例の4製品(マルチビタミン・オメガ3・ビタミンD・乳酸菌)は、1か月3,768円、1年45,219円かかります
サプリメントの値段は、ボトル1個の価格よりも1日あたりいくらかかるかで見ると比べやすくなります。90錠入りのマルチビタミン1,980円は、1日1錠なら1日22円です。120カプセル入りのオメガ3は2,980円で、1日2カプセル飲むと1日50円になります。ボトルの価格差は1,000円ですが、1か月の費用では669円と1,511円で、差は842円に広がります。上の計算ツールにある例の4製品をすべて足すと、1日124円、1か月3,768円、1年45,219円です。
このツールで調べられることは2つあります。手持ちのサプリの合計では、いま飲んでいるサプリをすべて入力して、1か月と1年の費用、製品ごとの割合、今後12か月のあいだにいつ新しいボトルが必要になるかがわかります。製品を比較では、同じ成分の候補を並べて、どれが安く飲めるかを順位にします。1カプセル(1錠)あたりの含有量を入れると、「1か月が安い製品」ではなく「同じ量の成分をいちばん安く摂れる製品」が見つかります。
なぜ1か月の費用で計算するのか
- ボトルの価格だけでは、毎月の支出が見えません。ボトルごとに内容量も1日に飲む量も違うため、高いボトルが長持ちして、安いボトルがすぐなくなることがよくあります。ドラッグストアやネット通販の値札は1個の価格しか示さないので、1か月でいくらになるかは自分で割り算しないとわかりません。
- 複数のサプリを飲むと、新しいボトルを買う時期がばらばらになります。60日分、90日分、180日分が混ざると、月によって購入が集中します。新ボトルカレンダーは、ボトルごとに飲み終わる日をつないで、12か月で何本買うか、ボトル代がいくらになるかを表示します。
- 同じ成分を重ねて買っているかもしれません。厚生労働省の「健康食品の正しい利用法」には、「いくつもの製品を同時に摂取しない」という項目があり、「一度に多種類の健康食品を摂取することは、健康被害の可能性を高め、被害の原因究明も困難にします」と書かれています。米国国立衛生研究所の栄養補助食品部門(NIH ODS)も、「Taking more than you need costs more and might also raise your risk of side effects」(必要以上に摂ると、費用がかさみ、副作用のリスクも高まるおそれがある)と述べています。まず一覧にして費用を見ることが、重複を見つける第一歩です。
- コスパは含有量で考える必要があります。1カプセルに入っている成分の量が違えば、1か月の費用が安い製品は成分も少ないだけかもしれません。製品比較モードでは、含有量1,000 mg(1,000 IU、100 µg、100億CFU)あたりの価格を出して、この差を見えるようにします。
使い方
- 表示する内容を選びます。いま飲んでいるサプリの総額を知りたいときは「手持ちのサプリの合計」、買う製品を選んでいるときは「製品を比較」です。
- カードごとに価格と内容量を入力します。価格は実際に支払った金額です。セール価格やクーポン、送料を含めるかどうかは、すべての製品で同じ基準にそろえてください。内容量はボトル全体の錠・カプセル・包・個・mL・gの数です。3本セットなら、価格も3本ぶん、内容量も3本を合わせた数を入れます。
- 飲み方を入力します。パッケージに「1日1回、1回2カプセル」とあれば、1回の量が2、1日の回数が1です。週末は休むなら「週5日」、1日おきなら「1日おき」を選びます。
- 合計モードでは、新しいボトルを開ける日を確認します。初期値は今日です。使いかけのボトルがあるときは、そのボトルを開けた日に変えると、次の新ボトルの日付が合います。
- 比較モードでは、1カプセル(1錠)あたりの含有量を入力します。オメガ3なら、栄養成分表示のEPAとDHAを足した量を入れます(機能性表示食品は「機能性関与成分」の欄を見ます)。すべての製品を同じ単位で入れると、含有量あたりの価格で順位が出ます。
- 結果を残します。「結果をコピー」は文章で、「Excelで保存」は製品別の表で、「リンクをコピー」はいまの一覧をもう一度開くアドレスで残せます。「このブラウザに保存」をオンにすると、次に開いたときも一覧がそのまま残ります。
計算方法
すべての値は「1日に飲む量」から出発します。週5日や1日おきのように毎日飲まないときは、1週間に飲む量を7で割った平均を使います。1か月は、1年365日を12で割った約30.4日として数えます。そのため、1か月の費用に12を掛けると、1年の費用と一致します。
| 値 | 計算 | 例: オメガ3 120カプセル 2,980円、1日2カプセル |
