します。