|---|---|---|
| 1日に飲む量 | 1回の量 × 1日の回数 × 週に飲む日数 ÷ 7 | 2 × 1 × 7 ÷ 7 = 2カプセル |
| 1単位あたりの価格 | 価格 ÷ 内容量 | 2,980 ÷ 120 = 24.83…円(画面では24.8円) |
| 1日の費用 | 1単位あたりの価格 × 1日に飲む量 | 24.83… × 2 = 50円 |
| 1か月の費用 | 1日の費用 × 365 ÷ 12 | 1,511円 |
| 1年の費用 | 1日の費用 × 365 | 18,128円 |
| 1ボトルの日数 | 内容量 ÷ 1日に飲む量 | 120 ÷ 2 = 60日分 |
| k本目の新ボトル | 新ボトルを開けた日 + ⌊k × 1ボトルの日数⌋日 | 10月18日に開けると12月17日 |
| 含有量あたりの価格 | 価格 ÷ (内容量 × 1単位の含有量) × 基準量 | EPA+DHA 300 mgの90カプセル1,980円なら、1,000 mgあたり73.3円 |
画面の金額は1円未満を四捨五入して表示し、1単位あたりの価格のように100円未満の値は小数第1位まで表示します。合計は、製品ごとに四捨五入した金額を足した値なので、製品別の金額を足すと合計とぴったり一致します。1ボトルの日数が小数になるとき(たとえば100錠を1日3錠ずつなら33.3日)は、余った量を次のボトルに続けて飲むものとして、1日分に足りなくなる日を新ボトルの日にします。
含有量の基準量は単位ごとに違います。mgは1,000 mg、µgは100 µg、IUは1,000 IU、gは10 g、乳酸菌は100億CFUです。同じ成分でも、パッケージの表示がIUとµgで分かれている製品は、単位をそろえてから比較してください。
例の4製品で見る1か月・1年の費用と新ボトルの日付
上の計算ツールの最初の画面と同じ値です。新しいボトルを開ける日は2026年10月18日としました。価格は計算の流れを示すための例ですので、実際に買った金額に入れ替えてください。
| 製品 | 価格・内容量 | 飲み方 | 1日 | 1か月 | 1年 | 1ボトル | 12か月のボトル数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マルチビタミン | 1,980円・90錠 | 1日1錠 | 22円 | 669円 | 8,030円 | 90日分 | 5本 |
| オメガ3 | 2,980円・120カプセル | 1日2カプセル | 50円 | 1,511円 | 18,128円 | 60日分 | 7本 |
| ビタミンD | 980円・90錠 | 1日1錠 | 11円 | 331円 | 3,974円 | 90日分 | 5本 |
| 乳酸菌 | 2,480円・60カプセル | 1日1カプセル | 41円 | 1,257円 | 15,087円 | 60日分 | 7本 |
| 合計 | 124円 | 3,768円 | 45,219円 | 24本 |
1か月の費用でいちばん大きな割合を占めるのはオメガ3(40%)で、最初に新しいボトルが必要になるのは、オメガ3と乳酸菌が同時になくなる2026年12月17日です。12か月のあいだに開けるボトルは、最初に開けるぶんを含めて24本、ボトル代は53,020円になります。平均で割った1年の費用45,219円より7,801円多いのは、12か月目に開けた最後のボトルが、飲み切らないまま1年が終わるからです。実際の支払い計画を立てるときはボトル代、年ごとの出費を比べるときは平均の1年の費用を見てください。
コスパは「含有量あたりの価格」で比べます
同じオメガ3でも、1カプセルに入っているEPAとDHAの量は製品ごとに違います。下の表は、計算ツールで「製品を比較」を選んで入力例を押すと出てくる3製品で、パッケージのとおりに飲むものとして入力しています。
| 製品 | 価格・内容量 | 1カプセルのEPA+DHA | 飲み方 | 1か月 | 1日の含有量 | 1,000 mgあたり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オメガ3 A | 1,980円・90カプセル | 300 mg | 1日1カプセル | 669円 | 300 mg | 73.3円 |
| オメガ3 B | 2,480円・60カプセル | 450 mg | 1日1カプセル | 1,257円 | 450 mg | 91.9円 |
| オメガ3 C | 2,980円・180カプセル | 250 mg | 1日2カプセル | 1,007円 | 500 mg | 66.2円 |
1か月の費用だけを見るとAが669円でいちばん安いのですが、Aが1日にくれるのは300 mgだけです。含有量1,000 mgあたりの価格は、Cが66.2円でいちばん安く、A(73.3円)はCより11%、B(91.9円)は39%高くなります。Aを1日500 mgに合わせて飲む量を増やすと、1か月の費用は約1,115円になり、Cの1,007円より高くなります。このように成分の量をそろえて見ないと、「安い製品」は単に成分が少ない製品だった、ということが起こります。
含有量あたりの価格は、同じ成分どうしでのみ意味があります。マグネシウム1,000 mgとビタミンC 1,000 mgの価格は、比べる対象ではありません。吸収率や原料の形(たとえばオメガ3のrTGとEE)、ほかの成分の違いも、この数字には含まれていません。
飲む回数と日数で変わる費用
60カプセル1,800円(1カプセル30円)の製品1つについて、飲み方だけを変えて計算しました。同じボトルでも、1日3回飲むと20日でなくなり、1日おきなら4か月もちます。
| 飲み方 | 1日の平均 | 1か月 | 1年 | 1ボトル | 12か月のボトル数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1カプセル、1日1回、毎日 | 30円 | 913円 | 10,950円 | 60日分 | 7本 |
| 1カプセル、1日2回、毎日 | 60円 | 1,825円 | 21,900円 | 30日分 | 13本 |
| 1カプセル、1日3回、毎日 | 90円 | 2,738円 | 32,850円 | 20日分 | 19本 |
| 1カプセル、1日1回、週5日 | 21円 | 652円 | 7,821円 | 84日分 | 5本 |
| 1カプセル、1日1回、1日おき | 15円 | 456円 | 5,475円 | 120日分 | 4本 |
| 1カプセル、1日1回、週3日 | 13円 | 391円 | 4,693円 | 140日分 | 3本 |
週5日・1日おき・週3日は、1週間の平均で割った値です。実際にどの曜日に飲むかによって、新ボトルの日付が1~2日ずれることがあります。
サプリの費用を抑える順序
- まず、同じ成分が重なっていないかを見ます。マルチビタミンにビタミンDや亜鉛がすでに入っているのに、単体のサプリも飲んでいると、費用だけでなく1日の摂取量も重なります。パッケージの「栄養成分表示」で、原料と含有量を照らし合わせてください。NIH ODSは、食品メーカーがシリアルや飲料にビタミン・ミネラルを添加していることがあり、思っているより多く摂っている場合があるとも伝えています(原文: 「more might not be better」)。
- 大容量は、1単位あたりの価格と飲み切る日を合わせて見ます。1単位が安くても、新ボトルの日付が賞味期限より先になると、残りを捨てることになります。カードの「○日分」と、ボトルに印字された賞味期限を比べてください。
- 候補の製品は、含有量あたりの価格で選びます。1か月の費用が安い製品の含有量も少ないかを確かめてから選べば、同じお金で必要な量を満たせます。
- セール・定期便・まとめ買いの価格は、同じ基準で入力します。1つの製品だけクーポン価格で入れ、ほかを定価で入れると、順位が逆転します。
入力でよくある間違い
- 内容量にボトルの本数を入れる: 「内容量」は、ボトル全体の錠・カプセルの数です。2本セットの「2」を入れると、1錠の価格が数千円になってしまいます。
- 「1日2回、1回2錠」を、1回2錠・1日1回で入れる: 1日に飲む量が半分で計算されるため、1か月の費用が半分になり、新ボトルの日付は2倍遅くなります。
- 液体・粉末の単位を混ぜる: 内容量をmLで入れたなら、1回の量もmLで入れる必要があります。1回の量が内容量より大きいときは、ツールが単位の確認を促します。
- 含有量の単位が製品ごとに違う: 1つはIU、もう1つはµgという場合は、含有量あたりの順位を出せないので、1か月の費用で比較します。パッケージに両方の単位が書かれていれば、同じ側をそろえて入れてください。
- 飲まない日を除いていない: 週末に休むのに「毎日」のままだと、1か月の費用が7 ÷ 5 = 1.4倍に膨らみます。
限界と注意
- このツールは、価格と飲む量をお金に換算するだけで、どのサプリが必要か、どれだけ飲んでよいかは判断しません。厚生労働省は「病気等により身体に不安を抱えている方は、事前に摂取の可否等について医療機関に相談してください」と案内しています。妊娠中の方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、費用よりも先に医師や薬剤師に相談してください。同じ資料には「たくさん摂ればよいというものではない」とあり、「食品でも過剰摂取すれば有害作用が生じます」とも書かれています。
- 含有量あたりの価格は、パッケージに書かれた含有量をそのまま信じて計算します。吸収率、原料の形、ほかの成分の違い、品質は反映していません。
- 週n日・1日おきは平均で計算するので、実際の新ボトルの日付と1~2日ずれることがあります。新ボトルカレンダーは、すべての製品を同じ日に開けたものとして数えます。
- 価格は入力した金額のまま計算します。セール・ポイント還元・送料の影響は、入力した分だけ反映されます。
- 一覧は、「このブラウザに保存」をオンにしたときだけこの端末のブラウザに残り、サーバーには送られません。リンクをコピーすると、サプリの名前と値がアドレスの#より後ろに入るので、共有するときはご注意ください。
基準日: 出典の内容は、2026年10月18日に原文で確認しました。本文と計算ツールの金額は、すべて例です。
出典
- 01厚生労働省 医薬食品局食品安全部「健康食品の正しい利用法」「いくつもの製品を同時に摂取しない」「たくさん摂ればよいというものではない」の項目
- 02厚生労働省「いわゆる「健康食品」のホームページ」病気等で身体に不安のある方は、事前に摂取の可否を医療機関に相談する
- 03NIH Office of Dietary Supplements — Dietary Supplements: What You Need to Know必要以上に摂ると費用がかさみ副作用のリスクも高まりうる、強化食品により思ったより多く摂ることがある(2023年1月4日更新)
よくある質問
サプリの1か月の費用はどう計算しますか?
価格 ÷ 内容量で出した1単位あたりの価格に、1日に飲む量を掛けて1日の費用を出し、365 ÷ 12(約30.4日)を掛けます。120カプセル入り2,980円のオメガ3を1日2カプセル飲むと、1カプセルは約24.8円、1日50円、1か月1,511円、1年18,128円です。
複数のサプリを飲んでいるとき、1か月の合計を一度に確認できますか?
「手持ちのサプリの合計」に最大8個まで入力すると、1か月・1日・1年の合計と製品ごとの割合が表示されます。例のマルチビタミン・オメガ3・ビタミンD・乳酸菌の4つは、1日124円、1か月3,768円、1年45,219円で、最も大きい割合はオメガ3(40%)です。
サプリのコスパはどう比べればよいですか?
「製品を比較」で、同じ成分の製品の1カプセル(1錠)あたりの含有量を同じ単位ですべて入れると、含有量1,000 mgあたりの価格で順位が出ます。例のオメガ3の3製品は、1か月の費用ではA(669円)がいちばん安いものの、1,000 mgあたりの価格はCが66.2円で最も安く、Aは73.3円です。
オメガ3の含有量には何を入れればよいですか?
パッケージの栄養成分表示に書かれたEPAとDHAを足した量を、1カプセルあたりで入力します。カプセル全体の重さ(たとえば1,000 mg)を入れると、実際の成分量とずれて、順位が狂うことがあります。
1日おきや週5日で飲む場合、費用はどう計算されますか?
1週間に飲む量を7で割った1日の平均で計算します。60カプセル1,800円の製品を毎日1カプセルずつ飲むと、1か月913円で60日分です。週5日なら652円で84日分、1日おきなら456円で120日分になります。
新しいボトルが必要な日はどう決まりますか?
新ボトルを開ける日に、1ボトルの日数(内容量 ÷ 1日に飲む量)を足します。10月18日に60日分のボトルを開けたなら、12月17日に新しいボトルが必要です。日数が小数のときは、余りを次のボトルに続けて飲むものとして、1日分に足りなくなる日を新ボトルの日にします。使いかけのボトルがある場合は、そのボトルを開けた日に変えてください。
12か月のボトル代と1年の費用が違うのはなぜですか?
1年の費用は1日の費用 × 365で出した平均で、12か月のボトル代は、その期間に開けるボトルをすべて買った金額です。12か月目に開けたボトルは飲み切る前に期間が終わるため、ボトル代のほうが大きくなります。例の4製品は、1年の費用が45,219円、12か月のボトル代が53,020円(24本)です。
入力したサプリの一覧はどこに保存されますか?
「このブラウザに保存」をオンにしたときだけ、この端末のブラウザに保存され、サーバーには送られません。「リンクをコピー」を押すと、一覧がアドレスの#より後ろに入ります。以前の計算ツールで保存した比較一覧がこのブラウザに残っていると、画面の上に読み込み欄が表示されます。